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戦闘が面白いなら決着時のセリフは名言説
◯はじめに
なぜか急にタイトルの説を思い付いたのでざっくり考察していきたいと思います。
考察は以下の戦闘の決着時のセリフについて行います。
◯ボーダー入隊編
●遊真vsバムスター
遊真のこのセリフを聞いた時に修は迅から言われたセリフを思い出す訳ですが、この時点では読者は迅のことをほとんど知りません。
また迅のこのセリフは本来なら大規模侵攻編の終盤(第82話)で修の回想として出てきます。
三輪秀次の復讐心を読者はどう受け止めるべきなのか?(ワールドトリガーで倫理学)
◯はじめに
最近、ちょっと面白そうな本を買いました。
SFマンガを題材に倫理学について触れている本で、(非常に)残念ながらワールドトリガーは題材として選ばれていませんでしたが、この本を読んでワールドトリガーと倫理学を組み合わせた考察をすることを思い付きました。
いくつかのテーマに分けて考察しようと思いますが、今回は「復讐」をテーマに考察していきます。
ワールドトリガーで「復讐」と言えば、近
なぜB級ランク戦編は「人を選ぶ」のか?
◯はじめに
ワールドトリガーを布教していると
と言われることがあります。
B級ランク戦編は大規模侵攻編に比べて「人を選ぶ」エピソードであることは否定できない事実としてあるように思えます。
今回はその理由について考察してみました。
◯B級ランク戦編の「唐突感」
まず1つ目の理由として考えられるのが、大規模侵攻編までを読んだ読者がB級ランク戦編に対して一種の「唐突感」を覚えてしまうためです
「面白い」と「好き」の違いについての独断的私見
◯はじめに
最近自分の中で「面白い」と「好き」の違いが明確になったので、言語化してみました。
ただこれはかなり自分の経験や感覚に基づいているので、考察ではなく独断的な私見であることをご了承ください。
◯「面白い」とは?
まず「面白い」についてです。
私は「面白い」を
と定義しました。
「面白い」という感情は泡のようなものであり、そのコンテンツに触れた瞬間に(そのコンテンツが自分にとっ
なぜ三雲修は「モノローグ」が多いのか?
◯はじめに
漫画のキャラクターはセリフの他にいわゆる「心の声(モノローグ)」を発する場合があります。
このモノローグに注目してワールドトリガーを読んでみると、主人公である三雲修がモノローグを多用していることに気付きました。
例えば第1話の三雲修のモノローグを見てみると、
となっています。
対して空閑遊真のモノローグはわずかに
のみです。
第2話でもこの傾向は変わりません。
これは明
ワールドトリガーが「異世界転生」である可能性について
◯はじめに
「異世界転生」というジャンルがあります。
漫画やアニメ、小説などで「異世界転生」の作品は数多くあり、人々に親しまれています。
そこでふと思ったのが、
ということでした。
そこで今回はワールドトリガーが「異世界転生」である可能性について考察したいと思います。
◯「異世界転生」とは?
