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#考察

この世で一番怖いもの

この世で一番怖いもの

「まんじゅうこわい」という落語がある。怖いものなんて無いという男を怖がらせるべく、「まんじゅうが怖い」と漏らした言葉を信じて男を怖がらせようとする噺である。オチは有名なので語るべくも無いとして、序盤に若者たちが言い合う怖いものは虫、動物、実在しない物と多種多様である。
 さて、貴方は何が恐ろしい?
 私は何より「確証バイアス」が恐ろしい。

確証バイアスとは
 ある持論に対して、持論を支持する証拠

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本に直接書き込むことに対する一意見

本に直接書き込むことに対する一意見

 私は何でもかんでも疑ってかかる。これはもうMBTIなどを通り越えた私の本質だと思っている。以前はすぐに疑ってかかる自分が好きではなかったが、今は諦観にも似た受け入れ態勢を整えている。
 そんな私だが、ただ疑ったり批判したりするのではなく、自分に挑戦出来ることであれば挑戦してからケチをつけようという腹積もりで過ごしている。最終的にケチをつける気満々であることは否めない。
 今までNoteに掲載した

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「華氏451度」を通して考える、本が語ることとは

「華氏451度」を通して考える、本が語ることとは

「華氏451度」という作品はご存知だろうか。
 レイ・ブラッドベリによる著作で、舞台は近未来のディストピア。どこの家庭にもテレビが埋め込まれた壁が複数枚あり、一緒に暮らす家族よりもテレビを眺めて暮らしている。本は人心を惑わすとしてありとあらゆる本が禁制品となり、「消火士」たるファイアマンは本を焼き払う「昇火士」に実態を変えた。皆が皆画一化された意見しか言わず、少しでも「普通」から外れた人間は異端の

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