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地域コミュニティへの参加

お祭りの手伝い

私が住んでいる地域の氏神様のお祭りは9月にあります。この週末がちょうどそのお祭りの期間です。開発予定地なので徐々に転出する住民が多くなり、残った住民も高齢化していて、町内会の運営はだいぶ厳しい状況のようです。それでも誰かが神輿や山車を出さなくてはなりません。

それだけでも大変なのに、”縁日”も開催します。町内会主催で、焼きそばや焼き鳥などの食べものや子供向けのかき氷やゲームコーナーといった屋台が、通行止めにした道路に並びます。我が家の子供たちが小さい頃は、毎年お世話になっていた催しです。PTA時代には私もお手伝いに馳せ参じていました。

今年はいよいよ運営側の人手不足が深刻になったらしく、長らくお手伝いから遠のいていた私にも声が掛かりました。この先無職になって、年を取ったら地域との繋がりも大切になるでしょう。マンション住まいの私も誘ってもらえるのはありがたいことと、久しぶりに縁日のお手伝いをすることにしました。

受け入れられている感覚

33度越えの真夏日。昼過ぎから集合して、14時半スタートに備えます。私の担当は蒸し物でした。想像しただけで、熱中症で倒れそうです。揃いのTシャツとエプロンを受け取って、屋台の場所に行くと既にセッティングは完了していて、私のようなお手伝いは蒸し器にシュウマイを並べたり、蒸し上がったシュウマイをプラ容器にパックするだけ。町内会の皆さんが朝からここまで準備してくれていました。

いざ縁日がスタートすると、地元の人たちのほか、他町会の役員さんや議員さんたちが挨拶にやってきます。普段の生活ではあまり目にしない、自治体同士の繋がりや利害関係のようなものを薄っすらと感じながら、地域の中に自分が受け入れられているという心地よさがありました。

準備から片付けまでずっと立ちっぱなしの5時間。その間、あちこちから飲み物や食べ物の差し入れをいただき、名前も住まいもよく知らないけれど同じTシャツを着た人たちと、笑いながら体を動かして、ヘロヘロに疲れましたが、とても楽しかったです。

仕事を辞めた後の残りの人生はまだまだ長くて、やりたいこともたくさんありますが、ここに住んでいるかぎりは、地域とも関わりを持ち続けていたいなと思います。

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