そわか|定年1年前に退職します

人生の残りの時間を考えたら、働いている場合じゃないと気がついて、早期退職を決意。無事に…

そわか|定年1年前に退職します

人生の残りの時間を考えたら、働いている場合じゃないと気がついて、早期退職を決意。無事に円満退職できますように! 投稿の見出し画像は自分で撮りためた写真です。ほぼ内容と関連がありません。

最近の記事

過去の思い出(その1)

入社当時を振り返ると10年前、私がこの会社にパートとして入社した時には、前任の総務の人が辞めた後でした。当時は総務は正社員1名だったのですが、その前任があまりにも仕事ができないので、入社半年経ったところで退職勧奨をしたら、引継ぎもせずに辞めてしまったのだそうです。そこに事情を知らずにのこのこ入ってしまったのが私。 前任者がいない状態から始まったので、最初はすべてが手探り状態でしたが、入社5年目ぐらいの女性が親切に面倒を見てくれて、なんとかかんとか仕事を覚えた49歳でした。

    • 間一髪で脱出

      3割が高ストレス労働者が自身のメンタルヘルスの状態を知って、メンタル不調を未然に防ぐことと、職場環境の改善につなげることを目的に、50人以上の事業場で実施が義務化されている「ストレスチェック制度」。私の職場の従業員は50人未満ですが、毎年実施してきました。 社内の衛生委員である私は、ストレスチェックの実施者(産業カウンセラー)からその結果を報告される立場にあります。今年の結果が急に悪化したことに驚いた担当のカウンセラーが、速報値を送ってきました。これまでは全体で1名いるかい

      • 入社初日

        大丈夫な予感ついに私の後任Tさんが入社しました。まずはオリエンテーションを行います。社内のルール説明をしても、特に引っ掛かるところはないようで、するすると進みます。髪はグレージュでネイルもしていますが、私の話は頷きながら落ち着いて聞いてくれます。受け答えには、テンパッているとか、拘りが強いといった人格的な不自然さは感じられません。ほっとしました。 新入社員が入った日には、部署の人間がランチに連れていく慣例がありますので、私ともう一人の総務の3人で近くのレストランに食べに行き

        • 学歴との相関

          経験から感じることこんなことを書くと、学歴だけが人を判断する基準ではない!と不愉快に感じる方もいるかもしれませんが、物事を理解して実行する能力は、学歴に応じるところがあります。もちろん個人差はありますし、学歴以前の人格に問題がある人もいますけれど、これまで多くの人の学歴と入社後の活躍を見てきた私の経験では、偏差値50以上の大卒であれば普通に仕事ができる人が多いという印象です。 これまで総務に限って言えば、私の前にも後にも高学歴の人はいませんでした。よくて短大卒。下手をすれば

          取り越し苦労であってほしい

          PCを譲る前の準備私の後任の人が入社したら、私が今使っているパソコンをそのまま使ってもらうことにしています。なぜなら、インターネットバンキングの電子証明書がインストールされているから。銀行の電子証明書を別のパソコンに移すのは、それほど難しくはないかもしれませんが、私のパソコンは画像や動画もいじれるように、ちょっと高めのスペックにしているので、これを後任に使ってもらうのが経済的だという理由もあります。 余計なファイルは削除しているつもりですが、いざ他の人が初期化もせずに使うと

          取り越し苦労であってほしい

          退職情報を解禁

          社内告知メール私が退職することを知っていたのはトップの他には、私が退職願を出す前に話をしたもう1人の総務。そしてトップが直接話をした上の方のポストにいる2人だけでした。総務の人材を募集しているらしいことは、私が人材会社と電話で話をしていたり、面接に人が訪れたりしていたので、薄々スタッフも気づいていたと思いますが、それが私の後任選びであることは伏せられていました。 けれど、9月にTさんが入社して引継ぎが始まれば、否が応でも私が退職することは周囲に分かります。私の職場では、退職

          内定承諾

          意思確認前なの?面接をして即座に内定を出した3人目の候補者Tさん。トップは決まった決まったと喜んでいたので、てっきりもう面接の中で「うちに来てくれますか?」「はい、是非」みたいなやり取りがあったのだろうと想像していました。「月曜日(に面接予定)の方はお断りしますか?」私は翌週に予定されていた4人目の候補者との約束をキャンセルするか?とトップに聞いたところ、「そうだね」という返事。 そこで、もうその先の面接の予定はすべてキャンセル。求人票も非公開にしました。あとは内定承諾の返

          地域コミュニティへの参加

          お祭りの手伝い私が住んでいる地域の氏神様のお祭りは9月にあります。この週末がちょうどそのお祭りの期間です。開発予定地なので徐々に転出する住民が多くなり、残った住民も高齢化していて、町内会の運営はだいぶ厳しい状況のようです。それでも誰かが神輿や山車を出さなくてはなりません。 それだけでも大変なのに、”縁日”も開催します。町内会主催で、焼きそばや焼き鳥などの食べものや子供向けのかき氷やゲームコーナーといった屋台が、通行止めにした道路に並びます。我が家の子供たちが小さい頃は、毎年

