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恋愛・結婚

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恋愛・結婚・婚活に関する個人エントリをまとめたもの。
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記事一覧

憂さ晴らしに元カレの家をめちゃくちゃに

憂さ晴らしに元カレの家をめちゃくちゃに

今年のMステだったと思う。ミュージシャンたちに「あなたの好きなMVは?」と尋ねて流す企画があり、私なら何をチョイスするか考えてみた。

好きなMVならいくらでもある。しかしインパクトを考えるとこれしかなかった。
Kelly Clarkson(ケリー・クラークソン)の「Since U been gone」。

今改めて見るとケリー・クラークソン若いなぁ。2004年といえば私も高校生だったし、彼女の面

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失った恋を忘れるには

失った恋を忘れるには

失恋が不可避だとしたら
破れた恋の忘れ方。

いきなり否定から入るがそんな方法があれば誰も苦労はしない。いや、あるにはあるのだ。よく言われる新しい恋に生きるである。しかしそう簡単に忘れられないから悩むものではなかろうか。

「もしあの人と一緒になれたら」

その想いが積み重なれば重なるほど喪失感は深く根強いものになっていく。報われない恋を何年も続けた結果疲れ切って恋が消滅することもあるだろう。しか

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みっともないと言われてもまだ君が好き

みっともないと言われてもまだ君が好き

※以下のエピソードはプライバシー保護のため若干設定を変えてある。

A(男性・先輩)とB(女性・後輩)というカップルがいた。私よりも少し若い大学生カップルである。

ひと目見れば誰でもわかるほどAが一方的に入れ揚げており、なぜBは付き合っているのか不思議なほどだった。
Bは特段美人というわけではないし、性格もかなりドライ(イケメンや金持ち以外興味なし)である。それなのに彼女を狙っている男は複数おり

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美男美女は結婚や出世に有利なのかという話

美男美女は結婚や出世に有利なのかという話

いつかも話した通り、容姿の良し悪しを客観的に数値化することは不可能である。

また現代日本で絶世の美女と呼ばれている人の顔やスタイルが、100年後も(それぐらいのスパンならある程度は評価されそうだが)美のトップに君臨するものとはさすがに思えない。

しかし「美人は得か?」は永遠のテーマであり、これは恋愛や結婚を語る上で避けて通れないテーマだろう。

そこで今回紹介するのはこちらの論文である。

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夫選びも楽じゃない

夫選びも楽じゃない

新卒で勤務した職場ではいろいろなことを学んだ。なかでも一番印象に残っているのがパートの女性たちの言葉である。

今思えば既婚40〜50代のパートの女性たちがあれほど集まっている職場は後にはなく、結婚生活の難しさを学んだように思う。というより結婚の夢(そんなものなかった気もするが)が打ち砕かれた感じである。

もちろん家庭や夫婦ごとに事情は違うだろう。仲のいい夫婦もたくさんいたし、後の職場ではこうい

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「いつかあなたに会いたい」と思っていたあの頃

「いつかあなたに会いたい」と思っていたあの頃


ネットワーク交流論
私は昔から海外ドラマが大好きである。近隣のDVDレンタルのお店で借りて見たドラマの続きが見たくて仕方なくてNetflix契約を行った。

しかし最近は周囲の付き合いでアニメ(特に異世界転生もの)を見ていることもある。ラノベはイラストが苦手であまり読まないし、それを原作としたアニメも面白いものはあるが中途半端に終わるものが多くて不満である。それを言ってしまうとアメリカのドラマも

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彼女の意外な一面

彼女の意外な一面

「共依存(きょういそん)?」 

「うん。例えばアルコール依存症の人がいたとするよね。家族としては医者に行って治してもらいたいわけ。でもその人の妻が"私がいないとダメになる"と思ってそんな彼を支え続けてしまうことがある。そんな彼だから支えてしまうわけで、治す方向に向かわないから病状は維持される。いやむしろ悪化する。こういうお互いに依存しているかたちのことを共依存と言うことがある」

あれは大学時代

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恋愛経験が乏しいと結婚が難しくなるのかという話

恋愛経験が乏しいと結婚が難しくなるのかという話

テレビやラジオの恋愛相談企画でこんな趣旨の相談を聞いたことがないだろうか?

