前庭リハビリテーションの介入戦略
①適応
頭部の動きなどの刺激に対し、小脳をはじめとする中枢と末梢前庭機能の神経反応変化や可塑性を促進して、視線安定性、バランス、めまいの改善を目的とする。
例 Gaze stability exercises
②慣れ
めまい症状を誘発する特定の動作や視覚刺激の繰り返しの曝露により、引き起こされるめまい症状やふらつきを軽減することを目的とそる。
例 Habituation exercises
③代用
前庭機能低下もしくは損失に代わり、視覚または体性感覚入力などの他の感覚を利用し、重みづけを調整することで、眼運動や姿勢制御を強化し転倒を軽減することを目的とする。
例 様々な条件下で行うBalance & gait training
前庭障害患者においてTUGが11.1秒を超えると転倒リスクが増加する
参考文献 右小脳・脳幹梗塞による中枢性めまいと両側前庭機能障害を合併した症例に対する前庭リハビリテーション 荻原啓文 ほか 理学療法学第48巻第1号 2021
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