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#140字小説『不在の存在感』

2024年5月にX(旧Twitterと呼ばざるを得ない)へポストした
140字小説を紹介します

※改行などは、Xへポスト時点より修正している場合があります。

『不在の存在感』

「お兄ちゃん、今何してるかな?」
そばにいれば喧嘩ばかりの年子が修学旅行の兄に思いを馳せる。
生まれてから離れた距離としては最長かもしれない。
口ばかり達者になったが、どこか不安そうな瞳はお泊まり保育のあの頃と何も変わらない。
夕飯は両親を独り占めして外食と発表すると途端に目を輝かせた。

午前9:34 · 2024年5月24日

★Xのアカウント:想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
 に投稿(ポスト)したものです。

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