英語力の伸びを実感できる!InputとOutputの黄金比とは。4:4:2
こんにちは!語学の裏設定のSlovarです!
覚えたての単語を会話で使おうとしたら、単語を思い出せず、結局使えなかった( _ _ )..........という経験はありませんか?
悔しいですよね!
今日は、そんなもったいない思いをする確率を、ググッと減らせる方法について解説していきます。たった3つの原則を知るだけで良いので、明日から実践できます。
・頭に入っていない単語は、口から出て来ない
・インプット→イン・アウトプット→アウトプットの順を意識しよう
(その比率は、4:4:2)
・新しい単語を調べ尽くしてから英文に触れよう
一生のうち、あなたが会話をする相手の人数は限られていますし、ゆえに会話を練習できる機会の数も限られているのです。
無限ではなく。
今日の記事の内容を明日から実践して、1回1回の会話の価値を高めていこうではありませんか!
1.アウトプットの空振りという完全アウトな学習法
頭に入っていない単語は、口から出て来ない
何を当たり前のことを!
と言いたくなるかもしれません。
しかし現実問題、大したインプット (単語と文法の事前学習をして頭に入れる) をしていないのに、アウトプット (会話) ばかりしようとしている人は、あなたの周りにいませんか?
以前、「英会話学校でアウトプットを6年繰り返したのに、単語力も文法力もまだ初心者レベル」という方に出会いましたが
これは、財布の中に5,000円しか入っていないのに、10,000円を出そうとしている行為に等しく、残念ながら、確かなるインプットに裏付けられていないアウトプットは空回りに終わってしまうと言えるでしょう。
アウトプットフェチになりたいなら、まずインプットフェチにならないと。支出を増やしたかったら、まず収入を増やさないと。
これ、大事です。
アウトプットの収穫物を最大化するために。
アウトプット破産しないために。
ということで、
次の章は、あまり知られていない「イン・アウトプット」について解説していき、その次の章でインプットからアウトプットまでのオススメの流れに触れます。
2.「イン・アウトプット」は何?インプットとアウトプットの架け橋です。
早い話が、単語学習・文法学習 (インプット)をしたら、学んだばかりの単語と文法が出てくる英文を読むなり聞くなりして (イン・アウトプット)、その後に書くなり話すなり (アウトプット)しましょう、ということです。
外国語学習には7要素 [発音・単語学習・文法学習・読む・聞く・書く・話す]があります。話を簡単にするために、今日は発音については敢えて触れませんが、
インプット→単語学習・文法学習
であるのは納得が行くと思います。
覚えることだらけですからね。
アウトプット→書く・話す
であることも納得が行くと思います。
覚えたことをひたすら使うだけなので。
しかしなぜ、
読む・聞くがイン・アウトプットなのか?
その理由は、読む時も聞く時も、一度学習して認識できるようになった単語と文法を介して 情報を仕入れる行為だからです。
つまり、英文を読むことや聞くことを通してその英文に埋め込まれた情報を取り込む時、今まで学習した単語と文法を使って (アウトプット)、新しい情報を仕入れている (インプット)と言えませんか?
ここから何が言えるでしょうか?
読んだり聞いたりする時には、インプットとアウトプットが同時並行で行われている、と導き出せると思います。
まだ認識できてない単語を読むことも聞くこともできるよ!という天の邪鬼な方には、それは「目で追う・聞き流す」であって「読んで情報を仕入れる」「聞いて情報を仕入れる」とは本質的に違うのだと言っておきます。
3.なぜイン・アウトプットを間に挟むのか?それは、文脈こそがアウトプットの価値を高めるから
新しい単語を学ぶ時、大体の人は単語の意味と例文だけ確認してアウトプットに移行しようとしてしまいますが、文脈に欠けるので使う前に忘れてしまいます。
仮に意味と例文を会話の時に覚えていたとしましょう。しかし、断片的な使い方 (例文)しか頭に入っていないので、会話のいつ、どこで、どうやって使ったら良いか分からなくなってしまうのです。それで、
アウトプットにつながらない(* _ω_)...
と。
それなら、アウトプットに繋げる前に、覚えた単語を「文脈」で肉付けしてあげたら良いのではないでしょうか。
そこに「イン・アウトプット」の真価があるのです。覚えた単語や文法を、文脈の中で読む・聞くという行為は、文脈の肉付けによって、長期記憶化させなおかつ瞬発力を上げる効果を持つのです。
いやいや、それは分かったけど
覚えた単語全てに出会うまで読んだり聞いたりするとなると、一体何千時間かかるんだ!!??
と思うかもしれません。
実は、覚えたばかりの新しい単語にすぐ&確実に出会えるような学習方法があるのです。それがこちら。
4.新出単語リストを調べてから、英文に触れよう
英語の教材には、だいたい巻末に「新出単語リスト」が付いていますよね。
さきにその単語を一通り調べ尽くすというインプットを済ませておいてから、その単語が出てくる英文を読んだり聞いたりするのです。
そうすると、同じ教材でインプットもイン・アウトプットもでき、単語が文脈で肉付けされ更に瞬発力まで上がるため、アウトプットがスムーズにできるというわけです。
教材によりますが、ある程度まとまりを持った英文には、平均20~40くらいは新しい単語は入っていると思います。この小さな単位でのインプット、イン・アウトプットを積んだ上で、英会話というアウトプットに臨むのです。
こうすることで学習過程を細分化できるため、毎日忙しい人でも続けさえすれば確実に英語力を日々向上させることができます。
一例として、
「月曜はChapter 3の単語を調べる」→「火曜はChapter3の本文を読んだり聞いたりする」→「水曜はChapter 4の単語を調べる」→「木曜はChapter4の本文を読んだり聞いたりする」→「金曜日は英会話をしてアウトプットをしよう」
という学習サイクルで習慣化までできます。
忙しい人は比率的に、
インプット4
イン・アウトプット4
アウトプット2
を目指したら良いでしょうか。
語学は習慣の賜物ですから。
まとめ
頭に入っていない単語は、口から出て来ないので、インプットの乏しい状態でアウトプットを繰り返しても、結局それは空回りの学習になってしまう。そこで、「インプット→イン・アウトプット→アウトプット」の順を意識すれば、単語を文脈で肉付けし、瞬発力が上がった状態でアウトプットをすることができるので、アウトプットの成果が大きくなる。具体的手順の例として、ある程度の長さの英文がある教材の新しい単語を調べ尽くしてから本文を学習するというものがある。
と偉そうに書いている私自身も、インプットを無視してアウトプットフェチになっていた恥ずかしい時期があります。語るのも恥ずかしい。。。
もし皆さんの周りで、覚えた単語をアウトプットに繋げられなくて迷っている人がいたら、是非本記事をシェアしていただけたらなと思います!
この記事がみなさんの語学学習の糧になることを祈って。
それでは!
PS
過去にクレージーすぎるインプットをしてみたことがあります。英英辞典を読破するというものですが、どんな世界なのか気になる人は下の記事をどうぞ!
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。