上司に「それ、何のためにするのですか?」と聞けますか?デンマークから生産性を上げる方法を探る
いやいや。
今年も沢山の本を読みましたが、年の瀬にこんなに夢中になれる本に出合えるなんて…!!
先週、大好きな丸善本店で「本屋散歩」をしていた時に見かけて「次に読むリスト」に入れていたのですが、読み始めたらスマホチェックしてる場合じゃない位夢中になって読んでいます(笑)
実はまだ読んでいる途中なのですが、とても1回では収まらない程の気づきがありました。
そもそもデンマークとはどんな国?
北ヨーロッパの中にある、面積は九州と同じ位で人口は千葉県民よも少ない国(ざっくり)
でも、この小さな国が凄いのです。
一方で日本は?と言うと
経済は活況だしインフラは整っているけど、ビジネスと政府の効率が悪い。
このランキングだけ見ても、「人にシワ寄せが来てる」感じがするのは私だけ?(^_^;)
タイトルにもある通り、デンマーク人は16時には退社(金曜は2~3時!)して昼寝を楽しんだり、家族そろって夕食を囲むのが当たり前。
そんな生活をしていても生産性が凄く高い。
優先順位
本の中では、デンマーク人が生産性を上げる為にしている取り組みが沢山紹介されています。
でも根本にあるのはハウツーよりも「優先順位がハッキリしている」という事。
「家族と幸せな時間を過ごす為に仕事をしている」とか。
「健康的な生活を最優先しないと、仕事ができない」とか。
優先順位がハッキリしているから、余計な事にエネルギーを注がない。
「家族との時間」を守る為に、殆どの人が「4時に帰る」という覚悟を持っている。
だからお互いに「無駄な仕事」は徹底的に省くし、無駄なルールや承認プロセスも省く。
私自身も数年前に上司から「母ちゃんやる為に仕事してるんだろう。子供の行事が優先だよ」と言われて物凄くホッとしたことを強く覚えています。
その頃よりも更に優先順位がハッキリしたから、こんな記事を書いたわけです(笑)
目的志向
デンマークでは、上司が部下に仕事を頼むと断られる事もあるそうです。
デンマーク人は全員が「4時に帰る」という覚悟を持っているからこそ、目的がハッキリしない仕事は一切やらない。
仕事も「目的」に到達できれば手段は問わないので、上司が部下に逐一報告を求めたり、マイクロマネジメントをしない。
人それぞれやりやすい方法が違うから。
これ、日本と真逆ですよね。
古くからある日本企業では、未だに日報とか議事録とか凄い大事にしてる文化ありますよね。
私は前職時代に会議の議事録を毎週書いていましたが、一度も読まれなかった気がします(笑)
やっぱり根本は教育にあり
本を読み進める中で、やっぱり私の興味は俄然「教育」に向かっていました。
すると本の中でも少しだけ「教育」について触れられていました。
真逆!!
日本は「失敗が許されない環境」になりがち。
失敗しても良いからやってみよう!
チャレンジしてみよう!
みたいな気運が全くないですよね。
これ、植松勉さんがTEDで伝えたかった事じゃないかな。
先生に指示されて。
誰かに評価される為に努力して。
失敗しそうなことはやらない。口に出さない。
よく工藤校長が「ヨーロッパでは~」という話をしていますが、まさにその通り。
本来子供は色々試してみたい事がある。
指示なんか要らない。
大人がガチガチなルールで縛り付けるから主体性を失って、目的も見失ってしまう。
こんな悲しい事はないですよね。
学びが多すぎた一冊
デジタル推進国でもあるデンマークは、何でもメール文化だそうです。
政府からのお知らせも「郵便」は一切届かないので、著者は2ヵ月位ポストすら見ていないとの事(笑)
まさに以前書いたような世界。
これって日本では考えられないですよね。
日本で郵便廃止なんて言い出したら郵便局員の猛反発が起きそう。
こういう「バッサリ切り捨てる」ができないところが、日本の優しさでもあり、どんどん世界から置いていかれている原因でもあるんだろうな。
そう考えると、やっぱり日本のルールを作ってる政治が変わらなければいけないの?
あ、また昨日の記事に戻っちゃう(笑)
という事で、最後までお読み頂き有難うございました。
今日は金曜日!!
皆さん、今日は何時まで仕事をしますか?(^^)
優先順位が叶う一日になりますように。
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