Siffon

日本と海外生活を通しての日々のあれこれを綴っています。

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最近の記事

Walking challenge Day91

散歩を習慣化し、“散歩チャレンジ100日”という目標を立てた。 それが今日で、91日目。 始めた時は、冬のど真ん中だった。 ピンと張った空気の朝に出かけるのは、心が折れそうになった。 しかし、散歩を日課にしていると、冬から春に移行する瞬間を肌で感じる事ができた。 寒い北米でも、花の咲き始めるのをみたり、木が芽吹いてきたり、風がなんとなく暖かく感じる様になったり。 季節が移り変わるのを肌で感じるのは気持ちが晴れやかになる。 梅雨が明けて夏の匂いを感じるのは、日本の良き味わいで

    • Day55

      私は、55日前からウォーキングチャレンジをしている。 何のことはない、朝の散歩を毎日100日間続けるというものだ。 始めたきっかけは、気分の落ち込みが頻繁にみられたことである。 落ち込むことは誰しもあるわけだけど、落ち込みからの這い上がりに力がなくなっていたことが気がかりだった。 身体を整える事で、気持ちも整うだろうと期待した。 1日をほんの数ミリでも快適に暮らしたいと思った。 それで、散歩という単純な動作を、続けてみようと思った。 55日目。 歩くことに集中するよりも考

      • Day37

        ウォーキングチャレンジを始めてから37日が経過した。 目標は100日だから、三分の一を過ぎたところだ。 朝の空気を胸いっぱいに吸って朝日を浴びるのは、 身体にもメンタルにも非常に良い。 Day30を過ぎたくらいから、右足の股関節に違和感を感じ始め、 上げる脚に重みを感じるようになった。 元々弱いと思っていたところが歩き方の癖のせいで痛みに変わっていく。 歩き方を変えようにも、そのための筋肉が備わっていないために簡単には変えられない。 意識しても疲れると自分の癖のある歩き方に

        • Day18

          散歩、はいいですね。 身体にも、メンタルにもとても良いエクササイズだと思う。 散歩を始めたのは、もう数十年以上も前のこと。 気分が塞ぎ込んだ時や、気分転換をしたい時に必ず私は散歩に出かけた。 歩きながらああでもないこうでもないと考え、更に気分が落ち込む時も数えきれないほどあった。 そんな時、ふと見上げた空があまりにも美しくてそれに救われたりもした。 むしろそんな美しい空を見上げたくて散歩に出かけていたのかもしれない。 散歩という趣味を何かに生かせないかなと考えている今日こ

        Walking challenge Day91

          Teeth-part 2-

          歯がない。 抜歯ということに怯えた。 良い歳して一回り程も若いと見える先生に怖がってる事を悟られまいと、治療台では小さく震えた。 「Are you ready?」-準備はいい?- と言われたが、そんな日はいくら待っても来るわけがないと、心の中で思うのとは裏腹に、 「I’m ready.」 と答えた。 局部麻酔をかけた場所が麻痺し始めてきたのを確認し、 ドクターが口の中でかちゃかちゃ始めた。 “歯を抜く時って、ギリギリと音がするんだよ。” 人から聞いた話が頭の中でぐるぐる回っ

          Teeth-part 2-

          Teeth

          この外国の地で、歯医者に行く事がとにかく苦手で避けていた。 専門用語も治療過程も保険システムもよくわからないからだ。 そもそも歯の治療は、目に見えるものではないせいか、それが不安を煽り嫌いだった。 治療台に座った途端、不安で身体が震える事も何度も経験した。 しかし、年齢を追うごとに行かないわけにいかない状態になる事が増え、ここ数年は不具合があった時は行くようにしていた。 にもかかわらず、行った時には手遅れになっていた。 「Teeth extraction.」 言わ

          It’s been awhile.

          久しぶりに実家の両親にLineで電話をした。 1週間に一回はいつも電話しているのだけれど、今回は久しぶりにビデオ通話をした。 海外在住の私は、コロナがあってから数年は日本に帰れていない。 帰ろうと思わなかった訳ではないが、このご時世に国を跨いでの移動は、諦めざるを得なかった。 父も母も元気だとは聞いていたものの、ビデオ通話で見る両親は、年数分以上に歳を重ねていた。 父は、画面が固まったのかと思うほど、行動がゆっくりになっていた。 「お父さん、動いてるの?」 と失礼極まりない

          It’s been awhile.

