東大夫婦のがんばらない育児

妻は大学准教授、夫は会社経営者。がんばらない育児。

東大夫婦のがんばらない育児

妻は大学准教授、夫は会社経営者。がんばらない育児。

最近の記事

プロ選定の育児用グッズ全リスト(0ヶ月~1歳まで)

前回の記事が好評で、友人からも役立ったとの声が寄せられているため、今回は続編として1歳までに必要なグッズを挙げていく。月齢に合わせてどんなおもちゃを与えたら良いのか、必要になるものはどんなものか、何を買えば良いのか悩む人も多いと思う。そんな方のためのリストである。今回も保育士として20年以上のキャリアを持つプロのシッターさんに選んでもらった厳選のグッズである。前回の記事はこちら。 なお、各月齢でできるようになることのめやすとしては、こちらの図がわかりやすい。 出所:htt

    • 経営者の子育て

      今回の記事は、普段と変わり、夫の私が書いた。先に自己紹介しておくと、私は教育系の会社を経営しており、社員や講師を80名ほど抱えている。経営者は大半がそうだと思うが、お金の出所には厳しい。要するにケチなのである。それ以外にも、よくある男性が持っているであろう、こんな欲望を持っている。 1.子どもは2人、できれば3人欲しい。将来は家族団欒で食事する、温かい家庭を築きたい。 2.子どもはほしいけど自分で育児はしたくない。うんこがついたオムツを替えるのも、臭いからやだ。育児は妻や親

      • 出産前準備:プロ選定の新生児用グッズ全リスト

        今回は、出産前に購入するべきグッズのリストをお届けする。私自身、出産前に何を購入したら良いのかとても迷った。というのも、購入するべきグッズのリストは検索すれば色々出てくるものの、どのリストも微妙に違っていて、結局いるのかいらないのかよくわからないからである。 西松屋やアカチャンホンポのリストは当然自社の利益になるのだからすべてを購入する方向に偏っているし、一方で産院のくれたリストは内容が古いように感じた。そもそも、私がほしいのはベビー用品のリストではなく、それを何に使うのか

        • 子どもはかわいいけど10分で飽きる

          私がいかに育児をしたくないかという話をするにつけ、「子どもはかわいいんだよね?(まさかとは思うけど、かわいくないの?)」ということをよく聞かれる。 結論、子どもはかわいい。ただ、10分で飽きる。 うちの子は0歳なので、クーイングはよくするが、意味のある言葉を発することはまだない。一般的に何らかの言葉を話し始めるのは早くても9ヶ月くらいらしいので、まだまだ先の話である。抱っこしてあやすとニコッと笑顔を見せてくれたり、指を握ってきたり、かわいい仕草をすることはよくある。それは

        プロ選定の育児用グッズ全リスト(0ヶ月~1歳まで)

          ベビーシッターを雇うと2億円がもらえる

          子どもが新生児の頃、私達夫婦がベビーシッター代に月100万円近く支払っているというと、多くの人が驚いた。そして、ほとんどの人が「お金あるんですね」と同等の表現をしていた。 たしかに、小さい金額ではない。しかし、私達はその金額に十分満足していた。そもそも、ベビーシッター代は無限に払い続けるわけではなく、主には最初の3ヶ月間への集中投資と考えていたし、そもそもベビーシッター代というのは、単に「その時間」子どもの面倒を見てもらうためのお金ではない。ベビーシッター代は、未来への投資

          ベビーシッターを雇うと2億円がもらえる

          保育園は見学する意味がない

          結論、保育園は見学する必要がない。特に、認可保育園は見学しても意味がない。私は一園も見学せずに決めたし、問題も起きていない。 この記事は、産後なるべく早く子どもを預けたいというキャリア女性のための記事である。 「気に入った保育園が」、とか、「保育方針が合わないと」、とか、「園庭が広くないと」、とか、保育園にこだわりがあって、「こだわりを捨てるくらいなら育児休暇を取って、仕事を辞めて、仕事よりも子育てを優先する」、という方には向かない記事だと思われる(そういう方向けの記事は

          保育園は見学する意味がない

          妊娠を希望するキャリア女性夫婦のための検査と予防接種

          「妊娠前に何か検査を受けたりしたか?」と聞かれることが結構多いので、今回はこのテーマについて書くことにした。結論からいうと、妊娠前にするべきことは3つある。 ①ホルモン検査ホルモンが足りていないと妊娠しにくいので、ホルモンの検査を受ける。「もしホルモンが足りていなかったらどうするつもりだったの?」ということもよく聞かれるが、その場合は当然ホルモン剤を飲む。 以下のリンクの「内分泌検査(ホルモン測定)」のところに詳細が記載されているので興味がある方は読むと良いと思う。読む時

          妊娠を希望するキャリア女性夫婦のための検査と予防接種

          キャリア女性のための出生前診断(NIPT検査)

          結論 ・NIPT検査で生まれてくる子どもが障がい児かどうかをある程度特定できる ・NIPT検査は母親の血液を採取するだけなのでリスクはない ・妊娠10週0日から検査が可能 ・妊娠12週未満であれば比較的負担が少なく中絶が可能 ・中絶ができるリミットは22週未満まで 昨日、うれしいニュースを見た。 妊婦の血液から、おなかの赤ちゃんのダウン症などを調べる出生前検査(NIPT)について、日本医学会の委員会は18日、検査の対象となる妊婦の年齢制限をなくすことを決めた。35歳以上と

