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在外公館派遣員について

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在外公館派遣員について聞かれることが増えたので、私の経験をまとめています。
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在外公館派遣員:2次試験、外国語面接の巻

在外公館派遣員:2次試験、外国語面接の巻

遂にラスト!在外公館派遣員2次試験の外国語面接についてのお話。

▼▼1次試験(筆記)の様子は以下の記事をどうぞ▼▼

▼▼2次試験、日本語面接の様子は以下の記事をどうぞ▼▼

準備タイムまたもや名前を呼ばれ、面接の部屋の外の椅子に座って待つよう促される。
そして面接で聞かれる質問内容が書かれた紙が手渡された。

面接の前に質問内容を教えてもらえて、数分準備する時間が与えられる。
これはなかなか親

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在外公館派遣員:2次試験、日本語面接の巻

在外公館派遣員:2次試験、日本語面接の巻

在外公館派遣員試験の1次筆記試験を無事合格すると、次は日本語と外国語の面接試験が待ち構える。

▼▼1次試験の様子は以下の記事をどうぞ▼▼

ユニクロばんざい2次の面接試験は、指定された日時に外務省内で行われた。
平日の午後を指定されたので、私は会社の午後休をとって面接に向かった。

私の会社は服装が基本オフィスカジュアルだったため、スーツを着ているとさすがに浮く。「これから転職の面談ですけど、何

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在外公館派遣員のおしごと事情

在外公館派遣員のおしごと事情

以前、スイスの在外公館で派遣員として勤務していた。

で、「在外公館派遣員」って何の仕事をするの?と疑問に思う人も多いはず。

業務内容に関しては公式では、以下のように述べられている。

具体的な仕事の内容は在外公館によって異なりますが、主に語学力を活用した様々な業務の支援を行うこととなります。これには公用出張者が来訪する際の空港における作業やホテルの予約及び会計、庶務などの部署での文書作成や対外

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在外公館派遣員:紙がふやけて、芸術的センスが発揮された筆記試験(後編)

在外公館派遣員:紙がふやけて、芸術的センスが発揮された筆記試験(後編)

在外公館派遣員の筆記試験を受けたときのお話です。
前編はこちら👇

出題内容はあやふやな記憶をたどりながらなので、細かい部分は多少相違や抜けがあるかもしれませんが、ご了承ください。

***

ドキドキしながら、試験会場の部屋のドアを開けると、ちょうど試験が始まったところだった。
みんなちゃんと時間内に辿り着けている(当たり前)。完全にスタートラインから負けた気分である。

試験官の人に平謝りし

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在外公館派遣員:紙がふやけて、芸術的センスが発揮された筆記試験(前編)

在外公館派遣員:紙がふやけて、芸術的センスが発揮された筆記試験(前編)

4年前の秋の日、会社帰りの京王線に揺られながら、携帯の画面の在外公館派遣員の募集要項を眺めていた。

募集は年に2回。
派遣員の任期が2年なので、入れ替わりのタイミングで各公館が一斉に募集をかける。

募集は言語ごとに分かれていて、公館(国・都市)の希望は一応出せるが、最終的にどこに派遣されるかは、内定が出るまでわからない。

英語で受験すれば英語圏の国の中のどれか。アメリカ行くぜ!と意気込んで受

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試しに海外で働いてみたい!という人にはもしかしたらおすすめかもしれない制度

試しに海外で働いてみたい!という人にはもしかしたらおすすめかもしれない制度

小さい頃からいつか海外に住んでみたい!と思っていた。

でも「よし、海外に住むぞ!」と決意しても、大抵の人がまずぶち当たる壁が、ビザはどうする?留学?ワーホリ?家は?仕事は?という現実的な問題。

当時の私も同じ問題を抱えていた。

どうしても海外の大学で勉強したい分野があるわけではない。
美容師やパティシエのように手に職があるわけではない。
いきなり現地に赴いたところですぐ仕事が見つかるとは思え

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