マガジンのカバー画像

20代最後の10日間に、自分の20代を振り返ってみた。

11
2019年8月16日、気付きました。あと10日で私の20代が終わる、と。平成が終わるのも、令和になったのも、あと1年で東京オリンピックが開催されるのも、それなりに重要ですが、そん…
運営しているクリエイター

記事一覧

はじめにー20代が終わるということー

正直、29歳の今日と30歳の明日がどれほど違うか、と言われれば、ほとんど変わりないでしょう。

肌や体力の衰えは、ここ1~2年で急に加速したように思います。
日に日に顔の小じわが増え、ちょっと食事を抜いたぐらいじゃ体重が戻らなくなったり、気合だけで睡眠不足をカバーできなくなったり・・・。

だけど、30歳になった瞬間に、急にオバサンになったりはしないし、急に大人になるわけでもないし、急に体力が落ち

もっとみる

2019年8月16日 二十歳のとき

大学2年生のとき、二十歳になった。
10代が終わった。
”ティーン”じゃなくなった。

大学祭実行委員会のメンバーで、寝る間も惜しんで、授業もサボって、学祭りの準備に明け暮れた。
子どもの頃、部活に夢中になったことはあっても、この時以降、何かにものすごーく夢中になったことは、もうないかもしれない。それくらい、バカみたいに学祭のことが大事で、実行委員会のみんなのことが大好きで、ヘンに使命感をもって取

もっとみる

2019年8月17日 21歳のとき

21歳の頃、就職活動真っ只中だった。

21歳になりたての秋から、ちょっとずつ“就職フェア”的なものに参加し、エントリーシートを書いては落ち、面接を受けては落ち、お祈りメールが来ては落ち。。。そんな毎日だった。日に日に自信がなくなっていくのが分かった。どの会社からも必要とされない、社会のどこからも必要とされない、そんな感覚だった。

そんな折、大学3年生が終わる2011年3月11日、東日本大震災が

もっとみる

2019年8月18日 22歳のとき

ちょっとだけ夢が叶った時のはなし。

22歳になったばかりだったか、なる直前だったか、あんなに就職活動に苦戦していた私に、少しのチャンスが訪れた。

就活サイトではない、地域のフリーペーパーで求人広告を見つけた。当時住んでいたところのすぐそばに、コミュニティーFMが開局する、その新規スタッフを募集している、と。私は迷わず応募し、研修生のような形で合格通知が来た。

契約条件も、給与も、一般的な企業

もっとみる

2019年8月19日 23歳のとき

クラブって、怖い場所だろうか?危ない場所だろうか?・・・

23歳の春、初めてクラブに行った。狭い入口、地下へ続く暗い階段、重い扉・・・。

憧れのラジオDJさんと顔見知りになり、「こういうクラブイベントやってるからよかったらおいでよ」と声を掛けてもらい、学生時代からの友達と行ってみることにした。

いざ来てみたはいいが、勝手が分からない、楽しみ方が分からない。最初はそんなアウェイ感満載だった。

もっとみる

2019年8月20日 24歳のとき

24歳の頃、社会人2年目の終わり、初めてクラブでDJをした。

先輩DJが「やりたかったら、機材買って練習して、できるようになったら自分のイベントで回させてあげるよ」って言ってくれたから。言葉通り、10万円ぐらいの機材を買って、家で練習して、知り合いのつてでDJバーで練習させてもらって、本番(っていうほどのことでもないが)を迎えた。

ちょっとだけ、また世界が広がった。

社会人3年目のはじめ、フ

もっとみる

2019年8月21日 25歳のとき

これを書いているのは、日付変わって8月22日になってしまったけれど。。。

25歳のとき、勢いで上京した。

東京でラジオをやりたい、でもオーディションは通らない、先輩DJにそうこぼしたら、とりあえず上京した方がいい、と言われた。

25歳。今の私から見れば、当時の自分はまだ若かったのかもしれない。しかし、20代後半に入るということはちょっとした焦りもあった。
事実、オーディションの年齢制限が22

もっとみる

2019年8月22日 26歳のとき

26歳のとき、恋をして、そして、失恋した。

今思えば、なぜあんなに夢中になって、なぜあんなに悲しい思いをしたのか、よく分からない。
当時、ほかに何をしていたのか、よく思い出せない。
それくらい、26歳の思い出と言えば、当時付き合っていた彼のことを思い出す。

ひとつ言えることは、私の見る目がなかった。
さらに付け加えるならば、私が未熟で、ワガママだった。

そんな、26歳のはなし。

2019年8月23日 27歳のとき

このマガジンを毎日書きながら、気付いたことが一つ。

毎年何かしら、それなりにいろんなことにチャレンジしてきたつもりだったけれど、年々、そのチャレンジの大きさは小さくなっているな、と。

27歳のときは、上京して2度目のナレーター養成講座を受けていた。3段階あるうちの最終コースを受け逃していたので、2年ぶり?にそのレッスンを受講した。

何かが変わるかもしれない。そう思っていた。
技術的にはちょっ

もっとみる

2019年8月24日 28歳のとき

勝手な線引きだけれど、27歳は20代半ば、28歳はアラサー、って思っていた。

だから、28歳の自分は、妙に焦っていた。

転職しようか、ラジオDJの道を諦めようか、どっちも目指そうか、みたいな。自分でもかなり迷走していた。仕事もうまくいかなくなっていたし、好きなことも楽しめないでいて、悶々とした日々を過ごした時期もあった。

だからこそなのか、2つの救いもあった。

一つは、ちゃんと上司に相談し

もっとみる

2019年8月25日 29歳のとき

20代最後の夜が終わる。

29歳ともなれば、半分諦めのような感情も出てきて、良くも悪くも、割り切って過ごせた1年だったと思う。

泣いても笑っても、20代最後なのだからと、オーディションも受けたし、転職活動も少ししたし、まだまだ仕事として成立はしていないが、放送作家にもなった。
しいて後悔が残っていることと言えば、20代のうちに、もう一度海外旅行に行きたかったのだが、そこだけタイミングを逃してし

もっとみる