私はあまり「異世界転生」の作品には詳しくないのですが、イメージとして
という流れがあるよう
ワールドトリガーという作品を「定義付け」ている名言を独断と偏見で選んで語る
◯はじめに
ワールドトリガーはいわゆる「名言」がたくさんある作品です。
その中でもワールドトリガーという作品を「定義付け」ていると自分が思っている名言を選んで、語りたいと思います(考察ではないので注意)
今回取り上げるのはこの5人の名言です。
●空閑遊真
空閑遊真はバトル漫画の主人公として「最初からかなり強い」という設定があります。
実際、B級ランク戦編が始まってからもROUND1・2
「能力の欠略」とキャラクターの魅力の因果関係について
◯はじめに
ワールドトリガーの能力には
があります。
そのうち「サイドエフェクト」は基本的に失うことはありませんが、「トリガー」は外すことができるという特徴があります。
つまりワールドトリガーでは自然に「能力の欠略」が可能であるということになります。
この「能力の欠略」とキャラクターの魅力に因果関係があると考え、考察しようと思いました。
◯迅悠一
まず物語上で「能力の欠略」が印象的な
ワールドトリガーに見る「バトル漫画のコピー能力/技術」に関する考察
◯はじめに
バトル漫画で定番の能力として「相手の能力や技術をコピーする」、いわゆる「コピー能力」があります。
ワールドトリガーでは遊真の黒トリガーが「コピー能力」の代名詞と言えます。
今回はワールドトリガーを通して「コピー能力」そのものについて考察してみたいと思います。
◯「能力」と「技術」
まず「能力」と「技術」を自分の中で定義し、区別したいと思います。
「能力」はワールドトリガーで
ワールドトリガーにおける「不在キャラクターの格を上げる」手法について
◯はじめに
ワールドトリガーには
という手法が使われている描写が見受けられます。
これは登場人物が多いワールドトリガーには必須の手法であり、また漫画道場の
にも関連しています。
今回は、実際にこの手法(以下「不在格上げ」)が使われて格が上がっている不在キャラクターを確認していきたいと思います。
考察する不在キャラクター
①緑川駿
一人目の不在キャラクターは緑川駿です。
ROUND
ワールドトリガーにおける「サブタイトル」の命名ルールとその効果について
◯はじめに
2024年5月現在、ワールドトリガー(原作漫画)のサブタイトルは以下のようになっています。
このサブタイトルの命名ルールはかなり独特で、アニメ版とは明らかに異なっています。
今回はサブタイトルの命名ルールについて考察し、その効果を考えてみたいと思います。
◯命名ルール
私はサブタイトルの命名ルールには次の5種類があると考えました。
①「個人を指す名詞」(一例)
②「部隊を
なぜ宇井真登華の「戦術」は「5」なのか?
◯はじめに
BBFのオペレーターの能力パラメータには「戦術」という項目があります。
BBFで能力パラメータが判明しているオペレーターを「戦術」が高い順に並べてみました。
これを見て思ったのが「宇井の戦術、低くない?」ということでした。
同じく戦術5の十倉は茶野隊のオペレーター、楠本は間宮隊のオペレーターです。
柿崎隊、茶野隊、間宮隊の順位を見てみると、
となっており、柿崎隊は中位(14
「先入観コントロール⑤」(迅悠一/黒トリガー争奪戦編)
◯はじめに
私が明確にワールドトリガーに「ハマった」瞬間は、第27話で迅が風刃を起動して菊地原の首を飛ばした場面です。
この場面の衝撃は今でも鮮明に覚えていますが、振り返ってみるとなぜこの場面に自分がそこまで衝撃を受けたのか、気になるようになりました。
そこで「先入観コントロール」が使われていると仮定し、考察してみました。
◯「縛り」のある戦闘
黒トリガー争奪戦より前の戦闘を並べてみると
なぜ小南桐絵はだまされやすいのか?
◯はじめに
小南桐絵はワールドトリガーでもかなり人気のあるキャラクターです。
その特徴として「だまされやすい」があります。
このように記念すべき初登場(第1話を除く)で「だまされやすい」と紹介されています。
他にも
だったり、第3巻のカバー裏でも
とやはり「だまされやすい」ことが強調されています。
BBFでも
とだまされエピソードが複数掲載されています。
今回はなぜ小南がここまで
ROUND3に見る実況解説が戦闘シーンにもたらす効果
◯はじめに
B級ランク戦編の特徴的な要素として「実況解説の存在」があります。
実況解説の有用性についてはこれまでにいろんな方が考察していると思うので真新しさはないのですが、自分自身でこのテーマについて考察したことがなかったので考察してみました。
またB級ランク戦は「ROUND1〜8/中位最終戦」とありますが、今回は「ROUND3」に限定して考察しました。
【今回考察する効果】
①「自分語
ワールドトリガーが私の人生に与えた影響(ギャンブル編)
◯はじめに
ワールドトリガーは私の人生に大きな影響を与えた作品であることは間違いありません。
ワールドトリガーを考察するために漫画について勉強していた時に、このような言葉に出会いました。
これを読んだ時、ワールドトリガーは自分にとっての「よいマンガ」であることに気付かされました。
そしてワールドトリガーによって「ものの見方」が変わったこと、私の人生に影響を与えていることを認識したのです。