          猫-part3-

          「she is friendly.」 里親のGianaさんが笑顔で言った。 私たちが優しく撫でると、顔を擦りつけてきた。 それから、Mollyの特徴や性格、接し方や育て方、餌の量などを説明してくれた。 30分ほど一緒に過ごし、子どもたちにどうしたいか聞いてみたところ、 「Mollyを家で飼いたい。」 と即答だった。 Giana さんに伝えたところ、契約書と契約金の振り込み(そのほとんどが猫の保護にかかる費用に充てられるそうだ。)を支払った後に引き渡しとなる流れを説明してくれた

          猫-part3-

          猫-part2-

          家族全員が気に入った猫の受け入れを断られてしまったものの、 保護猫センターのスタッフがうちの家族構成とマッチする猫を選んで、二匹紹介してくれた。 一匹目はSimba. 出産したばかりのお母さん猫で、私たちが気に入った猫に毛の色が似ていた。 二匹目は、Molly. 同じく数ヶ月前に出産した、小柄なお母さん猫だそうだ。 どちらも猫初心者の私たちには、育てやすいだろうという話だった。 家族で話し合い、まずは一匹目の猫に会ってみようと決めた私たちは、猫の里親とzoomミーティングを

          猫-part2-

          猫-Part1-

          うちに猫がやってきた。 何か動物を飼いたいと思ってずっと考えていた。 魚は一匹だけ数年前から飼っている。元は沢山いたのだが、日本へ帰国している間に、自動の餌やり機がうまく起動しておらず、家に帰ってきた時には、ほぼほぼ全滅状態だった。その中から強く生き延びた一匹が今も大きな水槽で優雅に泳いでいる。 私は子供の頃に犬を飼っていた経緯もあり、自分は犬派だと思い込んでいた。 ところがある時、友人宅を訪ねた時に、大人しい猫が目を細めて行儀良く友人の腕の中に収まっていた。 それを見て自

          猫-Part1-

          朝は、これ。

          朝の習慣。 それは、 「ラジオ体操第一」 「ラジオ体操第二」 起床後、まずやることは、この二つ。 日本の外からやるラジオ体操は、懐かしい遠い日の思い出を思い出させてくれ、 切なくも愛おしい。 同時に、朝の身体の硬さにも驚く。 「足を開いて状態斜め下に曲げます〜。」の掛け声には、 恒例の様に足の関節がボキッとなる。 続ければ柔軟性が増して、ならなくなる日が来るのではないかと思いながら、 「ボキッ」 今日もなったと思う。 ラジオ体操第二。 ゴリラみたい

          朝は、これ。

          1ミリ

          葉っぱが色づく。 今年は寒くなるのが早い。 まだ九月なのに、暖房を入れた。 いつも10月後半に出すジャケットをゴソゴソ引っ張り出した。 私の住む場所は、冬が長い。一年の半分は冬。 寒暖差アレルギーが年々酷くなり、 今年は乗り切れるかな。外に出る為の装備を確認する。 季節の変わり目のせいか、 やる気をどこかに置き忘れてしまったかのように、 気分が下がりっぱなし。 それでも、上がったり下がったりするよりは、 低飛行のままの方がいい、 と思える。 上がるとその反動で、さらに下が

          Meditation-瞑想-

          心がざわついている時、なるべくメディテーションをする様にしている。 しかしながら、ざわついている時というのは、無になる事が本当に難しい。 呼吸に意識を向けているあいだも、 あーでもないこうでもない、 次から次へと見事なほどに、色んなことを考える。 結果的に、瞑想を諦めることも何度となく経験した。 先日あるヨガの先生が、教えて下さったことに深く感銘を受けた。 瞑想とは、湧きあがった雑念を呼吸に戻す訓練だと。 瞑想は、無になる事、頭の中を空にする事だと思っていたから、衝撃を

          Meditation-瞑想-

          Instrument

          何か続けたいなーと思っていた。 毎回新しい事を始める時は、無意識のうちにゴールを高く設定し過ぎて、 始めて数ヶ月でつまらなくなっていつもやめた。 最近は、考え方が変わり、 「自分の楽しみだけの為にやってみよう。」 と思える様になった。 どんなシフトチェンジかわからないけど、 そう思う様になった。 数年前、一大決心の後購入し、数ヶ月後には部屋の片隅に置かれていた ウクレレ。 娘にせがまれて一緒にやればいいと思い購入し、これまた部屋の片隅に追いやられていた、 クラシックギター

          Instrument

          Do it yourself

          「はて?」 私は、ある部分に関して潔く諦めが早い。 ある部分は、しつこいほどにこだわるのに、ある部分に関しては、数秒で諦めてしまう。 私の住む家は、築100年を超える古い家。 当然自分で修繕を行わないと、次から次へと綻びが芋づる式に出てくる。 だから、 あれが必要になってくる。 そう、DIY。 Do it yourself。 というやつだ。 本音を言うと、このDIYが私は得意ではない。 他力本願なところがある私は、 心の隅で、誰かその道のプロにお願いしたらいい、と思ってし

          Do it yourself

          長い道のり

          日本は、 まだ暑い!と家族から聞いた。 こちら北米は、日中は暑いけど、日陰に入ったり夕方になるとぐっと気温が下がり肌寒く感じる事も増えてきた。 今年も夏はそろそろ終わりかな、と少し色づいた木々を見上げて思う。 気温差が出てくると、私が気をつけなければならないのが、 寒暖差アレルギー。 病院で、検査を受けて診断されているが、気温差が7度以上あると、鼻の粘膜を通して感知し、 -蕁麻疹 -咳 -くしゃみ といったアレルギー症状が出るのである。朝の少し気温が下がった瞬間や、店内に

          長い道のり