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【将来の年収は400万ぐらいで良いですと言う新人】

※若手社員の意欲の低さに悩む経営者や上司に伝えたい内容です。
私がgiversに在籍していた頃の話です。
ある新人スタッフに私は面談(飲み)で質問しました。

私「〇〇さんは今後はどうしていきたいの?」

新人「いや〜・・・分からないです」

私「そっかそっか。年収とかは?」

新人「・・・よ、400万くらいはいつかもらいたいです」

私「ほ〜・・・何で400万なの?」

新人「大体平均年収ってそれぐらいですよね?だからです」

私「なるほど・・・(え、それが理由!?_)」

新人「自分は他の人よりダメダメなんで」

私「うーん・・・」

もっと自分の可能性とか考えないのか?と私は当時びっくりしました。
その後、色々調べたり、他の若手の話を聞いているうちに分かったことがあります。

それは・・・

「自尊心の低さ」です。


共通して多かったのが、「自分は出来ないやつ」と、
ネガティブなレッテルを自分自身に貼っていることでした。

意欲が低いわけではないのです。

ネガティブなレッテルのせいで、「自分ならきっと出来る」という、
ポジティブな未来像を作り出すことが出来ないのです。

ではなぜ、自尊心が低くなってしまうのか?
以下が主な原因とされてることが多いです。


・過去に何か自信を砕かれ、回復出来なかった
・親から成長に関する評価をされないまま育ってきた
・性格的な問題


などなど

色々な周囲の影響によるものが多いのです。


次に、日本人の自尊心の現状についてです。
これは、日本の高校生を対象に調査した研究です。

「自分はダメな人間だと思う」という質問に対して、日本人の回答は以下の通りでした。

・とてもそう思う→25.5%


・まあそう思う→47.0%


・あまりそう思わない→22.9%


・全くそう思わない→4.5%


すごいですね。

自分はダメな人間だと思っている割合が7割超えています。

ちなみに米国では45%。
韓国では35.2%でした。


最後に、自尊心と年収には大きな関係性があることも分かっています。

イタリアのナポリ大学、フランセスコ・ドラゴ氏は、1980~1987年の7年間にわたり、自尊心の高さを測定するテストを行い、彼らの7年後の収入について調べました。

結果・・・

1980年
自尊心の中央値以下の人


→時給781円


自尊心の中央値以上の人


→時給888円



1987年
自尊心が中央値以下の人


→時給763円(下がっている)


自尊心が中央値以上の人


→時給914円(上がっている)


このように自尊心が高い人たちの方が、たくさんお金を稼いでいることが分かります。


そして、この結果の興味深い点は、自尊心が低い人たちは7年後時給が下がっているのに対して、自尊心が高い人たちは7年後、時給が上がっていることです。


私たちが思っている以上に、自尊心が低い人は多いです。
そのような人たちに「自尊心」について、教育することも、
スタッフの成長、店舗の成果、会社の成果に繋がる大きな要素です。

教育カリキュラムに組み込んでみてはいかがでしょう。

※自尊心の高め方などに関しましては後日またお伝えします。

それでは^ ^


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