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まりや


【※しっかり読まずに ふわっと目を通してくださいまし  】


【 一、知れよ、面白いから笑ふので、笑ふので面白いのではない。面白い所では人は寧ろニガムシつぶしたやうな表情をする。やがてにつこりするのだが、ニガムシつぶしてゐる所が芸術世界で、笑ふ所はもう生活世界だと云へる。】

名辞以前/「芸術論覚え書き」:中原中也


「まあそんな落ち込まんと」

「うるせえ!」

「飲みに行く?」

「…」

「お腹すかない?」

「… 」

「私 お腹すいた。」

「…」

「 屋台入ろうよ。…気晴らしに、サーカスとかどう?明日空いてる?」

「うるさい!」

「荒れてるねぇ。カラオケでも行く?」

「カラオケ?」

「 歌、歌うの。」

「歌はいい!(拒否)」

「なんで? 代わりに私が歌おうか? 」

◯踊り出す

「💃💃 打・太・田・駄っ駄っ駄♪

🕺 ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!🕺

🕺🕺🕺ダダイスッ!」

「うるさい!」

「こわっ、」

◯気にせず さらに

「『…これっくらいの♪ 恋の傷に♪塩ふって 塩ふって ギュッと揉んで♪』」

「おい!(激怒)」

「元気じゃん」

「… 」

「ごめん、」

「 (泣いちゃう) 」

「あ~ぁ…泣~かした~、泣~かした~」

「君だろ、泣かしたのは。」

「泣けばいいじゃん。」

「 …?」

「叫べ。みっともなくて何がわるい」

「だって」

「対話によってやわらぐ哀しみもあるんだよ!喚け、中也!」


「あ"ーあ"ぁあー!なんで東京に僕 独りなんだよー!!」


「そうだ!」

「なんで僕が小林の家にやすこの荷物を届けなきゃならないんだー!!」

「それはあんたが勝手にやった事だァー!」

「  何なんだ、この状況はー!!」

「あんたが創った、芸術世界だよおー!!」

「あ"ー!!(崩れ落ちる。)」

「…いいじゃん。ゆやゆよん出来たんだからさ」

「うるさい。バカにしてんだろ」

「してない。…いや~たださ。」

「にやにやしてんじゃん、」

「だって、」

「何?」

「『聖母』と書いて “ サンタマリア ” と読ませる辺り…きらいじゃないねぇ」

(※こいつぁ 詩人として、そういうことをしちゃう男です。)

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