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土竜のひとりごと

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エッセイです。日々考えること、共有したい笑い話、生徒へのメッセージなどを書き綴っています。
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2020年11月の記事一覧

第201話:コロナに関する断想

第201話:コロナに関する断想

■:断想1

コロナに世界が揺れている。学校も休校となり、当初そんなことになるとは思わなかったが、僕も三日に一日の出勤で他は在宅勤務になった。

一日、家にいて映像授業を作っている。ITCなどに手を出さないと決めていたが、これもひとつの好機と思い直し、スマホも買い、日々ひたすら作っている。

そう言うと聞こえはいいが、実際は機材とグーグルとの闘い。一つ躓くと、職場で聞けば5分もかからず解決すること

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第160話:図書館のレファレンス

第160話:図書館のレファレンス

■レファレンスサービスとは?

レファレンスサービスとは、利用者からの疑問や課題を図書館資料を提示、またはそれを使って解決のお手伝いをするサービスです。「この本、論文はありますか」という蔵書所在調査のほかに、質問の内容自体を調査する事実調査があります。

例えばこんな質問です。
・日本永代蔵が書かれた頃のお金は今のいくらぐらい?
・勅撰集21代集の中で富士を読んだ歌を全部教えて。
・時計のシェアと

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第175話:助けての必要性

第175話:助けての必要性

*これは8年間勤めた学校を離任するときに話した内容です。個人的な備忘録に過ぎないとご承知ください。ただ、これ以降の生徒へのメッセージの基本があるような気がするので書き残しておきたいと思います。

8年間お世話になりました。
と言っても僕を知らない人も多いと思います。僕の授業を受けたことのある人は「なんて程度の低い授業だ」と思ったかもしれません。僕は君たちと遊んでいたくて始終バカなことばっかり言って

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第202話:コロナと死のかたち

第202話:コロナと死のかたち

コロナで休校状態にあった学校は、5月の半ばから一週間の試験登校を始め、5月の最終週から基本的に日常を取り戻した。
しかし、前話で恐れていた通り、一度切れた糸はなかなかつなぐことが難しく、暑さも手伝って、当初3週間くらいはどうしようもない疲れに体が悲鳴を上げた。サロンパスを毎日貼りまくり、栄養剤を飲みまくり、それで何とか一日をこなすといった体。

部活動も6月から再開されたが、インハイも中止となり、

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