読者に響く文章のコツをコッソリ教えます
※この記事は「シリーズもの」です。
前回はコチラ!
前回まで、「(2)「自分に関係がある」と思わせるには?」の話をしてきました。
ここからは、「(3)ストーリーのを作るには?」の話をしていきます!
(3)ストーリーを作るには?
(3-1)結論:ストーリーとは「変化」である
【今ココの話をします!】
🌈第2章:「グッと来る」書き方
(1)結論:「グッとくる」とは○○である
▶︎ポイント1:自分に関係がある
▶︎ポイント2:ストーリーがある
(2)「自分に関係がある」と思わせるには?
▶︎結論:自分と相手の「周波数」を合わせる
▶︎「周波数」の合わせ方
1:whoを合わせる
2:whyを合わせる
3:whatを合わせる
(3)ストーリーを作るには?
▶︎結論:ストーリーとは「変化」である
▶︎ストーリーの作り方
1:whoをアピールする
2:whyをアピールする
3:whatをアピールする
(4)第2章のまとめ
(5)【おまけ】コピペOK!グッとくる文章術リスト
本題に入る前に、軽く前回の復習をしましょう!
——◇——◇——◇——◇——◇——
【前回のまとめ】
▶︎「必ず」who・whyを設定してから、whatを考えよう
▶︎「what」だけしか決めないと、「自分目線」の記事になってしまう
▶︎whatは「決める」というより、自然と「決まる」イメージ
——◇——◇——◇——◇——◇——
では、本題に入ります。
まず、「グッとくる文章」の2つの条件を覚えていますか?
▶︎「自分に関係がある」
▶︎「ストーリーがある」
この2つでしたね!
1つ目の「自分に関係がある」については、前回まででお話しましたね!
なので、今回は、2つ目の「ストーリーがある」についてお話しします!
まず、あなたに質問です。
《ストーリーとは何か?》
あなたは答えられますか?
「ストーリー」と言っても、イメージするものは人それぞれだと思います。
なので、まず「ストーリー」という言葉を定義しておきましょう。
《ストーリーとは「変化」のことである》
本書では、このように定義します。
なぜそう言えるのか?
詳しくお話ししましょう。
——◇——◇——◇——◇——◇——
さて、あなたはテレビをつけて、甲子園をみています。
・10年連続優勝のA高校
・甲子園初出場のB高校
「きっとA高校が勝つんだろうなあ」
1回ウラで、なんとB高校がホームラン!0-1。
しかしすかさずA高校が反撃!1-1に。
その後もシーソーゲームが続く。
8回ウラで3-4。B高校がリード!
「おおお、もしかすると、もしかするぞ・・・!」
しかし9回でA高校がさすがの実力を発揮して逆転!
10-4でゲームセット。A高校の勝利——。
——◇——◇——◇——◇——◇——
この試合が「面白い!」と思えるのは、なぜでしょうか?
単純明快。「逆転」が起こるからです。
もしもA高校が一方的にリードを重ねて、「5-0」で勝ったらどうでしょう?
もちろん、試合は面白いでしょうが、それと同時に、
「・・・予想どおりだなあ」という感情も起こると思います。
一方、先ほどの例では、A高校とB高校が「逆転」しあいます。
そして「9回(=最終回)」でまさかの大逆転!
きっと、次の日のニュースは、こう報道するはずです。
《9回オモテに衝撃のドラマが!》
——そうです。そうなんです!
このように、状況(勝ち負け)が「変化」することで、
ストーリーが生まれるんです!
さらに詳しく見ていきましょう。
「ストーリー」には、次の3つの種類があります。
▶︎who型:「人」に焦点を当てたストーリー
例:『一度は音楽を辞めた天才ピアニスト。いま、10年ぶりに舞台に立つ』
▶︎why型:「想い」に焦点を当てたストーリー
例:『最初はキライだった。でも気がついたら・・・好きかも』
▶︎what型:「モノ」に焦点を当てたストーリー
例:『最初は小さかったヒマワリ。夏を終える頃には僕の背を超えていた』
——どうでしょうか?
どれも「ありそう」ですよね!
一般的に、「ストーリー」というと、
「who」(=人に焦点を当てたもの)を想像するかと思います。
主人公の○○が、〜〜して、〜〜なった。
ヒロインの○○が、〜〜して、〜〜なった。
たしかに、「who」に焦点を当てると、「ストーリー」が作りやすいのは事実です。
ただ、「who」以外の「what・why」も、同じように「ストーリー」を作る余地があるんです!
あなたが「グッくる文章」を読者に届けたいなら、
▶︎「作者(あなた)」という「who」だけでなく、
▶︎「なぜ」書いたのか=「why」や、
▶︎「なにを」書いたのか=「what」のストーリも、
用意するとgoodかなと思います!
では、ここまでの話をまとめましょう。
——◇——◇——◇——◇——◇——
【(3-1)のまとめ】
▶︎「ストーリー」とは「変化」のことである
▶︎「ストーリー」には「who型」「why型」「what型」の3つがある
▶︎「人(who)」だけじゃなく「想い(why)」や「内容(what)」のストーリーも考えてみよう!
——◇——◇——◇——◇——◇——
では、ここからは、「who→why→what」の順に、
「ストーリー」の作り方をお話ししていきます!
※この記事は「シリーズもの」です。
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