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「本当の自分らしさを見つける50のヒント」 海原純子


「でもあなたがもし、その時、精一杯生きていたのなら、結果は手放すことです。」



「本当の自分らしさを見つける50のヒント」 海原純子


自分らしく生きたい、という意見をよく聞きます。

そして同じ位、「自分らしく生きるのにどうしたらいいかわからない」とおっしゃる方も多いのです。


自分らしさって何でしょう?


そう問われると「自分らしさって何?」って考えてしまいます。


日々、生活・仕事をしていると、いろんな事に追われてしまいます。とくにイヤなことをしないといけない場面が多くあります。


自分のやりたいこと、したいこと、なかなかできません。「それができることが自分らしさなのか?」なんて考えたりもします。


医学博士でエッセイストの海原純子さんは、このように書いています。

私は、自分らしさを生かすために、「どんな小さなことでもいいから自分の専門分野をもつこと」をおすすめしたいと思います。

(中略)

自分の専門分野をもっていると、年をとるにつれてその蓄積は多くなり、深みも出てくるのです。

すると、年をとることがこわくなくなってくるものなのです。若い頃には考えられなかった深みと幅が、その人を魅力的にするものです。


         ◇


日々の生活の中で一生懸命生きていると、心が苦しくなってきたり、突然何も考えられず、ぽっかり心に穴が開いて、空しい気持ちになったりします。


そんな気持ちをこの本は癒してくれます。「こんなふうに考えたり、感じたりすると、心がラクになりますよ」って言ってくれています。まさに心のクスリです。


最終的には、病気になったときもそうなんですけど、自分の中の自然治癒力が重要で、自分の持ってる力でしか問題は解決しないと思うんです。


そのヒントや気づきを、やさしく処方してくれるのです。


僕を処方してくださったのが、この言葉。


結果を手放すと気分は楽になる。


良くないことが起こってしまうと、やったことすべてが悪かったように思ってしまいます。


やったことのほんの一部が悪かったとしても、一生懸命やったすべてが悪いわけではないのです。


でも


評価としては、悪いことがフィーチャーされてしまいます。


どん底まで落ち込んでしまうことが、僕にはよくありました。


次にやることにおいても、前の悪かった出来事が不安やトラウマになってしまったり、心の辛い状態が続くことがよくあったんですね。

その時、精一杯生きていたのなら、結果は手放すことです。

(中略)

あなたが精一杯やったのなら、それでいいのです。

人間の力には限界があります。

ただし、精一杯やったとは思えないなら、自分で気づいた何かを大切にすることです。

人間の力には限界がある、と気づく心の謙虚さがあなた自身を許すやさしさをもつ人に生まれかわらせてくれるはずです。


他にも


気分が落ち込んだ時の解消法など、海原さんは「体を動かすことが良い」そうです。


体が疲れているときは、ダラダラすることもいいみたいですが、心が落ち込んでいる時は逆効果みたいですね。


僕もそういう経験がありました。


人間関係に疲れて会話するのも辛かった時、ひたすら汗をかきました。


人といる時間を減らして、できるだけ体を動かし、汗をかきました。


そうしているうちに、少しずつ心がラクになっていきました。


         ◇


やりたいことがわからない時、自分らしさをどうやって活かしたらいいかわからない時、良い方法があります。


それが

第一は、仕事以外で人と約束するのをちょっとの間だけやめておくこと。

第二は、一人でいるひとときを多くすること。


自分らしさがわからない時って、左脳ばかり使っているのだそうです。なので、自分がやりたいことに気づくのには、右脳を使ってみるのがいいんですね。それには、一人の時間が必要なのかもしれません。

右脳は、ふと、ひらめくあなたの感情を大切にしてはじめて活発に活動してくれます。

予定をたて、約束をして、次々に予定通りに行動しなければならない時、感情は抑圧されてしまいます。

一人でいることが必要な理由は、人と一緒だと、どんなに親しい間柄でも相手にあわせる必要が生じてくるからです。

あなたのふとした感情の動きをおさえることが多くなってしまうのです。


落ち着いて物事をゆっくり考えたり、本を読んだり、良い音楽を聴いたり。


ひとりの時間の中で、あらためて「自分」を見つめてみたい。


そう思いました。



【出典】

「本当の自分らしさを見つける50のヒント」 海原純子 PHP研究所


P.S.
イラストもかわいくて、
癒されますよ(‐^▽^‐)

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