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教育編

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労働集約産業に特化した人材育成が学べます。
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【将来の年収は400万ぐらいで良いですと言う新人】

※若手社員の意欲の低さに悩む経営者や上司に伝えたい内容です。 私がgiversに在籍していた頃の話です。 ある新人スタッフに私は面談(飲み)で質問しました。 私「〇〇さんは今後はどうしていきたいの?」 新人「いや〜・・・分からないです」 私「そっかそっか。年収とかは?」 新人「・・・よ、400万くらいはいつかもらいたいです」 私「ほ〜・・・何で400万なの?」 新人「大体平均年収ってそれぐらいですよね?だからです」 私「なるほど・・・(え、それが理由!?_)」

【褒めて伸ばすは間違い?】

色々な人材育成の参考書がありますが、 そこに書かれていることとして 「部下の成長を促すために〜」系。 中でも、よく見られるのが、 「褒める」というキーワード。 確かに褒めることは大事だと思います。 褒められて「チッ。うるせーよ」なんて思うのは 思春期の中学生か高校生ぐらい。 基本的には皆、何か良い結果が出たら褒められたいものです。 しかし、何でもかんでも褒めて成長を促すわけではありません。 私は、雇用時代、技術(マッサージ)を教えていたのですが、 ある実験を参考にし

なぜ、社員は愚れるのか?

前は普通だった社員が、反発する、協力しない、無関心になる。 このような、ちょい愚れる社員には理由があります。 上司が愚れるきっかけを与えてしまっているかもしれせん。 ・ ・ ・ ・ それは 他の社員との「比較」です。 そりゃそうだと思うかもしれませんが、 案外やってしまっていませんか・・・? 「〇〇さん達と比べて君はまだ未熟だね〜」なんて本人に言ったら結構アウトですよ笑 「〇〇さん達と比べたら」なんて余計な一言でしかありません笑 もちろん競争力を煽る

なぜ、社長の想いは社員に届かないのか?

会社の考え方や方針について、経営者は社員に伝えます。 ですが、数ヶ月後、なんだったら数日後には全く覚えていないなんてことありますよね。 「研修で伝えたよね?」と本人に言いたくなることあるはず笑 これ、校長先生の話と同じだと思うんです。 私が中学校の頃の校長先生は、語尾に必ず「ねっ」とつける方でした。 私はその「ねっ」の数を数えて、「今日は59回」だったねなんて友達と話しながら体育館を後にしたものです。 内容の記憶は皆無です。 しかし、一つだけ覚えていることがあり

物覚えが悪いスタッフへの指導法

どうしたらもっとスタッフの技術や業務スピードが増すか? 早く一人前になってもらいたいと考えている上司も多いのでは? 最初に言っておきます。 「一回伝えたんだけどな・・・」 これは捨てましょう。 大抵忘れますし、時間が経てば自分の勝手な解釈に変換されるものです。 ては、そうならないためにはどんな指導をしたら良いのか? 今回はそんな悩みを解決するために 上司が必ずやるべきことについてお伝えします。 ・ ・ ・ ・ ・ それは「毎回のフィードバック」です

スタッフにナメられるか嫌われる店長の特徴

〇〇店長って人がいるのですが、結構スタッフからナメられたり、マネジメントも店舗売上もイマイチなんですよね。 本人としては、常に店長として威厳を出すためにキリッと、いかつい表情を意識しているそうなんですが、何か良いアドバイスないですかね?と、ある企業のマネージャーからご質問を頂きましたので、本日も答えた内容をシェアします。 結論、キリッとしたいかつい表情でいるからだと思います笑 (そもそも、強さを表情で出そうとすること自体未熟ですけどね。) ニコニコした方が得することが

面接で使える【賢さ】が分かるテスト

採用難時代ですが、出来れば「賢い」人材を獲得したいですよね。 しかし、会社としても応募数が少ない中で選べる状況でもないし、そもそも「賢さ」なんてどうやって見分けるの?と思うかもしれません。 そこで今回は、カリフォルニア大学の神経科学者らによる、「賢さ」を計測する簡単なテスト法をお伝えします。 入社させる前から、その人の見えない部分が少しでも分かるきっかけになると思います。 その上で、「教育可能かどうか」を吟味して採用されてはいかがでしょうか。 まずは、ご自身で試してみてくだ