          キャリア女性のための出生前診断(NIPT検査)

          「子どもを持つ=受験」理論

          私がいかに育児をしたくないかという話をするにつけ、「育児はしたくないけど、子どもはほしかったんだ?」と聞かれることが多い。 結論から述べると、子どもがほしかったのかと聞かれれば、感情論ベースで子どもがほしくてたまらなかったというわけでもない。 私は、子どもを持つことは受験とよく似ているように思う。 高校生の頃、大学に行くとなんの良いことがあるのかはあまりわかっていない。ただ、一般的な人は大学に行った方が幸せになっているようだということはなんとなくわかる。なので大学に行く

          「子どもを持つ=受験」理論

          子どもを自分の親に預けない理由

          子どもがまだ新生児の頃に、「毎日ベビーシッターさんに預けている」と言うと、「親御さんは見てくれないんですか?」「親御さんに見てもらったらいいんじゃないですか?」とよく言われた。 私は東北地方の出身なので、それを知っている知人は「親御さんは遠いですもんね」と言うこともよくあったが、私が子どもを親に預けないのは、親が遠くに住んでいて物理的に預けられないからではない。私は、仮に親が東京に住んでいて、親自身が働いていなくて時間に余裕があったとしても、預けなかったと思う。 なぜなら

          子どもを自分の親に預けない理由

          無痛分娩は無痛じゃない

          結論から述べると、全ての女性に無痛分娩をお勧めする。 「自然に産むべき」論は小規模病院の経営者のハッタリ2016年時点でアメリカでは約7割、フランスでは約8割が無痛分娩を選択しているのに対し、日本で無痛分娩を選択している人は6.1%と驚きの普及率の低さである。 日本では「自然に生むべき」論がはびこっているが、自然に生むと具体的に何が良いのかというと、べつに良いことは特になにもない。ただ痛いだけだ。 ではなぜ良いことが特に何もないのにこれだけ「自然に産む」ことが良しとされ

          無痛分娩は無痛じゃない

          産後すぐ働く女性の出産病院選び

          この記事は、産後すぐから働く、働きたい女性を対象に、出産病院選びのポイントをまとめたものである。 病院選びのポイントポイントは以下の4つだ。 ①無痛分娩に対応していること ②家から近いこと ③母子別室を基本にしていること ④個室 以上。これ以外にない。 ①無痛分娩に対応していること 無痛分娩は自然分娩と比べて圧倒的に回復が早い。無痛分娩であれば、産後直後からスマホでの仕事を行うことが可能である。産後働く女性にとって無痛分娩はマストになるだろう。 ちなみに、無痛分娩

          産後すぐ働く女性の出産病院選び

          産後0日から働く方法

          私が出産前に気になっていたことの一つが「産後いつから働けるのか」という問題だ。なぜなら、産後休みたくないからである。産後すぐから仕事がしたいからである。 法律上は最短でいつから働けるか結論、会社員など組織に属して働いている場合、産後6週間から働くことができ、それ以外の会社経営者、個人事業主やフリーランスなどで働いている場合は産後0日から働くことができる。 日本では、労働基準法第65条により、出産予定日を基準に、産前6週間(多胎妊娠は14週間)と産後8週間は休業することがで

          かわいそうなのは赤ちゃんよりもお母さん

          「生まれてすぐ預けっぱなしにするなんて、赤ちゃんがかわいそう。お母さんと一緒にいたいはず。」そんな言葉をよく聞く。そういう方は、シッターさんによる育児を見たことがないか、残念ながらハズレのシッターさんにしか当たったことがないのだと思う。 私の娘は、退院後0日、0歳0ヶ月からベビーシッターさんに見ていただいている。昼のシフトの方と、夜のシフトの方に交代で来ていただき、私も夫もそれまで通り昼は仕事をして、夜はしっかり睡眠を取り、合間に娘と触れ合う時間をもっている。 私はシッタ

          かわいそうなのは赤ちゃんよりもお母さん

          母乳は大変だしメリットがあまりない

          私自身、出産するまで赤ちゃんは母乳で育てるものだと思っていた。しかし、いざ産後に授乳を開始する中で、母乳育児によるストレスの大きさと、それに対する母乳育児のメリットの少なさを実感した。ここでは母乳育児の実態、母乳のメリット、母乳育児信仰が生じている背景を紹介する。 母乳育児の実態1.最初から母乳は出ない 出産したら、母乳が出るようになる。当たり前のように思っていた。たしかに最初からなんの苦労もなく母乳が出る人もいる。しかし、最初から母乳が十分に出て、赤ちゃんが十分に吸ってく

          母乳は大変だしメリットがあまりない

          子どもはほしいけど育児はしたくない

          私は大学准教授として都内の大学で働く傍ら、副業として経営顧問やwebマーケティングなどの仕事をしており、自ら望んで産休も育休も取らなかった。大学は法律で最低限度に定められている産後6週間の産休のみ、その他の仕事は一日も休まず、産前も出産直前まで、産後も産後0日から仕事を継続している。 産休も育休も取らないというと、多くの人から「なんで?」「取得できなかったの?」「取得しづらかったの?」と再三に渡って聞かれた。その度に私は真実のみを答えている。答えは明快で、育児したくないから

          子どもはほしいけど育児はしたくない