佐藤周作

頭わるいです。

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最近の記事

キープクリーン

「何かを書こう」 と思って携帯を手に取り、このnoteを開き、ペンのマークを押しては何かを書き、書いては途中で辞める。 そんな事を繰り返しているうちに随分と時間が経った。 こういうSNSの保存機能はある意味思った事や感情のゴミ捨て場として存在するのかもしれない。 「気付かないウチに随分とゴミが溜まったものだ」 と、3月に引っ越しした際に人生最大に断捨離した事を思い出した。 何でもかんでも溜まっていく不要なモノを「ゴミ」と呼ぶとして、油断すると直ぐにゴミは溜まっていく。

    • 味〜欠点〜味

      目が覚めたら午前10時だった。 一般職の方々はもうバリバリと働いている中「まだ睡眠薬が残っているなー」などとぼんやり天井を眺めて、少ししてから本を読んでいると、自分が世間から完全に隔離された状態に陥っている様な感覚を覚えた。 自分から「出来損ないかけ」の一日をスタートさせておいて何を被害者っぽく言ってるのだと、いそいそと服を着替えて歯を磨き、外に出かけた。 文房具を買って駅前の蕎麦屋へ入る。 どこにでもある様な昔からある店構えの、ランチタイムに蕎麦とセットでカレーや卵

      • 良い人の雑文

        友達から「最近どうだい?」といった連絡が来た。 僕は近況を答えつつ「そっちはどうかね?」と返した。 友達は「なんか霧がはれた」と言った。 それを聞いてとても嬉しくなった。 友達の「はれた霧」に嬉しくなってからちょっと経ってから、人の喜びを喜びと思える自分に気づけた事にも嬉しくなった。 この雑文は、僕が良い人と見られたいだけの雑文です。

        • 大事に、大事に。

          8月あたりから少しずつ自分の中に異変を感じていたので、よく眠れないのも相まって久しぶりに精神科の門を叩いた。 2年ぶりに門をくぐり、そして2年ぶりの待合室。 相変わらず斜め向かい普通の談笑やら、誰かの遠い目、ドアの向こうからは女性が泣き叫ぶ声が響いていた。 2年前までは「鬼」みたいな名前の先生が担当してくれていたが、今回からはどうやら違う先生が担当に変わる様だ。 まぁまぁ仏そうな新しい担当医のおじいさんは、仏様らしくとても優しく「どうなされましたか?」と聞いてきて下さっ

        キープクリーン

          「人は変われるんだなぁ」と思った話

          多角的な意味で海が好きだ。 シンプルに「綺麗!!」という感動や、到底手が届かない足がつかない恐怖や、地球の自然のありがたさや凄さや、大好物のカニやウニやアジを育んでくれる海。 ちょっくらと今年多分ラストになる海遊びをしてきた。 2ヶ月前にシュノーケリングの世界に招き込んだ泳げない4歳年上の友達は、初めはそこそこな難色を示していたものの「大丈夫大丈夫!!」と言いつつ初めて見る水中の景色に感動していたようだった。 2ヶ月経った今回、友達は前よりも悠々とシュノーケルを楽しん

          「人は変われるんだなぁ」と思った話

          盗難から1月半、やっとログイン出来た。

          7月末に財布と携帯をパクられてからというもの、毎日は何らかの「ログイン」なり「証明書」なりが付きまとう日々だ。 今日も一つ「浄水器の再契約」を済ませてから色々やっているウチにこのnoteの事を思い出して、何度かトライしてはIDやパスワードが分からなくなっていたここへのログインの仕方をアレコレ無理矢理やってやっとログインにかこつけた。 上機嫌になって床に寝転んだ。 飼い猫ワサビが少し離れた所にいた。 「おーい」と、手を叩いて呼んだら腹の上に乗ってきたので、しばらく時間を置い

          盗難から1月半、やっとログイン出来た。

          酸素カプセルより

          無駄にあっちもこっちも走り回って、東京に戻ってきたのはいいがやはり性分なのかあっちもこっちも走り回って今は横浜某所の酸素カプセルの中にいる。 「吸って吐いて」を繰り返して30分、今が折り返しのタイミング。30分息をしていただけの今、とても脱力しながらこれを書いている。 今の感覚を「何かに似てる感覚だ」と思って近い記憶を手繰り寄せれば、水深10〜20mの海でフィンとシュノーケルだけを付けてプカプカ浮かんでいる感覚だった。 そんな海面はシチュエーションとしてはかなり死に近い状

          酸素カプセルより

          近況報告

          各地を旅に旅している。まぁまだ落ち着いて都内に居られる事も多いが、それはそれで飲みの席に足を運ぶ事になったり。 昨日もカレーを作りすぎたのでカメラマンのえみだむを自宅に呼ぼうとしたら池袋で呑んでいるというので寝巻きのままで行く事にした。 新潟は隣町という感覚で比べれば池袋など最早「二歩で着く」と言っても過言では無い。 実際に二歩で着き(嘘)、いつもの人たちと下らない話を延々と。 やる事はどこに言っても変わらずに会話とお酒だ。 話は変わって最近は自分が歌うバンドともソロ

