見出し画像

【メンタルが弱い社員の対処の仕方】

「メンタル弱いな〜」って社員いますよね。
どうしたらスタッフのメンタルって強くなるの?
そんなことを考えている上司や経営者は多いのでは??

今回は、メンタルが弱い「本当の理由」と

「対処」についてお伝えしますね。


まず・・・

メンタルが弱いってどういこと?

これをしっかり理解しなければいけません。

人の性格には5つの要素があります。

1、神経症傾向(ストレス耐性)
2、外向性
3、開放性
4、調和性
5、誠実性


これを専門用語でビッグ・ファイブと呼びます。

さらに、最近では人の「よい性格」「よわい性格」「わるい性格」
焦点を当てた研究もかなり進んでいます。

メンタルが弱いと思われがちな人は
この部類で言うところの「よわい性格」です。

よわい性格の特徴として、「感覚処理感受性」を持っている人です。

この「感覚処理感受性」とは簡単に言うと、対人関係による傷つきやすさや、環境の変化に馴染めないなどのことです。

そして、このよわい性格の人は

「神経症傾向」

でもあるとされています。

簡単に言うと不安や心配、恐怖などといった
ネガティブを感じやすい人です。
また、ストレスへの対処もうまく出来ない傾向にあるとされています。


しかるに・・・

メンタルを強くするのではなく


感情のコントロールとストレスへの対処の仕方


を教えてあげることが社員教育で欠かせないことです。

ではどのように?

一つの方法として・・・

「マインドフルネス」が有効です。


マインドフルネストの定義は以下とされています。


「生じてくる内的・外的 な刺激の流れを判断せずに観察すること」

ざっくり言うと、「今に集中すること」です。

別に無になる必要はありません笑

目を軽く閉じて、鼻で呼吸するだけです。

途中雑念が頭をよぎったら、「雑念を感じた」と認めるだけです。

詳しくはこちらを参考に。


マインドフルネスを養うことで,
ネガティブな思考や 感情と距離を置き、
抑うつ気分にとらわれた状態から離れる
ことが可能になるため、
従来の介入に比べ高い再発予防効果 があることが報告されています
(Teasdale et al., 2000)

人によっては、怪しいと捉える人もいますが・・・
早稲田大学の20代の大学生を対象にした研究でも神経症傾向の高い人程、マインドフルネス・プログラムへの参加後に身体の変化への気づきが上昇しやすいことが分かりました。また、そのような人ほど抑うつの程度が低減しやすいことが示されたそうです。

参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pacjpa/76/0/76_2EVA28/_pdf


つまり、マインドフルネスは神秘的なものではなく、科学的に神経症傾向に対して効果があると証明されているわけですね。

これは実践しない手はないですよね。
単にメンタルが弱い人で片付けて、メンタルを強くさせようとしてはいけません。

変化が絶えない、ストレス社会でスタッフが生き生き働き続けるためには、
自分との付き合い方を教育することから始めるべきです。

追記
私は5年前から定期的にマインドフルネス は実践してます。
よく寝れますよ笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?