#日記
首下がりに対する全身への介入
首下がり症候群(DHS)は頸部伸筋群の著明な筋力低下によって、頚部中間位保持が困難となる一連の症候群である。
首下がり症状を頚部局所の障害として捉えるだけでなく、立位姿勢の評価から脊椎全体および骨盤帯にも着目し、立位姿勢全体の矢状面アライメントを是正することも有効。
疼痛の一例
・肩後面痛下垂した頭部を支持するために生じた僧帽筋の過用性疼痛
・頚部後面痛首下がり症状によって生じた頭板状筋の伸
階段昇降バランスの診るべき視点
昇降動作
昇段動作では,前肢接地(両脚支持相)から挙上相にかけて、前肢の大腿四頭筋と後肢のヒラメ筋が活動する。
このことは,大腿四頭筋とヒラメ筋の求心性収縮が身体の拳上と体重支持に貢献することを意味する。特に、後肢の足関節の筋パワーが,COMの上方
加速度と関連する。
大殿筋は,前肢接地から後肢接地まで活動し続け,立脚中の体幹屈伸の制動に貢献する。
一方,降段動作では,立脚期全般にわたりヒ