【褒めて伸ばすは間違い?】

色々な人材育成の参考書がありますが、
そこに書かれていることとして
「部下の成長を促すために〜」系。

中でも、よく見られるのが、
「褒める」というキーワード。

確かに褒めることは大事だと思います。
褒められて「チッ。うるせーよ」なんて思うのは
思春期の中学生か高校生ぐらい。

基本的には皆、何か良い結果が出たら褒められたいものです。

しかし、何でもかんでも褒めて成長を促すわけではありません。

私は、雇用時代、技術(マッサージ)を教えていたのですが、
ある実験を参考にして、「褒める」比率を調整していました。

例えば、”初めて”何かを学ぶ際は基本的に出来たことをたくさん褒めます。
そして、ある程度上手になってきたら褒める回数を減らして、
改善点をメインに伝えるようにしていました。

「褒める」と「改善点を伝える」比率を変えるわけです。


そうすると、成長はグーンと上がります。

では、私が参考にした実験をご紹介します。

コロンビア大学のステイシー・フィンケルスタイン氏は、
フランス語の初級・上級クラスの学生に対して、

あなたは褒めてくれる先生と、ビシビシ指導してくれる先生それぞれに
7点満点中何点つけますか?

と質問しました。

結果・・・

初級者では
褒めてくれる先生が4.96点
ビシビシ指摘してくれる先生4.92点

上級者では
褒めてくれる先生が4.25点
ビシビシ指摘してくれる先生5.45点

という結果になりました。

つまり・・・


上級者ほど厳しく指摘してもらいそうです。


このことから、スタッフそれぞれのステージで、指導の仕方を柔軟に変化させることが大事ですね。

スキルや知識が備わっていて、更なる高みを目指している社員には
時には褒めつつも、ある程度ビシビシ指摘した方が喜ばれるわけです。

是非、試してみてください!



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