ダメな事なんて当たり前で

2020年3月7日 21:36

『ダメな事なんて当たり前で』

高知県を後にして、香川でうどんを食べ、次の日の朝は岡山県で迎えた。

いくつか撮りにいきたい場所はあったけれど、年明けから場所を決めて撮っていたから、目的地だけ決めて、車で走りながら歩いたり気に入ったところで撮ろうと決めた。

暗いうちに起きて移動する。
道には霧が出ていた。川が田んぼに出会いたいなーと国道を避けながら走る。

明るくなってきた。
登り降りを繰り返しながら小さな山々を越えていく。
霧が濃くなったり薄くなったり、とても楽しくなって、すごく撮りたい気持ちが高まってきた。早く出会いたい。

車を停めたりできないような細道に入り込んでしまった。
「今すごく撮りたいのに、こういう時本当にタイミング悪いというか持ってないよなー、、」
少し落ちこみながら車を走らせた。

細道を抜けた。
特別な景色みたいなものは当たり前に待っていなかった。

だけどどうしても撮りたくて、車を停めて散歩する事に決めた。

光が薄い霧を通って優しく降っていた。

小さな川を見つけてすごく嬉しくなった。
写真を撮りながら歩いていると、とても惹かれるススキと一本の柿の木があった。

実がまだたくさん付いていた柿の木をちょこちょこと、とても可愛らしい声を奏でながら小鳥が飛び回っていた。

その様子がとっても優しくて、すごく温かな気持ちになった。

自分の判断を悔やんで落ち込んだり後悔する事がとても多かったけれど、
腐らずに、決めたのは自分だから、出会えたらラッキーよくやった！
出会えなかったら残念！今日は出会わない日だったんだ！
って最近はよく思えるようになってきた。

マイナスな気持ちを持ってると、下を向いてしまう、その後も良くない方向に進む、

プラスな気持ちでいたら、前を向けて、視界も広く、新しい何かに出会えるって、とても実感としてある。

ダメな事なんて当たり前で、都合よく世界は回らないから、自分でよくしていくしかない。
必要な反省と、要らない後悔をしっかり判断して生きていきたいし、撮っていきたいって思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？