さくちゃん

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最近の記事

新左翼運動と日本共産党

はじめに  このレポートでは革マル派と中核派などに代表される暴力を伴う左翼学生運動についての理解を深めるために、日本共産党の成り立ちや暴力革命から学生運動の実態、さらに現在に至るまでの日本共産党の歴史を確認することを通じて、変革の激動の時代を追体験していく。さらに政治家による政治の現場は今も昔も国会であるが、当時の学生を中心とする若者の政治の現場は学生運動にあったと考える。なぜ彼らが政治に関わろうとし、何を目指したのかについての理解や考察を深めていきたい。 戦前の日本共産党

    • 日本の国際貿易を通じた経済成長の成果・1970 年代に相次いだ経済的危機 に直面した背景と日本の対応

       第二次世界大戦に敗れた日本では国内の戦後処理として米軍の占領下に徹底的な非軍事化と民主化が進められる一方で、国際社会への独立復帰への道も模索された。片面講話で決着したサンフランシスコ講和条約の締結後は平和条約を締結してない国々との対話が続き巨額の賠償金の要求を突き付けられることになるが、日本政府は最終的に経済協力という形で解決を図る。国際社会での戦後処理の第一歩は戦後経済復興と国際社会での地位向上が挙げられ、そのため自由主義を共有する国際制度(国際レジーム)への参加が目指さ

      • 2030 年の米中関係について

         私は 2030 年の国際情勢を中国が独裁体制の下で猛烈な技術革新を進め、米国産業や経済にも打撃が加わり、米国では国際協調をうたうリベラルと自国優先のナショナリズムの分断が拡大すると考える。まず 2030 年の私の考える未来図を示す。まず米国はバイデンは一期で大統領を退き、カマラ・ハリス副大統領が後継候補として戦い、当選し二期大統領を務めると考える。そして米国内では差別問題の解決や SDGs などの国際的理念などを大々的に主張するリベラルが主導権を握り、逆に保守では移民問題等

        • 日本と韓国の適切な関係とは

          はじめに  私は韓国という国がとても好きである。大好きな友人もいるし、大好きなドラマや大好きなインスタントラーメンもある。コロナウイルスが終息したら真っ先に訪れてみたい国の一つである。しかし現在の日韓関係は決して良好とはいえない。今までは政府間での対立が目立っていたが、韓国の市民が日本の企業を提訴したり、日本人女性が韓国で暴行を受けるなど民間レベルでの対立や憎悪がみられるようになってきているのである。国際政治の世界では近隣国同士は不仲であるというような言説をよく耳にするが、や

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          ある大学の教授が「授業録画」をしない理由

          これはとある大学の話です。 大学のオンライン授業化が日に日に進んでいます。 zoomでのリアルタイム授業やオンデマンド(録画)が 普及し、大学生の間では賛否両論巻き起こっています。 時間の使い方が自由になり、時間や交通費においてコストをカットすることが出来る、何度も見返して復習できるなどのメリットがある反面、学生間の横の繋がりができにくいなどのデメリットもある。 そんななかでは今回はある意味、 「時代に逆行してる」ともいえる大学の先生がおられました。 「僕の授業は録画

          ある大学の教授が「授業録画」をしない理由

          総裁選のお供に最適!「自民党抗争史」

          終盤戦に突入した自民党総裁選。 そのお供に最適なのが 裏切りと嫉妬の「自民党抗争史」 浅川博忠著 戦後の自民党結党から安倍政権に至るまでの権力闘争を 分かりやすく解説。 今に繋がる自民党の派閥がわかる1冊です。 本書の特徴はなんと言っても一次情報の多さ。 筆者本人が政治家から直接聞いた話・エピソードが 多数収められています。 菅さんのワンポイントリリーフ予想の的中や ポスト安倍のひとりとして総裁選出馬中の野田聖子さんを 予想。 また河野家の歴史を辿ることでいかに、 河

          総裁選のお供に最適!「自民党抗争史」

          功利主義と義務論の理論的差異

          はじめに  産業革命を契機に科学が飛躍的に進化し、世界の多くの国で民主主義の政治が行われている現代社会においては人為的な課題であればある程度解決することができるようになった。しかし戦争と貧困、この二つは未だにこの世界からは無くならず国際社会の長年の懸案といえるであろう。これらに深く関係するキーワードとして私は「自由」と「平等」という二つのものを挙げる。自由な経済活動・社会生活を守るためには様々な競争に立ち向かわねばならない。国土を守るためには抑止力としての核保有が必要と考える

          功利主義と義務論の理論的差異

          大阪の成長を止めるな!

          昨夜から読み始め、一気に読んでしまった 結城豊弘さんの「オオサカ大逆転!」をご紹介 大阪の浮き沈みを歴史を辿りながら学んでいくと、 橋下徹さん、松井一郎さんの偉大さを改めて感じました。 維新の前の府政、市政についてまだまだ知らないことも多かったので政治の歴史だけでなく、 メディアからの経済も視野に入れた見方はとても分かりやすかったです。 橋下さん、松井さんで大阪の停滞・沈没に歯止めをかけ 松井さん、吉村さんで大阪の成長を牽引。 コロナ禍で歯がゆい足踏みが続くが、 万博を始

          大阪の成長を止めるな!

