魔法の鏡
悪い夢で目が覚めた。
多分、明日も今日も昨日もその前も「けしからん」レベルで遊び回っている報いだから悪夢のひとつやふたつは受け入れます。と悪夢に対して一礼したのが1時間前。
さっぱり眠れないので、各所を指圧しながら昨日や今日を回想していた。
大体はツイッターで書いたがとにかく二日間で思ったのは、「どんな気持ちで、どんな想いで、どんな姿勢でやるのか」。
今回お邪魔したフェスの首謀者2人は根本的にただただ人が好きなだけなんだろう。
そして今日居た出演者、ファンの人、スタッフの人全員は2人のことが好きなんだろう。
大小なり想いのカラーの違いなりはもちろん人の数だけある。
ただ、それを僕が感じつつ周りを見渡すと、そこにあったのはただただ「愛」だった。
日常生活だと見落としがちな事を、栃尾という街と長岡という街の友達とその他全員が気付かせてくれた。
みんなが帰って長岡駅前で一人で歌っていた。
立ち止まってくれた初老の女性に尾崎豊と藤井フミヤをリクエストされ、うろ覚えながらに始めて弾き語った。
歌っているとこれまた初老の夫婦が立ち止まって見てくれていた。
尾崎豊のアイラブユーを歌っていると、最初の女性は泣いていた。「嬉しい」よりも「ビックリした」が先に来たが、嬉しかった。
その方からは1000円をおひねりに頂いた。
夫婦の奥様は先の二人組と少し交流があるようで、少しだけ二人の事についてお話をした。
その方からは名刺と1000円をおひねりにいただいた。
多分、今までのトゲトゲした自分では今日みたいな事も、先月行った九州みたいな事も起こらなかったかもしれないし、これからも素直に楽しんでいこうと思いつつ、楽しんでもらえたら嬉しいなとより強く思った長岡の夜でした。
結局、目の前や手の届く半径がほぼ、全てだ。
そういやひなたのライブを見た5分後に曲が出来ました。歌詞だけ貼っときます。ツイッターに揚げたのから少し変わりました。
ありがとう。
魔法の鏡
友達のライブを横から見ていた
丁度ステージとフロアの隅のど真ん中で
楽器は歌とギター、あとは手拍子だ
手拍子は少しだけ歌より早かった
泣いている顔や笑ってる顔
最後の曲で泣いてた友達の顔
ステージとフロアは鏡合わせ
なるほど、友達とファンたちがそうだった
泣いている顔や笑ってる顔
アンコールで笑ってたみんなの顔
魔法の鏡はここにあった
「鏡よ鏡よ鏡さん」あんた、いい顔してるよ。なぁ
手を叩き合って笑い合ってそんな今が最高じゃないか
「鏡よ鏡よ鏡さん」アンタがいるからボクがいる
いつか切れちゃう魔法としても
ボクらは今、確かに生きてんだ
同じ時を確かに生きてんだ
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