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ただそれだけの事なのに


ただ、それだけのこと。





私は、定量的な人間は苦手だ。

自分の人生の中で定量的なものなんて何も存在してなくて、それ以上のものしかない経験しかないからかな。



それ以上のもので溢れていて、それは言葉で表し切れないほどの何かを伝えてくれたから。

わたしは言葉を出来るだけ紡ぐようになった。

溢れる涙を忘れないように。
こんなに愛おしい気持ちがあるなんて。

こんな贅沢なことなんて。
そんな風に、大切に、大切に。
誰にも渡したりしないよ。


この気持ちを。

定量的な言葉では、定量的な人間からは何も生まれないから。

人間自体が、定量的な存在ではないでしょう?

ただそれだけでしかないから


全ての言葉に意味なんて無くていいけど、意味があるのかなって、意味があってほしいなと願ってしまうのはきっと誰にも出さない自分が呟いているだけで。


足りない言葉を自分で補って。自分の心を守っていくのは時々しんどくなって。

全然、全然、全然。 

なんて真逆の言葉で真逆の気持ちを伝えたり。

ふと気づいた。

今、どうしてこんなにしんどいって感じてしまっているのか。



息ができない理由はなんだろうって。

きっと私は、定量的な言葉にする事が好きではないのだ。


できないのでは無く、好きではない。

だって、何の意味もないから。
その言葉は、洗礼されているようでされていないから。

ただ、冷たくて、その事物だけで存在してしまっているだけのように感じるからなのか。


それは、私の今までの経験から感じる事なのか。

遠回りでも、遠回りな方が良かったり、間接的で、定量的で無くて、ニュアンスで、それだけで。言葉が多くなって。でも紡ぐ文章が長くなればなるほど、繋がっていられる時間が長くなるでしょ?


それだけが愛だったり、愛になったり、愛に変わったりすることを、きっとこの世界の一部しか知らなかったりするのかな、なんて、別に知りたくもないし、知らなくてもいいことなんだけど。

ただ、そんな事を、特に何もない時間に、何も無いわけではないんだけど、しないといけないこととかを後回しにして、今は何もない時間という名前を付けた時間に考えちゃったりしてる自分に少しは休んでもいいよって。出てきてもいいよ。なんて言葉をかけているような気持ちになる。

優しい、優しくない。
見え方なんて、本当にたった少しで変わる。
連絡一つで変わる。
言葉の過不足で変わる。
声色で変わる。
たった一言だったのに、今までの岐路は分かれる。


簡単に終わる。
簡単に崩れる
簡単には飲み込めない現実。

何も無くなって、
全てを失う。

「この酔いが覚めるまで」

ずっとそばにいて。

このお酒を飲み終わるまででいいから。

ずっとそばにいて。

何かのついでの理由でいいから。

ずっとそばにいて。

その理由づけの言葉でいいから。


その言葉の意味に、何もなくていいから。
それだけを受け取って、幸せに変えるから。

「好きになるまで」
ずっとそばにいて。


その言葉でいいのに。

ただ一言があれば、ただそれだけでも、
全てが変わるのに。
ただそれだけのことなのに。

ただそれだけの事なのに。

ただそれだけのことなのに?


ただそれだけの事ができなかったんでしょう?

できないんでしょう?

だから、そこまでなんでしょう?

何を切り取っても。


ただ、出来ないなら、出来ないなりの地味な、不器用な優しさでいいから。
その全てを汲み取るから。
その距離や、その言葉や、その感情を愛おしいと思うから。

寝言で、愛を伝えるくらいに、夢の中であなたをみるくらいに。

私の言葉は、多すぎる?

なんでただそれだけの事なのに。

なんでただそれだけの事ができなくて、ただその足りないままで終わらせてしまったの?



それでいいし、それがいいには、ならないよ。

本当のことは全て見透かしてあげたいけれど、片時も迎え入れてくれない、その意味もなく声を出して、泣き叫んで。


それでも、無音にしか聞こえなかった?


足りないまま、終わらせているのは、ただそれだけでいい人だと区別してるから。


私にとって、それだけの人でしかないから。



だからこそ、私も、それだけの人でしかないのかな。
と感じる。


きっと自分がそうしてるから。


重ね合わせる誰かは自分ではないけれど、
重ね合わせる何かに、共通する概念はあるでしょう?


足りないままでいいのなら、
いつまで経っても、足りなくて、そこまでにしかなれなくて、そこまでのままだとわかったままで。

それなら、そのまま人のせいにしないでね。


その選択肢は、自分がさせたものであって誰のせいでも、誰の選択肢でも無くて。



何の罪もなんの愛も、そこには生まれていないわけで。

なんちゃって、の冗談で。
なんて言葉も、だいたい最後はこうやって。

踏みにじられたなんて、裏切られたなんて。

もう必要ないんだよって
つよがってるだけだったりして。

何も埋めてくれないならもはや要らない。


ただ、楽しみでいてくれさえすればいいのに。



多くを望めば、それ以上を失う事を。
きっと多くの人は気づかない。

ただそれだけの事なんでしょう?

馬鹿でもわかるあんな言葉で、真実に素直で言えるそんな人になれたなら。



もどかしいくらいに、悲しくて寂しくて。
もう、何もないけど、悲しいの。


涙が出そうになるくらい。
足りないままで終わらせないで。



定量的じゃ無くていいよ。

その辺に落ちている言葉でいいから。


ただ、少し、埃を払ってくれるくらいの気遣いや優しさだけでいいから。

こんな言葉を伝えているうちに。
気付いてね。

そんなことわかってても。
でも、ここがいいのです。

何も埋めてくれないならもはや要らない。


ただ、楽しみでいてくれさえすればいいのに。

多くを望めば、それ以上を失う事を。
きっと多くの人は気づかない。

だって。

ただ、それだけの事でしょう?


ねぇ。




ただそれだけの事なんでしょう?



ただそれだけの事。




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