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ついに退職願を提出

天赦で大安で一粒万倍の日に

遂に退職願を出そうと決めた日がやってきました。直属の上司であるトップは、何時に出社するのかも分からないし、日中も気がつけば部屋から消えているということもしばしば。タイミングよく渡せることを祈りながら出社すると、その日は朝からトップは来ていました。よし!昼ごはんを食べた後あたり、お腹が満たされて人が穏やかな気持ちになる時間を見計らって、トップの部屋をノックしました。

「総務の採用が一向に進まない中、大変心苦しいのですが、私、そろそろこちらを卒業させていただきたいと思います。」何度も頭の中でシミュレーションした台詞で始めました。

ちょうど勤続10年の節目であること。保護者の役割を終えたこと。体が動くうちにやりたいことを始めたいこと。母が高齢であることなどを、終始笑顔で淀みなく話しました。あくまでも貴方のことが嫌いとかいう理由ではなく、自分のセカンドライフのためにというスタンスで。トップは私のことを大変気に入っていたので、私が辞めると聞いて無論驚いていましたし、とても残念そうでしたが、元々が負けず嫌いのやせ我慢タイプなので、残ることを懇願するようなことはありませんでした。

人材紹介を使いましょう

10月末で辞めることはこれで決まりましたが、それまでに後任を採用して、ある程度育てる必要があります。うかうかしてはいられません。無料の求人サイトではらちが明かないので、総務の募集で初めて人材紹介を使う許可を取り付けました。

専門職を採る時にはほとんど戦力にならなかった大手のエージェントも、総務のような事務職には強いと見込んで、RクルートとPーソルキャリアに依頼しました。求人票の準備は万端に整えてあったので、すぐに募集が始められます。さあ、人は採れるのでしょうか。

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