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【書評】アミ 小さな宇宙人

この作品は、ペドゥリートという9才の少年が自分よりも少しだけ小さな子供の姿をした宇宙人と出会い、地球のあちこちや宇宙の他の星を旅しながら、宇宙人と愛や宇宙の真理について話すお話しです。
その宇宙人の名前は地球の言葉には訳せないから、アミーゴからとってアミと呼ぶことにした。
だって彼はぺドゥリートのお友達なのだから。


感想

僕が真実だと知っていることも、それ以上のことも、たくさんたくさん書いてあった。

夢は別の次元へ行ってこの人生では体験出来ないことを経験したり、繋がりのある魂や守護者と直接会える場所であって、そして過去や未来を見る場所。
聖書に出てくる祖先が何百歳だというのが不自然にはどうしても感じられないこと。
植物や自然は、自ら身を揺らしてひとつの音楽を奏でること。
この星の美しさに感動すること。
神は愛だということ。
皆兄弟のように親しげに振舞ってしまって現実に傷ついてしまう自分のこと。
他人が困っているのに助けられないもどかしさと、自分が困っているのに助けられない不可解さの答え。
僕は視力が悪くてオリオン座さえぼやけてしまうけど、時々ハッキリと見かける赤や緑や青の星のこと。

これが僕の知っていることと、本に納得させられたこと。

閑話、ライオンズゲート

少し話は逸れるけど、先日ライオンズゲートが閉まる前、夢で僕はテストを受けていた。テストのような様相だったけど、あれは単に現状報告のようなものだ。夏休みにどんな活動をしたのかチェックリストで答えているような、そんな点数や優劣のない問診表のような。
そこで僕は教室内を見回ってきた僕たちの指導者に喜んで報告をした。
自分で自分のことを傷つけなくなったんだよ!ほら見て、ま新しい傷がひとつもない!
ってね。
今までの僕は、ずっと苦しんでいたから。たくさん自分を傷つけてしまっていた。
テスト中、しばらく欠席していた子が隣の席に登校してきた。
僕は嬉しくなって、テスト中に騒ぐわけにはいかないから、彼女にそっと握手を求めてその喜びを表現した。
彼女の手はとても白く華奢で、おずおずとしていて愛らしかった。

それから、夢の中で友人とイベントに出かけて遊んでいた。
友人の兄弟が重度のひきこもりで、今日はその兄弟も連れ出したんだと友人は嬉しそうに語っていた。
余程愛していて、また心配をしているんだと伝わってきた。
が、その子は人混みの中で発作をおこしてしまった。
僕はそれをなだめた。
自分が精神疾患の当事者であって良かったと思った。
彼はすぐに正気を取り戻し、深く呼吸をできるようになった。
一連の動作を覚えて、また今度同じことが起こったときに自分で対処できるように。と伝えた。

話を戻そう。


たくさんある宗教は、そのほとんどが同じ真理を語っている。

神様や宇宙のことを。
人は互いにどうあれば良いのかということを。

それは扱い方によって随分と人への影響が異なる。
またこれらを人として人に理解できるように伝えるために、湾曲して伝えられて初めて人らしいままでどうにか理解しようとできるのだと思う。
様々な経典はそのままにありのままを書いているけど、それがそのままでは伝わる人間は少ない。悲しいことにね。

それは誰も悪くないことで、ある意味では仕方の無いこと。と気付くには僕はとっくに成人を過ぎるほど年月が必要だった。

それから

そして音楽やアニメーションや様々なクリエイティブの中には、そういったことが散りばめられている。

そして僕にもまだまだ未熟なことや理解できないことがたくさんある。

今日も空は美しい。

もっとたくさん感情も脳も揺れ動いたはずなのに、こうして思い返して書き連ねていると、とっても少ないことに寂しさを覚える。

ただひとついえるのは、とても温かい気持ちになって、そしてラストにとっても悲しくなったということ。
きっとまた会えるよね。

今を生きるということ

例えば大切なお金を使って好きな物を買ったとする。
美味しいカフェオレだ。
それは、大切に味わって飲まなきゃ勿体無い気がした。
だってせっかく欲しがって、そして手に入れたんだ。
あるお金と交換して手に入れた欲しかった体験だ。
存分に味わった。
とても美味しい。
たとえそれが1級品の豆と乳じゃないにせよ、一定のこだわりがつまった商品だ。
大切な体験チケットで手に入れた体験だ。
僕はなんとも幸せに包まれた。
とても、とても美味しかった。

この小説に出会ったのち、コンビニへいつものようにご飯を買いに出かけた。
すると、なんとなく食べたいなと思っていたとんかつ弁当と、つい先日偶然動画で見かけたチーズケーキが割引になっていた。
なんと喜ばしいことだろう。
僕は早速それをご飯としていただいた。
とても満足した。
1800円のとんかつ定食には敵わないが、お値引たったワンコインにしては随分と上出来な体験だった。
そうして僕は、いずれまた食すであろう1800円のとんかつ定食の素晴らしさにも以前より感動できる僕になった。
その時が楽しみだ。

おわりに

僕は感想文というものを書くのがどうにも苦手だ。
こうして関連した自分のことばかり書いてしまって、世の皆が書くような感想文はいつもどうしても書けなくて、学生時代はよく教師に怒られたり書き直しを命じられたりしていた。

これを読んでガッカリした人もきっといるだろうと思う。
ごめんね。

けれど、これに興味を示す人もきっといるだろうと信じている。

僕は無事、君に何かを手渡せただろうか?

良かったらコメントをもらえると嬉しいな。


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代理参拝

伊勢神宮にご挨拶に行ける予定が組めたので、周辺神宮も含めて『代理参拝』をできるようにBASEを作りました。古の代理参拝となるべく近寄るように、お土産のお守りももちろんお渡しいたします。


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