          同性婚を実現させるのは維新だ!

          本日は先日発売された松浦大悟さんの 「LGBTの不都合な真実」を読んでみての感想を記します まず私の立場を示せば、 政治の思想としては保守に分類されますが、 同性婚には賛成の立場です。 小学生の頃からアメリカのドラマをよく見ていたことで 「2人の父親」や「レズビアンカップル」、「ゲイカップル」が登場したり、またカミングアウトやいじめをめぐって苦悩する登場人物に思いをめぐらせることから自然とLGBTに対して寛容な考え方になりました。 また橋下徹さんから沢山の著書や番組を通して

          同性婚を実現させるのは維新だ!

          遂に来るか!宮城に維新の支部長!

          本日Twitterを眺めてますと、 おちゃくんの嬉しいツイートを発見致しました! それがこちら なんと日本維新の会が宮城県での候補者擁立を目指しているというニュースです。 僕は住民票が宮城県にあるのでとても喜びました。 そしてタイムリーなことに 昨日Twitterの投票機能を通じて皆さんに 僕の住民票がある宮城1区の現時点での候補予定者で さん擬似投票してみました。 その結果がこちらです。 サンプル数は74と少ないですし、フォロワーさんは 維新支持者の方が多いのであまり

          遂に来るか!宮城に維新の支部長!

          新撰組と維新の会の共通点

          こんばんは〜京都に帰ってきたさくちゃんです。 師匠のアドバイスで今、【燃えよ剣】を読んでます。 その事を宮城の文学部で日本史を極めた恩師に話すと 「文学部では司馬遼太郎で歴史好きとなったら笑われ 文学部での優秀さは岩波文庫を読んだ数で決まる」 という独特な文化も教えてもらいました。 それはさておき、今日は新撰組と維新の会です。 まだまだ読んでる途中ですが、印象的だった場面を ご紹介します。 新撰組と維新の会を繋ぐ【士道】ご存知のように新撰組には鉄の掟である 【局中法度】が

          新撰組と維新の会の共通点

          仙台市長選挙最終日レポート

          こんばんは、私は今仙台に来ています。実は実家が仙台にあり、中学高校と仙台で過ごしました。今夜はそんな仙台市長選挙の最終日の様子を私なりにお伝えしてみようと思います。 候補者は二人今回の市長選挙には現職新人二人が立候補しました。 現職は四年前野党共闘により勝利した、民主系の「郡和子」さん 衆議院議員から市長になり今回二期目を目指しました。 そして新人が元自由民主党衆議院議員の、「加納みよ」さん 四年前の市長選挙にも立候補されていました。 今日はお二人の街頭演説に行っ

          仙台市長選挙最終日レポート

          二条城

          はじめに  二条城と聞くと、大政奉還を想起する者が多いであろう。筆者もその一人であった。しかし、この春に二条城の傍に引っ越してきて、二条城の周りをランニングしたり、入城する中で二条城の奥深さと豊かな個性を見出すことができるようになった。例を挙げれば、枚挙にいとまがないが城の構造は大変興味深く、他の城と比べてもかなり計算つくされた設計であると感じることができる。また、住んでみないと分からないことや教科書では教えられない歴史秘話なども分かるようになってきた。次章ではまず、二条城の

          ゆるぎない信念、そして行動力

          箕面の皆さんにはおなじみのこのフレーズ 『ゆるぎない信念と行動力!』 僕も度々演説等で使わせて頂いてます。 じゃあ僕にとっての『ゆるぎない信念』は何なのか 改めて阪急に乗りながら考えてみました。 それはもう既に最近は薄々気づいていました。 ご存知の方もおられるかもしれませんが、 私は今月の初めまで東京都議選に参戦してました。 私が選んだのは練馬区。若旅啓太さんのところ。 私は選挙前に3度、そして告示前日から最終日まで 活動に参加しました。 なので関東で毎日活動されたり、ボラ

          ゆるぎない信念、そして行動力

          政治を見て、選挙に行こう

          最近サボりまくってたブログですが、 また少しずつでも書いていこうと思います。 私は京都に住んでいますが、 長かった緊急事態宣言・まん延防止等重点措置も 今日から解除されました。 検査の陽性者数が減少したことや 医療逼迫が軽減されたことは良かったと思います。 まん延防止等重点措置が解除されたことで ある意味『平時の状態』に戻していいと 政治が判断したということだと思います。 しかし今、私は大阪の職場に向かうために 22時の京都を歩いています。 その光景は昨日までとほとんど変

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          『大阪都構想』

          大阪都構想。 それは大阪を東京と並ぶ日本のもうひとつの大都市として成長させ、日本を引っ張る2つ目のエンジンを目指す、東京一極集中是正、地方分権の第一歩だと考えています。 今回の住民投票は、その構想のために住民の声を政治に届けやすくするための特別区への制度変更であり、大阪都構想実現への一つのパーツであったと思います。 今回この住民投票を『大阪都構想』の賛否を聞く住民投票として私自身も街中で訴えてきました。 ただ、この住民投票は『大阪都構想』を組み立てるごく一部の制度変更であり、

          『大阪都構想』