          地域コミュニティへの参加

          採用面接

          システム相手に中規模の専門職特化型の人材紹介だと、こちらの状況を理解している担当エージェントに、求める人材のイメージを伝えれば条件に合った人を紹介してくれるようなところもあります。片や、大手人材会社には求人から採用まで一連の流れを管理するシステムが整っています。求人情報や候補者の履歴、エージェントへの連絡や日程調整なども、すべて同じシステム内で管理できるようになっています。 これが便利なようでいて、案外面倒だったりします。求人票は項目ごとにしっかり書かなければなりませんし、

          おとなの慰労会

          元管理職昨年辞めてしまった管理職のひとりYさんに、退職願を出すことを告げていました。ダメなトップに代わって、事実上このYさんが組織を支えていたと言ってもいいと思っています。専門知識は誰よりも持っていて、部下に対する目配りもよくできて、営業もできるものだから、顧客もたくさん付いていました。もし仮にYさんがまだ会社にいたら、私は辞めることはなかったかもしれないと思う人物です。 Yさんは独立して事務所を立ち上げて忙しそうでしたが、私が辞めることにしたと聞いて、飲みに誘ってくれまし

          大手エージェントの実力

          お金を払って人を採る私が入社してからは、総務の欠員はほぼずっとリファラル採用でした。かくいうもう一人の総務も、私が独身時代に勤めていた職場の先輩ですし、その前にいたパートさんも私がPTAの活動で知り合った人たちでした。私の後任に採用する人のイメージは、がっつり正社員として働いてくれる若い女性(といっても30代か40代ぐらい)の想定なので、さすがにもう私の知り合いでは賄えません。 4月から無料サイトに求人広告を出していましたが、さっぱり人が集まらないので、いよいよ人材紹介会社

          ついに退職願を提出

          天赦で大安で一粒万倍の日に遂に退職願を出そうと決めた日がやってきました。直属の上司であるトップは、何時に出社するのかも分からないし、日中も気がつけば部屋から消えているということもしばしば。タイミングよく渡せることを祈りながら出社すると、その日は朝からトップは来ていました。よし!昼ごはんを食べた後あたり、お腹が満たされて人が穏やかな気持ちになる時間を見計らって、トップの部屋をノックしました。 「総務の採用が一向に進まない中、大変心苦しいのですが、私、そろそろこちらを卒業させて

          退職願を出す前に

          事前予告総務として社員の退職願を幾度となく受け取ってきた私が、自分の退職願を書いていることがなんだか可笑しくて、少し口角を上げながら自宅で退職願をしたためました。来るべきその日に間違いなく提出できるよう、それを会社のデスクに忍ばせながら思いました。「事前にもう一人の総務に伝えておくのが礼儀だろう」と。Xデーの1週間前に彼女を会議室に呼びだして、私の決意を伝えました。 彼女は私よりもいくつか年上で、既に定年を過ぎています。嘱託社員として有期で契約しているのは知っていましたが、

          一足先に始めた求人

          均衡が破れる今年の4月、トップが総務のパートの方を解雇しました。傍から見ても不愉快な切り方でした。2人の管理職が辞める時に顧客を持って出ていったために、収益が落ちたのは分かりますが、パートの方にだって生活があります。まるで職員を駒の如く扱い、自分の都合だけを優先させるトップの態度に呆れたものです。その方を含めて3人で回していた総務は、正社員2人に減りましたが、以前から退職を薄々考えていた私は、これを体制を動かすチャンスと捉えました。 求人広告総務はいずれもアラカン(arou

          自分と向き合う場

          退職願を出すにあたり、自分の意志を固めることができたのは、ノートとの対話があったからだと思っています。 私の立ち位置今の仕事が嫌いかと問われれば、全くそんなことはなく、むしろとても恵まれた環境にあると思っています。トップの要求に応える秘書的な業務も行うし、社員の福利厚生的な部分をカバーする役割も果たしているので、どの部署でも顔が利く立場です。専業主婦時代には味わえなかった自己有用感があり、毎日仕事に行くのが楽しみで仕方がないという時期もありました。 給与や立地も良いことか

          今が辞める時だ

          職場に見切りをつけた訳そもそもトップの人柄に問題がある組織でした。それでも、2人の管理職がしっかりスタッフを見ていたので、それなりに回っていたし業績も良かったのですが、昨年、その管理職が2人とも辞めてしまいました。これは衝撃でした。大きな転換期の訪れです。社内はリーダーを失った烏合の衆の様相となりました。 集団というのは面白いもので、強いリーダーを失っても、これまでそれほど目立つ存在でなかった人が頭角を現わしたり、なだらかなヒエラルキーに変化したりして、なんとか前に進んでい