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ある大学の教授が「授業録画」をしない理由

これはとある大学の話です。

大学のオンライン授業化が日に日に進んでいます。
zoomでのリアルタイム授業やオンデマンド(録画)が
普及し、大学生の間では賛否両論巻き起こっています。
時間の使い方が自由になり、時間や交通費においてコストをカットすることが出来る、何度も見返して復習できるなどのメリットがある反面、学生間の横の繋がりができにくいなどのデメリットもある。

そんななかでは今回はある意味、
「時代に逆行してる」ともいえる大学の先生がおられました。 

「僕の授業は録画はしない」

「おじいちゃんだから、デジタルに弱いのかしら」と
想像したのですが、理由は違いました。

「安全保障上の観点から」

これが先生の明かした理由でした。

この授業は最新の国際政治の状況を扱うものでした。
そのため授業内での発言が記録として残ると、
先生の安全が犯されることが危惧されるといいます。

この話を聞いてデジタル化の負の側面を実感しました。
国家として学生と先生の安全の確保と
学生の学びにおける利便性の強化を進めて欲しいと思います。
オンデマンド授業は復習に最適であり、
質の向上にも繋がります。
これは国家の未来を担う学生を育てていくために
小さなことかもしれませんが大切なことだと思います。

デジタル化と安全保障の両立を政治家の方々に期待します。

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