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今が辞める時だ

職場に見切りをつけた訳

そもそもトップの人柄に問題がある組織でした。それでも、2人の管理職がしっかりスタッフを見ていたので、それなりに回っていたし業績も良かったのですが、昨年、その管理職が2人とも辞めてしまいました。これは衝撃でした。大きな転換期の訪れです。社内はリーダーを失った烏合の衆の様相となりました。

集団というのは面白いもので、強いリーダーを失っても、これまでそれほど目立つ存在でなかった人が頭角を現わしたり、なだらかなヒエラルキーに変化したりして、なんとか前に進んでいきます。でも、それまで暴走を抑えてきた管理職がいなくなり、前にも増してトップの負の部分が目に付くようになると、徐々に私の気持ちは仕事から離れていきました。

あと10年もない

春に下の娘が大学を卒業して、保護者の役割を終えました。今年の10月でちょうど勤続10年になります。人間ドックの結果、数値がよくない項目が増えました。ひとり暮らしの母が90歳になりました。ひとつひとつは直接退職に繋がるような出来事ではありませんが、自分がこれから先何年自由に動けるだろうかと考えるきっかけになった要因です。

病気や事故にでも合わない限り、寿命はあと30年あるかもしれません。でも元気に体を動かせるのはきっとあと10年ほど。現実的には数年以内に母は私の世話を必要とするようになるでしょう。自由に旅行へ行ったり、自分のための習い事ができるのは、今しかない!そう思ったら、先行き不透明な職場で時間を費やすことが無駄にしか思えなくなりました。

7月29日が「天赦日」と「一粒万倍日」と「大安」が重なる、年に数回しか訪れない最強開運日と聞いて、この日に退職願いを出そうと決めたのが7月の頭。本当に自分は仕事を辞めたいのか。なぜ辞めるのか。辞めて何をするのか。トップにどう伝えるのか。毎朝ノートに書きなぐる日々がスタートしました。


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