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空を飛ぶ土竜
2021年4月30日 22:25
その日 僕の道を陽があたたかく照らしていた春が春らしく輝き始めた田んぼのあぜ道れんげが一面に咲いていたおばあちゃんが乳母車を押しおじいちゃんが鍬をかつぎおやじの引くリヤカーをおふくろが押しそうして時が静かに流れていた決して楽とは言えず決して豊かでもなかったがただ静かに時は流れ人のために生きることが当たり前だった限りないそして無自覚な善良がそこにはあった
2021年4月29日 09:43
喪失はしづかなかたち 降る雨にしっとりといま地が濡れてゆく雨といふ ひたすら下降するものの清らかにして寂しきかたち今日は雨で部活動のインターハイ予選が延期になりました。今月はインターハイの関係で土日もすべて練習か試合だったので、今日は考えてみれば、4月になって初めての休日です。平日勤務もだいたい8時から20時まで。退職したらちょっとはのんびりできるかと思ってもいたのですが、さにあら
2021年4月27日 21:39
とりとめもないことですが菜の花がゆっくりと風に揺れております
2021年4月23日 23:13
かくれんぼの鬼に見つからないやうに 見つかるやうに 生きてゐる
2021年4月21日 22:26
おのれとは酒を飲まねばふりきれぬ迷ひの器 空に半月
2021年4月18日 21:47
生きるとはただ佇つことにほかならず 初夏 夕暮れに葱坊主佇つ
2021年4月16日 23:55
[ 戯れ歌 ]「もう楽にいきていいよ」と、どんぐりとまつぼっくりに言はれてゐたりあ~くたびれたあした休んじゃおうかな(おっと、明日は試合ですが・・)温泉行きたいゴロゴロしたい・・・って感じです。
2021年4月15日 22:17
カミさんの報告によるとうちの縁の下にトカゲが棲みついてカミさんが草取りとか洗濯をしているとひょっこり顔を出すのだというこの間、子どもが生まれたそうなのだがふと覗いてみるとその子どもが蜘蛛の巣に絡まってぐるぐる巻きになっていたカミさんはそこで糸からはずしてやり体に絡みついた糸を小枝で取ってやったのだがしっぽに糸がぐちゃぐちゃに絡まってはずそうと試みたが取れないままそ
2021年4月13日 21:44
君といふ光の小箱ひらくとき ふとオリオンは大きく動く
2021年4月9日 22:33
悲しみの鞄をいつも持ち歩く こんな僕でもついてくるかいプロポーズの歌?・・でも、たぶん不幸にしてしまったカミさんに、60歳の今、もう一度聞いてみたい気もする。
2021年4月6日 21:40
[ 酒の歌 ]寂しさは寂しさのままおくがよく 今宵の酒の友は半月
2021年4月4日 17:41
[ 短歌:春 ]菜の花の黄色のような人であり 順子が告げる春風の青
2021年4月2日 21:35
[ 口語短歌 ]海が見たい 玄関でぺちゃんこになっている蛙はそう思っていたかもしれない