          近況報告

          いい曲出来たから歌詞だけ貼ります

          ただの日常 さあ、行こう、何描こう 僕らの未来は無限の白紙だ 無計画が計画を狂わせたら 全部混ぜてビールで飲み干しちゃおう そんな今日は晴れのち晴れのち晴れで こんな僕らでも笑って生きられる 似てるところ探し回ってるうちに 違うとこで馬鹿みたいに笑ってた 不正解が僕らの正解ならば僕らの勝ち。 ハイボールも飲んじゃおう ほどほどの理論武装と小洒落た服を身につけて さぁ、行こう、何描こう 僕らの未来は無限の白紙だ 変なヤツばっかりだ 僕らは自由に自由を描いてるよ 法律で

          いい曲出来たから歌詞だけ貼ります

          初めてのこと

          娘とママと鎌倉や逗子に行ってきた。 久しぶりに訪れた長谷寺はやっぱり素晴らしい所で、思わず水晶のブレスレット3000円を購入してしまった。 こちらも久しぶりの大仏は問答無用の強さ優しさと興奮を与えてくれた。 そこからランチ。 僕はどんな地方でも「おいしいごはん」に照準を合わせたら絶対に外さない。 おかげで湘南地区最強と言っても過言ではない定食屋さんに出会えた。 全ての出会いは自分の一歩から。 そしてご飯の後は海へ。 5歳の娘が自分の意思で初めて海に足をつけた。 これもゼロ

          初めてのこと

          元アル中のおじさんとの思い出

          墓参りに行った。 僕の才能というか言葉たちをとても好きでいてくれて、そして何より僕を好きでいてくれて、僕のために泣いてくれて、僕のために人生をかけて動こうとしてくれた人のお墓参り。 彼は僕が初めてお世話になった大手レコード会社の宣伝担当で、バリバリ仕事が出来るというよりは感情で動き、優しそうな見た目に反して頭のいかれたガチのアル中で、訳の分からない事を乱発し「よくこれでこんな大手な会社の課長をやってるなー」レベルで問題だらけの、欠陥だらけのバカだった。 2004年にメジャ

          元アル中のおじさんとの思い出

          音を楽しむ

          地下室にて、エフェクターの研究会なるものに参加してきた。 今でこそ足元に7つほどのボードを置いているが、元来機材に対してのこだわりが限りなく薄かった僕は新参者としての参加。 2時間ほど遅れて駆けつけた地下室は何十個ものエフェクターが所狭しと並べられ、平均年齢50歳くらいのクソガキ達が「あーでもないこーでもない、こーだ」なんて言いながらかっこいいプレイを繰り広げていた。 今回のホストのHIDEさんはSOUL-D!というバンドのギタリストで、日本のミクスチャーシーンの先駆けの

          音を楽しむ

          快晴の午後の精神病院のこと

          お世話になっている精神病院に行ってきた。 「いや、苗字の段階で患者を威圧してるやん」という苗字の仁王先生に近況報告。 自分との距離の取り方や、心身の効率の良い休め方を覚えてきたこと、そしてここ2ヶ月ほどは躁状態に入りかける3歩ほど手前でしっかりと自分を抑えられているといった話をしたら、先生は 「あ、現状はもう割と大丈夫っすね」 といつも通り名前と真逆の軽さで言ってくれた。 「寛解(躁鬱状態でない事)ですか?」 と聞くと 「うーん、なんとも言えないけど割とそうと思いますよ。」

          快晴の午後の精神病院のこと

          魔法の鏡

          悪い夢で目が覚めた。 多分、明日も今日も昨日もその前も「けしからん」レベルで遊び回っている報いだから悪夢のひとつやふたつは受け入れます。と悪夢に対して一礼したのが1時間前。 さっぱり眠れないので、各所を指圧しながら昨日や今日を回想していた。 大体はツイッターで書いたがとにかく二日間で思ったのは、「どんな気持ちで、どんな想いで、どんな姿勢でやるのか」。 今回お邪魔したフェスの首謀者2人は根本的にただただ人が好きなだけなんだろう。 そして今日居た出演者、ファンの人、スタッフの人

          魔法の鏡

          5歳児みたいな二人の話

          ライブをやる訳でもないのにワクワクしている。 今は友達の主催している街を挙げたイベントを見るためだけに東京から250キロ、長岡にいる。 「ひなた」といういとこ同士で活動しているフォークデュオと、初めてしっかりと触れ合ったのは7年前。ここ長岡の街だった。 ただいま絶賛お休み中のオリーバーズというバンドで「ひなたハウス」と呼ばれるひなたの事務所に泊めていただき、音楽色堂という小さなライブハウスでたくさんの気持ちを貰った二日間は、僕にとってとても大きな心の旅だった。 ひなたは

          5歳児みたいな二人の話

          木星とミミズク

          僕は躁鬱病だ。 とは言っても、この3月からは躁に入りかけているのに気づいて、躁の3歩手前あたりで食い止める事に必死でいたら、気がつけば割とコントロール出来る様になっているような気がするので、「割とテンション高め」を都合よく享受させていただいてる状態だ。 躁に入った時の感覚は、とても好きな人と両思いになれた時の高揚感とよく似ている。 それは例えるなら飛行機からどこかの街を見下ろしている様な感覚に近くもあるし、何なら「自分は何でも出来る」と錯覚してその飛行機から飛び出してしま

          木星とミミズク