「これだけ?!」1人生産性の高め方

労働集約サービス産業は、接客力が肝です。 しかし、社員によって顧客がついたり、つかなかったり・・・ 結果、生産性に大きなバラツキが出ることはよくありますよね。 「この社員があと50万円売上を上げてくれたら・・・」 そんなことを感じたことありませんか? 今回は、これだけやれば一人当たりの売上は、意外と簡単に上がりますよというお話です。 顧客がたくさん抱える社員は基本的に顧客から好かれています。 「なんかこの人感じが良いな〜」と思って頂いているのです。 逆に、「この人

【真面目な若手ほど離職する理由】

新入社員が入社してきて約半月が経ちましたね。 良い感じに育ってきていますでしょうか? 水を差すわけではありませんが、やる気に満ち溢れている人ほど注意が必要ですよ。 皆さんは「バーンアウト(燃え尽き症候群)」をご存知ですか? このバーンアウトは、簡単に言うと、今ままでやる気もあって、普通に仕事をしていた人が、急に「意欲」を失ってしまうことを指します。 特に、人と接する仕事で多くの例が報告されています。 バーンアウト研究者のKahnの論文によると、「ひたむきさ」「他人との

【幸福な社員と不幸な社員】

人間には2つのタイプが存在します。 自分は幸せだと感じるタイプと、自分は不幸だと感じるタイプの人です。 何であの人はいつも楽しそうで、いつも幸せそうなのだろう。 かたや、なぜあの人はいつも不満ばかり言って、イライラし、落ち込んでばかりなのだろう。 この違いの要因は何でしょうか? その問いに答えはないにしろ、一つ言えることは 「感謝」と「幸福感」には密接な関わりがあるということです。 近年、この幸福感は【well-being】と呼ばれています。 Well-being経

【メンタルが弱い社員の対処の仕方】

「メンタル弱いな〜」って社員いますよね。 どうしたらスタッフのメンタルって強くなるの? そんなことを考えている上司や経営者は多いのでは?? 今回は、メンタルが弱い「本当の理由」と「対処」についてお伝えしますね。 まず・・・ メンタルが弱いってどういこと? これをしっかり理解しなければいけません。 人の性格には5つの要素があります。 1、神経症傾向(ストレス耐性) 2、外向性 3、開放性 4、調和性 5、誠実性 これを専門用語でビッグ・ファイブと呼びます。 さらに、

【効率よく技術を上達させる方法】

もうすぐ新入社員が入ってくる時期ですね。 技術を教えることがあると思いますが なかなか上達しない人も正直いますよね。 だから、とにかく練習時間を増やして 練習!練習!練習! これやりがちですよね(^^;; 上達するには練習はもちろん大事です。 しかし昨年、アメリカの国立衛生研究所の 研究者たちの論文によると スキルの上達は「練習時間中」ではなく 休憩中のみに発生することが分かりました。 私は昔、初めてスキーをした時に 初日はボーゲンすらままならなかったのですが 一晩寝

【不平不満が多い組織の立て直し方】

理念やクレドもあって 求めている人材像も イメージ出来ている。 しかし・・・ 育つどころか 変に斜に構えた生意気なスタッフと 否定批判ばかり言う割に使えないスタッフに 頭を悩ませていたりしませんか? 今回はそんな組織を打破し 今後、そうならないために やるべきことについて お話します。 ============== 先ほどの、イメージしている 求める人材像になるための 「教本」は自社に存在していますか? 多くの中小企業では この教本がありません。 あったとしても 業務マ

何度同じことを教えても、出来ないスタッフへの教え方の秘訣

先日、こんな質問を頂きました😌スタッフに何度教えても、出来ていたことができなくなります。 僕の教え方に問題があるのでしょうか? ======================= これ。めっちゃ分かります。 えー!昨日出来ていたのに何で出来なくなってんの! なんてこと・・・僕もありました。 しかし、今では教えることがさほど大変とは思いません。 それは教える上での重要なポイントに気づいたからです。 教える上での重要ポイント! これ何かと言うと・・・ 教育後の結果に対してのお互