「僕はなにをやってもうまくいかないダメな人間でしたが、彼女ができたら自分に自信がもてるようになると思うんです。どうすればいいか教えてください」

記憶があまりに曖昧なので想像の産物である可能性は否定できないのだが、私は何度かこんな恋愛相談を聞いた気がする(あるいは本で読んでいたのかもしれない)。
彼女ができたら自信がもて

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声の魅力はいかほどか

声の魅力はいかほどか

昨日のエントリで「可愛いは容姿だけに限らない」という旨の文章を書いた。しかし外見/内面の二元論で恋愛の魅力を語るとカテゴリしづらい要素があるように思う。そのひとつが声だった。声がよいことは恋愛においてアドバンテージになり得るのだろうか。
※ただしベストセラー新書『人は見た目が9割』では声は「見た目」にカテゴライズしている模様。

「声フェチ」という言葉はずいぶん前から存在している。「声フェチ」は女

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「可愛いは正義」に対するとりとめのない考え

「可愛いは正義」に対するとりとめのない考え

「男も女も大事なのは可愛さや」

飲み会の席で人生の大ベテランA氏が言い放った言葉である。どんな文脈だったかは覚えていない。いや、そもそも脈絡などなく、本当に唐突に言い放った言葉だったような気さえする。

A氏は私と同業の人間にはとても有名な人物だったりする。だが現在は大阪府T市の元市長のような名言を残して再雇用を受けずに退職してしまった。

仕事の鬼のように思われていたA氏だが、実は結婚というも

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付き合った人数が多いと結婚は難しくなるのかという話

付き合った人数が多いと結婚は難しくなるのかという話

『ソーシャル・キャピタルと格差社会 幸福の計量社会学』辻竜平、佐藤嘉倫編(東京大学出版会 2014)

この本の第5章に「結婚とソーシャル・キャピタル 何人と恋愛すれば結婚できるのか」(小林盾著)という論文がある。

以前、同氏らの論文の中に「中卒・高卒だと交際した人数が多ければ多いほど結婚できる確率が増えるが、短大卒・大卒だと交際した人数が2.7人までは結婚できる確率が増えてそれ以降は減っていく

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ある夫婦と縁結びの願い事

ある夫婦と縁結びの願い事

数年前の話。

本当に雲ひとつない小春日和の暖かな日だった。早朝から延々と山中の道を走り続けること200キロ。見渡す限り山、山、山。時折景色に廃屋が混ざるばかりで、信号もガソリンスタンドも1時間に1度ほどしか見かけない。絵に書いたような、いや、絵に書いたらただの山にしか見えないほどの過疎地帯だった。

ようやく山を抜けると海岸沿いの道に出る。右手には変わらず険阻な山々が続いているが、左を向けば日光

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3高の男性は今も結婚に有利らしいという話

3高の男性は今も結婚に有利らしいという話

数年前、某バラエティ番組で胡乱な(失礼)心理学者が「どのような男性・女性が結婚しやすいか」という研究の結果を紹介していた。その口頭の紹介内容から推測するに、おそらくこの論文のことだと思われる。

小林盾,能智千恵子(2016)「婚活における結婚の規定要因はなにか」『理論と方法』31巻1号

こちらはオープンアクセスとなっているため、ネット環境のある人ならば誰でも読むことが可能である。

この研究は

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恋愛をこじらせた者たちの遊び

恋愛をこじらせた者たちの遊び

えっ? 意中のあの人を振り向かせる? 月夜の晩の丑三つ時にヤモリと薔薇と蝋燭を……あ、そう言う意味じゃない? うーん、そうだねぇ……。

こんなことを若い女の子に相談されたらどうするか。ひと昔前の恋愛指南書なら「女の子が求めているのは共感です。解決策を求めているのではありません」と大書してあったものだけど、私がこの子の好感度を得てもあんまり意味がないしなぁ。

若い頃の「初恋」というのは気持ちが暴

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