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土竜のひとりごと

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エッセイです。日々考えること、共有したい笑い話、生徒へのメッセージなどを書き綴っています。
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#戦争

自己嫌悪

自己嫌悪

どうでもいいことを
ふと思いついたりするもので、
この間
通勤の帰り道、
ほとんど信号にかからずに
スイスイと帰れたことがあった。

それで、ふと
通勤の道には
幾つ信号があるだろうと
考えてみたのだった。

片道25キロの自動車通勤。
混んでいなければ40分くらいだろうか。
混んでいれば1時間ちょっとかかる時もある。
途中、信号のないバイパス道路を走るので
そんなに信号が多いわけでもない。

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第33話:戦争に行かせない

第33話:戦争に行かせない

教員の中には真面目な顔でウソを言い、生徒をだましてそれを喜びの種にしているような悪い人がいる。

ついこの間も女子生徒が来て、「貧血で困っているんだけどどうしたらいい?」とある教師に質問したのだが、彼は「鉄分を取ればいいんじぁないの。ホウレンソウとかレバーとか。」と言ってから言葉を継いで、
「そうだなあクギなんかもいいぞ。」
などと返答をしていた。

その生徒が怪訝な顔をすると、彼は「大工さんはク

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豚は武器を持たない

豚は武器を持たない

土日は部活(テニス)のインターハイの県予選だった。

土曜は雨の中、びしゃびしゃになりながらの試合。10時過ぎに土砂降りになり1時間弱の中断。ごった返しの会場では避難場所もなく、傘をさして立ったまま待機。これって「確実に密」って感じである。

やっと再開した試合の最中に再び土砂降りの雨で再中断。靴の中はぐちょぐちょ。それでも一回戦だけは何としても終えたいという主催者の意向で、30分ほどして再開。で

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ワリエアとウクライナ

ワリエアとウクライナ

動揺し、既に泣きそうなワリエワを出迎えたトゥトベリゼ氏の第一声は、AFP通信によると「なぜ諦めたの? なぜ戦いをやめたの? 説明しなさい」だったという。得点発表の場で泣き崩れた瞬間こそワリエワの肩に手を回したが、ねぎらいの言葉がなかったことに、まるで選手を使い捨ての駒のように扱った言動に、そして違反について全てを知らないはずがない同コーチに批判が集まった。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマ

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絆

これは2016.11に、国民投票でイギリスのEU離脱が決まり、アメリカでトランプ大統領が当選した時に書いたものです。

「絆」という言葉がある。

「これを何と読むか?」と尋ねたら、「バカにするな」と叱られそうなくらい当たり前に誰でもが知っている言葉である。

そう、「きずな」と読む。

いい言葉だ。平たく言えば、「人と人とのつながり」くらいの意味になる。そんなことも今更改めて言う程のことでもなく

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