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自分と向き合う場

退職願を出すにあたり、自分の意志を固めることができたのは、ノートとの対話があったからだと思っています。

私の立ち位置

今の仕事が嫌いかと問われれば、全くそんなことはなく、むしろとても恵まれた環境にあると思っています。トップの要求に応える秘書的な業務も行うし、社員の福利厚生的な部分をカバーする役割も果たしているので、どの部署でも顔が利く立場です。専業主婦時代には味わえなかった自己有用感があり、毎日仕事に行くのが楽しみで仕方がないという時期もありました。

給与や立地も良いことから、私がもう少し若かったとしても、同じ条件で再就職するのは難しいことでしょう。こんな待遇のいい職場を辞めてしまって、本当に後悔しないのか。自分の気持ちを確かめるために用いたのが、朝のノートでした。

モーニングノート

ノート術にドはまりした時期があって、ノート術や手帳術と謳った類の本を50冊以上読んだことがあります。(そういった本の話も追々書きたいと思っています。)なので、以前から実践していたことではありますが、今回の退職について考えるためにも、ノートを使うことにしました。

モーニングページとかジャーナリングとかブレインダンプなど、いろいろな呼ばれ方をしますが、基本的には同じことを指しています。頭の中に浮かんだことをひたすらノートに書きだす作業です。ご存知ない方からしたら、なんだそんなこと?と思われるかもしれませんが、思考の整理にはこれが最も有効だと感じます。

毎朝、起きてすぐにベッドの脇の小さなデスクでノートを開き、思いつくままに言葉を紡いでいきます。私は書くのがあまり早くないので、B4のノート1ページ書くのに30分ほど掛かってしまいますが、これをやると、もやっとしていた気持ちがはっきりと目の前に現れて、自分で意識していなかった潜在的な想いまでも、するすると引き出されるような、そんな感覚になります。

3週間にわたり毎朝書き続けて、退職届を出すことを決めました。




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