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ファーストアルバムの制作話

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solesのファーストアルバム「I don't want you to be dyed like that shining black」についてメンバーがあれこれ書いています。
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#ロック

I don't want you to be dyed like that shining black

I don't want you to be dyed like that shining black

初めまして。noteを読んでくれてありがとうございます。
我々solesはこの度ファーストアルバムを発表します。これを読んでくれる人はぜひとも聴いてほしいし、聴いてくれるんじゃないかなと思ってます。
サブスクなんてやってねーよ!CDで出せ!って方はごめんなさい。何か良い方法を考えてます。
CDとはまたちょっと違うアプローチですが、歌詞カードは作ろうとアイデア練ってます。
サブスクって便利だし、僕自

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バイエルからソナチネに変わり

バイエルからソナチネに変わり

朔。

この曲を作った時、絶対にアルバムの一曲目にしようと思った。

タイトルの「朔」には色々な意味がある。 まず、その月(カレンダー)の第一日目、という意味。まあ一般的には一日(ついたち)っ て言いますよね。スマホとかで変換すれば分かるけど、【ついたち】って入れるとおそらく 《朔日》ってのも出てくると思う。

また、英語になおすと new moon となる。新月だ。新月っていうのは実際には見え

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神様の名前さえ信じないのに

神様の名前さえ信じないのに

この曲は本当に難産だった。途中、何度か諦めかけたのを覚えています笑。これ、完成しないなって笑。

僕的には「ましろ」以外にバラードが欲しいなと思って作り始めた曲だったんだ。完成したモノは全然バラードじゃなくなったけどね笑。

あと、「水星」という曲以外で僕がオールでピアノを弾く曲が欲しいなとも思っていた。「水星」って曲はバラードじゃないから、『全部ピアノでバラード』っていうのがこの曲の最初の具

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聴いていたブルーマンディ

聴いていたブルーマンディ

水曜日っていうのは、僕にとって特別な日だ。

ほとんどの人達からすると何の変哲もないただの平日。しかも週の中日だ。一週間の折り返しで仕事もまだまだ残っている。あまり好感を持たれる曜日ではないよね。

でも僕の場合は、一週間に一度の大事な休日なんだ。

僕は代々続いている靴屋の三代目だ。まあまだちゃんと継いだとは言い切れないかもしれ ないけどね。群馬県館林市にあるとても小さな靴屋。清水靴店。約 65

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どうせダメだよと言わないで

どうせダメだよと言わないで

この曲がどのようにして出来たのかを話すことは、僕にとっては少し心が痛むことかも知れません。また独断と偏見があるかも知れません。

でもここでは勇気を持って語りたいと思う。

音楽を作る人間は、色んな種類の音楽や好きなバンドの曲を聴き、そこから自分の土壌のようなモノができていくのだと思います。その土壌に自分の個性やオリジナリティの欠片を植え、育てていきます。上手くいけばそれが成長して芽を出します

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あの輝く黒のように染まらないで欲しい

あの輝く黒のように染まらないで欲しい

今回で僕シミズユウスケのファーストアルバム制作話も最後になります。
そして記念すべきsolesのファーストアルバム「I don't want you to be dyed like that shining black」が配信されました。これが僕らの音楽です。たくさん聴いて、愛し続けてもらえると信じています。
よろしくお願いします。


さて、最後にこの曲のタイトルにもなった歌詞を有する曲『ロ

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ずっと18と19を繰り返して

ずっと18と19を繰り返して

前回の僕の投稿で村上龍さんの[歌うクジラ]という小説から歌詞の一部をインスパイヤされたと書いたけど、今回はその[歌うクジラ]という小説タイトルをそのまま使わせてもらった曲『ウタウクジラ』について語りたいと思います。

[歌うクジラ]は、2010年10月に刊行された村上龍さんのディストピア小説。

僕がこの本を手に取ったのは、初刊行されてから結構経ってからだと思う。いつ頃だったかは覚えてないけど

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夢中になれる合言葉を

夢中になれる合言葉を

僕の第四回目の投稿「埃まみれの君を」では、『ぼくのギターがまた泣いて』という曲について書いた。その中で、僕の以前やっていたバンドの事に触れているけど、solesの1stアルバム【I don't want you to be dyed like that shining black】の収録曲には、以前やっていたバンド時代に作ったメロディの断片から新たに出来上がった曲が2曲入っている。

その内の1

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花と果実と宝石だけが残っている

花と果実と宝石だけが残っている

12月20日月曜日に発表するファーストアルバムには、以前のバンドの頃にあった音の断片やメロディから新たに2曲出来たと話しました。一つの方が第六回目の投稿の「CANDY CUSTOM」。そしてもう一つの方が、今回紹介する『lucky 2』という曲です。

もともとの名前はlucky。この曲は前のバンドでよくライブで演奏する曲でした。luckyの曲構成は全部サビでした。サビだけの曲。静かに始まって後

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埃まみれの君を

埃まみれの君を

27歳の時にバンドが解散した。僕のそれまでの20代の人生は、ずっとバンド活動が第一優先だった。18歳くらいからロックバンドがやりたいと強く思い、あらゆる手段でメンバーを探したけどなかなか見つからなくて。ようやく見つかって活動でるようになったのは、21歳くらいだったと思う。

スリーピースのバンドだった。僕がギターとボーカル。ベース。ドラムスだ。
ベースは、僕の弟だった。その頃、弟は別のバンドで活

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ましろ

ましろ

ましろ。

soles 初の映像作品の曲。

あの撮影は過酷だったなぁ。ほんと。雪山に行ってさ。重たい機材を担いで、足元が雪で埋 まる中、階段を上って撮影スポットまで行って...。

出演してくれるモデルさん探しも時間がかかった。ミュージックビデオに出てくれる人を 探すこと自体、初めてのことだったから。見つかったのも結構ギリギリで。メールで打ち合 わせを重ねてさ。でも本当に協力的な方で、こちらの要

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ワタシ ココロ ココニナイ

ワタシ ココロ ココニナイ

こんにちわ、こんばんわ、おはようございます。

今日は「水星」という曲について。

solesを結成したのは2020年5月。同年9月23日には1st EP[pickles]を配信。同年10月24日には群馬高崎guildにて初ライブをしている。

確かpickles配信後とguildライブの間っこにピアノを買ったと記憶している。多分9月下旬か10月上旬だったよ。Rolandの電子ピアノを買ったんだ

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土に還そう

土に還そう

『RINNE』。

『りんね』と読みます。

輪廻転生のりんね。輪廻転生とは、人は死ぬと新しい生命に生まれ変わる、という意味らしい。

この曲は確か今年の4月頃、ピアノを練習している時にAメロが思いついたんだと記憶してます。よく聞くようなコード進行かな?と思ってギターのコードに置き換えたら、とても変なコードでした。

G sus4/G sus4(onB)/D7 sus4(onA)/G su

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明日も音楽が鳴るから生きよう

明日も音楽が鳴るから生きよう

歌詞を書き終えて弾き語りでiPhoneに録音したのが今年の1月26日になっています。寒いですね。非常に寒い時期です。僕は寒いのがとても苦手です。手先がガチガチに冷たくなるし、お腹も痛くなるし。どちらも母親譲りです。だからその度にもっと丈夫で頑丈な身体に生まれたかったと思います。寒いだけで体力が奪われるし、色んな事が面倒くさくなります。きっとこの曲を作っている時もそんな寒さの事について頭の端っこで煩

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