1年後の君へ

もう2月だが2022年を振り返ってみよう。

1月。
前職の有給消化期間に入り、数日に一度残りカスのような仕事に出掛けてはイライラしていた気がする。
年明けてすぐに地元で結婚式の前撮りがあり、正直に言うとちゃんと髪をセットしてもらって着付けをしたら自分はまあまあ男前だった。

2月。
月初に結婚式が行われた。
エモいという言葉は好きではないが、正直エモかった。
立ち会ってくれたすべての友人のために己の何かをひとつずつ捧げててもいいと思えた。
一方でオミクロン株の流行もあり、行けませんという連絡もそこそこあった。
飲み会でも断るかのようなノリの連絡を受ける度、自分は友の結婚式に招待されたならどんなことがあっても出席しようと思った。
2月末で当時在籍していた会社を完全に退社した。
羽が生えたかのような気分だった。

3月。
ここから9月半ばまでニートであった。
失業手当をもらうため、人生で初めてハローワークに通う羽目になったが、
結果としてハローワークの求人にはろくなものがないとわかった。
岩手に住む新卒時代の同期と中間地点として仙台・松島旅行を敢行した。
老舗旅館に泊まったが、直前の地震の影響で大浴場が利用できず、部屋のシャワーを使う羽目になった。
そこまでは仕方ないが、私が頭を洗った後に赤錆だらけの水が出ていたことがわかり、友人は激怒。従業員を呼ぶも「地震で・・・」というだけの人形と化した従業員にそれ以上ごねることもできず、赤い水で頭を洗った負債だけが残った。(歯磨き用の水だけが大量に運び込まれた。)

4月。
エルデンリングをはじめとするフロムゲーに没頭。

5月。
東京で友人の結婚式があった。
乾杯の挨拶をさせていただいたが、非常に落ち着いて話すことができた。
でももっと個性出せばよかったな、と思い返すと少し思う。
ゲストにくつろいでもらいたい、楽しんでもらいたいというホスピタリティに溢れていた。
正直結婚式ではもっと目立ちたくなるものだと経験上思っていたので、彼らの人柄の温かさと成熟度に驚かされた。
末永く幸せに。
余談だが、友人と結託して結婚式に向けた曲を作成した。私は作詞担当である。歌詞に関してはなかなかの出来だったと密かに思っている。作曲ほかその他すべては友人が担当したが、早くフルバージョンが聴きたい。

6月。
そろそろ失業手当も打ち切られるため、就職活動を緩やかに開始。
前述した通り、ハローワークの求人は終わっていた。
4社応募して3社は3週間から1か月近く放置された後、忘れた頃にお祈りしてきた。
面接に行った1社は電話で通過と言ってきたその晩にメールでお祈りしてきた。社名晒してやろうかコラ。
条件も業務内容も妥協に妥協を重ねて仕方なく応募したものだったのでどうでもいいが、その待遇で人材選ぶんかと正直思わずにはいられないものばかりだった。
求人広告費をケチるくせに即戦力だけが欲しいような会社はこちらから願い下げである。
おとなしくDO〇Aを使うのが正解だ。リクルート〇ージェントも求人数最多を謳う割に正直琴線に触れるものは全くと言っていいほどなかった。
おとなしくDO〇Aの使うのが正解なのだ。

7月。
暑い中ひっさしぶりのスーツを着込み面接に出掛けた。
キャリアチェンジと言えど、前職で修羅場を潜り、大手の経歴で箔が付いたこともあり、失敗と言える面接はなかった。
10社ほど受け、3社内定が出た。
この時期、友人とツイキャスを始めた。テーマを決めて30分だべるだけのミニラジオである。誰の需要もないが、結構面白いし何なら自分が一番たくさん聴き返している。2023年2月現在も継続している。

8月。
3社から1社を選ぶ。
①初年から年収600万を約束してくれた営業コンサル会社。
②社風は開放的で好みだったが、いまいち胡散臭さが拭えない人材会社。
③1年間額面20万円で派遣業務をしないといけないが、エンジニア・デザイナーになるまでwebスキル育成の面倒を見てくれる会社。

③を選んだ。下積みは厳しいが、手に職をつけてキャリアアップするのに最も適していると感じたからである。
①の会社は素晴らしい待遇でかなり迷ったし、断りを入れた際はさらに条件を上げると粘られた。
人生ではじめて企業に祈り返すことになり、非常に複雑な気持ちだったが、決心は固まっていたのでお断りさせていただいた。
皮肉にも過去一番私を評価してくれたであろう企業に向けてのお断りであったが、新卒からこれまで私の活躍を祈り散らかしてきた数多の企業より、私は貴社のご活躍をお祈りしております。

9月。
入社後、派遣会社に転籍する形でとあるコールセンターで勤務することになった。1日中座って面倒な規則で雁字搦め。トイレに立つにも全上司へ報告。執務室へ持ち込めるのはペットボトルとハンカチだけ。
ストレスマッハ。多分世界で一番向いてない。

10月。
仕事:つまらない。
web関連の参考書をタブレットにまとめたいという思いから貯金を崩してiPad mini6を購入。軽くて色々な事ができるので大満足の買い物だ。
高いものほど思い立った瞬間に買ってしまう癖があるらしい。

11月
仕事:行きたくない。
山口で大学の部活の同期の結婚式があった。
雌伏の時を過ごす自分には、責任ある仕事を任されている同期たちは眩しかった。
しかし私には私の8年間で学んだことがある。東京に出てきたからこそ、3社で経験をして常に己の内なる情熱の向かう先を求めてきたからこそ知っていることがある。そういったことを胸を張って話せるように早くなりたいと思った。

12月
仕事:1日が長い。
それ以外は平穏な1ヵ月だった。
HTML/CSSの学習も身になり始め、簡素ではあるが自分のポートフォリオサイトを開設した。今後はJavaScriptとPHPの学習である。
甲子園大会が終わると夏が終わる。M-1グランプリが終わると冬が終わる。
海水浴でもBBQでもスノボでもW杯でもなく、私のシーズンイベントはこの2つなのだ。

そして年が明け、夫婦で友人宅にお邪魔して桃鉄やらスマブラやらやって遊んだ。綺麗でお洒落な分譲住宅に妻はマンション買いたい欲が高まったようだ。しかしまだ買わない。高すぎる。
あとは妻の実家で蒸し牡蠣をポン酢でいただき、ミニチュアダックスわんこに懐かれた以外の記憶があまりない。

2月になると今年やることについて考えた。
ズバリ以下である。

・着実にフロントエンドエンジニアになり、ニート時代に崩した貯金を元に戻す。数年後面白い仕事を選ぶ側になるために。スキルアップはどこまでも。
・2年弱寝ていたエレキギターと本格的に向き合う。ぼっちざろっくの影響は正直受けているが、順序としては影響を受けるために視聴したのである。
・ゴルフスコア100~120で回れる程度には上達したい。資金ができたら短期レッスンくらいは行こうか。
・弓道。再開したい。弓を引く筋肉を取り戻し、弛んだお腹を引き締める。
・ホライゾンゼロドーン、ゼルダの伝説TotK、ホグワーツレガシー、バイオハザードRE4、ロックマンエグゼ、十三機兵防衛圏、龍が如く7。こいつらは今年クリアします。


眩しい世界の扉が開いた

もう一度何かを始められそうなんだ

サードアイ/the pillows


以上。

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