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ワイン片手に旅のハナシ

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油断も隙もありゃしない。オーストラリアを私は許さん。/破天荒なエジプトという国を、私がガッチリ仕留めてきました。/私が過ごしたスリランカには、夢とか幻とか現実があった。
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#エジプト

evolution①〜エジプト初日の進化論〜

evolution①〜エジプト初日の進化論〜

なんとなく気持ち的にすごく遠いような気がしてなかなか行く機会のなかった国、エジプト。そろそろピラミッドくらい見とかねばね、と思い立ち、度重なる調査の結果、エジプト旅において最も重要な2大巨塔が判明した。それは「SIM(シム)カード」と「Uber(ウーバー)」だ。

海外によく行く人たちの間では、もうとっくの昔から使いこなされているSIMカードとUber。私は海外によく行くけれど、これまで一度も利用

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evolution②〜エジプト初日の進化論〜

evolution②〜エジプト初日の進化論〜

約2時間に及ぶ、私の荒ぶりをアラブ顔にぶつけるアラブの春は無念の敗北に終わったものの、どうにかSIMカードを無事ゲット。標準装備は整った。そうなってくるとお次は初めてのUberだ!とりあえずドライバーが私を見つけやすいように、アジア人顔全開の自分のプロフィール写真をアプリにセットした。今度こそ塩顔のお披露目どころだ!

もちろん私もドライバー情報が事前に確認できるので、ドライバーの顔を写真で確認し

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ナイルは死さない

ナイルは死さない

まだ私が若くて美しくてお洒落だった頃、ヨーロッパ中部を流れるドナウ川でディナークルーズをしながら、美しく輝くブダペストの街を臨んだりするという神々の遊びを堪能し、若くて美しくてお洒落だった私は、食事のときに出てくるお水が炭酸水であることがデフォルトだったり、カツレツがやたらと潰れているのがデフォルトだったり、毎日毎食ポテトやらマッシュやらイモばかり食べるのがデフォルトだったりしたことに衝撃を受け、

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トリップトラップ〜ミイラ取りがミイラになるのもよくあるハナシ〜

トリップトラップ〜ミイラ取りがミイラになるのもよくあるハナシ〜

コシャる…コシャれば…コシャるとき…。
ほぼ毎日、時には1日2回コシャってしまう。そろそろ飽きてきたぜ、もうお前なんていらね〜よ!ポイッ!、、って突き放してお別れしたはずなのに、翌日には会いたくなる中毒性南無〜〜。

そんなコシャリをテイクアウトし、ルクソール行きの深夜列車へと乗り込む。

エジプトで私たち外国人は、普通列車のチケットを買うことが出来ない。駅で買おうとしても売ってくれないの

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木蘭の花はジャズに揺れる〜アザーン満月remix〜

木蘭の花はジャズに揺れる〜アザーン満月remix〜

私はベッドの上に横になり、ただただ穏やかな気持ちで過ごしている。iPhoneでジャズを流していると、窓の外からアザーンが聴こえてきた。

アザーン。それは、イスラム教徒へ礼拝を呼びかける合図。モスクからスピーカーを通して響き渡る呪文のような肉声。私たち日本人が普段聴くことのないその肉声は、異国情緒に溢れていて、威厳と美しさを兼ね備えた音楽のように聞こえる。

がしかし、イスラム教徒はアザーンを音楽

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ピザハット DE ピラミッド〜ブルース・リーも言ってたけど私も言うよ〜

ピザハット DE ピラミッド〜ブルース・リーも言ってたけど私も言うよ〜

「Uberを制す者は、エジプトを制す」とはよく言ったもので(知らんけど)、Uberを制する者は、あのピラミッドだって制することができるのだ。

そもそもエジプトってなんだかすごく行きにくそうだし、ましてやピラミッドなんてどこの地の果てにあるのよ、ってずっと思っていたのですが、まーUberを制する者はピラミッドも制するわけで。まさかまさかの、街の中心から驚くほどあっさりと行けちゃうわけです。車で道走

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