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20231124「発酵と寂光」

集めたそれを取っておいて
暇な時に見てみる
さっきみたいで
遠くのようにも思えて
今と比べている
そんなに変わっていない
けれどもどんどん増えるから
さよならだけれども
わたしに残ったものは
いつかに発酵して
わたしを促すのだろう
心配ない
勝手に用意してくれて
各々がちゃんとやってくれる
どういうわけか
そうなっている
新しいものを取り入れ
古いわたしも在るにはあって
ふつふつと空気を膨らませる

影響があるのなら
その観察で様子を見ておこう
どんな変化があるのかは
あなたも知らないかもしれない
もしかしたらその道の専門家
それでも全部はわからないだろうから
一緒に見てみて
違う視線の交差で
別の意味を得られるかもしれない
同時に起こり
差異の違いで
複雑で単純な繰り延べを
各々が試行錯誤している
抽象へのやり取りを持って
更に共通する交通で
豊穣の台座を地面に落とす
やがて出るだろう芽吹きを待って
水遣りしつつ
シャワーで汚れを落とす

どこに出るかはわからない
地球のどこかで
既に起こっていて
未だ知られてないだけかもしれない
在るにはあるのなら
そう心配することもない
あなたが見つけてもいい
わたしたちのことだから
ひかりの反射で気づくのだろう
発光の分散で
各々が輝くのなら
個々としても充分なのだと
勘違いしてもいい
宵闇からの曙光を促し
隠れている層を剥がせば
透き通る寂光を与えられる
現せばいい
可能性はどこそこに既にある
熱源を抱え再利用を廻している

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