のーもあえいがどろぼう!

晩ごはんまでには帰る
海までじゃなくたっていい 隣駅まで

 最寄駅より海が近くにある人の吐き出す「海」の一文字と私の言う「海」は、多分全く違う意味を持つ。そういう独りよがりさには、いつも吐き出した後から気づく。

本当にこの方面で帰れるの?
降りない駅名覚えられない

 脈絡なく短歌を詠むようにしたらnoteを書くハードルが下がったように思う。とりあえず三十一文字書けばいいやって。最初からこうすればよかった。

 今日は大切な友人と映画。電車で遠方に向かったのがまんま短歌に表れている。

 インサイドヘッド、自己愛の物語だった、ように思う。最近それについて考えるタイミングが多い。神の思し召しというか、ちゃんと向き合うべきだぞ、今はそういう時期だぞと運命側が警告しているようにも思う。

 「私は優しい」だけを根っこに持った花は、引っ張れば簡単に取れてしまう。「私は全然ダメ」だけが根っこだと、そもそも自分……というか、自分に誇れる自分ではなくなってしまう。

 自分を愛したまま、強固に根を張る「自分だけの花」を育てるには……。そんな話を、思春期の少女の頭の中を舞台に描いた作品、と認識している。

 よかった。友人とも感想を語り合ったけど、感情を消化して言葉として排出するまでのスピードが早くないので、思ったことに対して交わした言葉はそんなに多くなかった。多分相手も同じ感じだったと思う。

 感情たちは命がけの冒険をしているのに、当人はアイスホッケーのキャンプという割と小さな(だけど、本人にとってはその後の人生が全て決定してしまうほど重大な!)イベントをこなしているところも非常に好み。

 久しぶりに(下手したらポケモンの映画を毎年見ていた小学生時代以来!)映画館で映画を見た。視界全部がスクリーンになって、ああこれが映画だと思った。ネトフリ入ってるから、映画作品自体は見てるんだけどね。なんせスマホ。

 映画泥棒のCMが変化していてびびった。盗撮する→捕まるの流れじゃないの!? なんかもう、こいつが盗撮をしたということは皆さんご存知だと思いますが……と言わんばかりにいきなり逃走劇からスタートしていて吹いた。

 まあしてるよな、盗撮。なんせ頭がビデオカメラだもの。

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