ちかちゃん

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最近の記事

花粉症と筋肉痛

 4月になり、目に見えない花粉が目に見える形で体に悪影響を与える。  3、4年前は4月になると目が痒くなったり、くしゃみが出たりすることがあっても「いや、風邪気味かな」と周りに説明しながら自分を偽ってきた。  しかしながら最近は自分を偽ることを諦めて「これは花粉症の症状だ」と認めるようになった。  朝起きるとまず鼻声だし、鼻水は出るし、目ヤニは酷いし、ベランダに出るとくしゃみが激しい。全くもって大変な症状だ。  戦後の政策で山にたくさんの杉の木を植えたことが日本人に花粉

    • 巷は

      卒業式らしい。「古い場所を離れて新しい風に触れよ」と何かで読んだ気がする。  変化をする際には新しい事をしなければならない。今まで自分がしてこなかった事をだ。    卒業式は自分にとってどんな物だったか。そこまで強烈な思い出はない。小学校は偏頭痛と小児喘息で休みがちだったのであまり思い入れがない。中学校は嫌いだったので早く終わればいいのにと思っていた。高校はどうだったか。  長かった記憶がある。そう、長かった。思い出は意外と文章にしてみると思い出すのかもしれない。  高校の

      • 3.11

        今日は3月11日だ。 あの日のことは鮮明に覚えている13年経ったがやはり鮮明に覚えている。  中国地方の県に住んでいるので直接被害に遭うことはなかったが母方の祖父は青森なので心配だった。  その日は幼稚園で働いていて地震のニュースは子どもが降園し預かり保育をしている最中だった。僕はクラスの副担任的な立場だったので子どもが帰った保育室の片付けをしてひと段落したところだった。担任が研修から帰ってきて第一声「なんか東北地方で地震があったみたい、ラジオで言ってた」こんな軽い感じっ

        • 人は「優しさ」で繋がっているのかもしれない

          映画「52ヘルツのクジラたち」を見た。  幼少期から虐待を受けてきて自分には生きる資格がないと決めつけてしまった主人公を救い自分のための暮らしをしていこうとする。そして主人公は自分にしてもらった優しさを誰かに返していく話だった。 もしかしたら伝えたいことは違うかもしれないが僕はこう言うふうに思った。  とても辛い描写の数々にしんどくなったが彼女の強さと優しさに救われていく。  手を差し伸べるのはやはり痛みや苦しみを持っている人だった。前回の「夜明けのすべて」でも思ったが同

        花粉症と筋肉痛

          タイトルのつけようのない気持ち。

           この3年間はなんだったのだろうと思う。最近は毎日思う。 独り言だ。  3年前、とある場所で仕事をしていて帰ってきた。保育園の重要な位に就くために。  この選択が全ての間違いだったような気がする。  「なんで帰ってきてしまったのだろう」「なぜ残らなかったのだろう」残る選択肢もあった。何故。そんなことが頭をぐるぐると駆け巡る。  この3年間は本当に辛かった。いくら話しても理解してくれない行動に移してくれない保育士達とのやりとりは、最終的に「好きにしたら」と思ってしまうとこ

          タイトルのつけようのない気持ち。

          春を待つ

           2月も終わりに近づいてきた。 そろそろ3月、季節も年度も変わる。妙に浮ついている感がある。 今年は2月に異様な暖かい日があり、浮つき加減に拍車がかかっているようだ。 寒いと身構える。寒いのは好きだが「体の調子を悪くしないでおこう」とか「感染症に気をつけよう」とか、単純に寒くて動きたくないとか。とか。 やらない理由を並べるのは簡単だ。  暖かい日が続いた。 気持ちが軽やかなのは着ている物が薄くなっているからだろう。 身につける物一つで気持ちは変わるものだ。 些細なことで

          苦手だ。その2

           レジに並ぶのが苦手だ。 こういう書き方は語弊があるのだが、レジに並ぶのが苦手だ  何がそうなのか。  今し方もあった。  コンビニでレジに並ぶ、2箇所が空いておりそのどちらにも人が並んでいる。両方を伺った結果右側のレジの方が早く進むだろうと考えた。 並ぶ。待つ、待つ、、、待つ。。。 前で会計しているお婆さんは現金で弁当を買っている。待つ。  温めが終わり諸々のやりとりを済ませ店員さんもお弁当をお客の側に寄せる。 僕も軽く一歩前に進む。その瞬間、 「これも」とお婆さんは公共

          苦手だ。その2

          フリック入力

          スマートフォンに切り替えるのが早かった。 これは自分の中の数少ない自慢である。 日本にスマートフォンが出たのは… いつだったか覚えないし、調べる気も無い。そんな所に自分への失望感を覚える。  ソフトバンクからiPhone3Gが出て、ドコモからXperiaが出たタイミングでXperiaにした。「小さいパソコンに電話が入っている」という当初の触れ込みは自分の知的好奇心を大いに刺激した。  SONY製品は好きで今でもカメラはSONYだ。その当時もウォークマン携帯なるものを使っ

          フリック入力

          雨の降る日は

          雨が降っている。雨の音は好きなのかもしれない。 雨が地面に当たる音。トタン屋根に当たる音の方が好きだ。あの一定の間隔でなる音はどこか妙に心地よい。車が走ると水飛沫を上げながら雨を切り裂く音がする。これも好きだ。いつもとは違った音がする。 音は敏感な方ではない。匂いの方が敏感だ。 この敏感は逆だとよかったなと思う事も多い。 匂いはきつい。匂いに敏感だと一般的にいい匂いとされる匂いも一般的な強さでもきついと感じるし、悪臭とされる匂いなら尚更きつい。一刻も早くその場から立ち去り

          雨の降る日は

          見上げてみれば電線

          電線というのはあまり好かれていない印象がある。 最近は地中に埋めたりするらしい。そのほうが災害(台風など)が起きた時に断線しにくいということもあるのだと思うがやはり「景観の観点」も大きいだろう。写真もそう。「なるべく電線は入れないように撮影しましょう」と書かれていた気がする。 編集ソフトにも「ほこり」と並んで「電線」をAIで判断して消す項目もある。 電柱はあまり好かれていない。 ただ僕は意外と好きだ。等間隔に並べられた電柱とその間を何本も渡っている電線。しかも電線同士交わる

          見上げてみれば電線

          冬の朝

          冬の朝に写真を撮りに行く。 「日陰が寒くて日向は暖かい」みたいな事が通用しないほど凍てつく寒空の中にゆっくりと確実に昇ってくる太陽がある。 車に乗っていると真正面からぶつけてくる太陽の光に四苦八苦するが、ファインダーから除く冬の太陽は新しい1日の始まりを知らせる。 よくある言葉を使うなら『希望』と言ってもいいだろう。 冬の朝に写真を撮りに行く。 写真は多分これから一度たりとも起こり得ないその場面を封じ込める道具なのだと実感する。 写真を撮ろう。僕も撮る。 これも『希

          『夜明けのすべて』を見て

          映画『夜明けのすべて』を見る。 映画の内容などは特別には語らない。それはさまざまな方のレビューがあると思うので、レビューが読みたい方はそっと閉じていい。  パニック障害の男性と月経前症候群の女性がお互いを支え合いながら歩む一年の話。  恋愛には至らずに変わらずフラットな関係で進む展開は物語の優しさも相まって安心感があるし、さまざまな場面で不意に涙を流してしまう映画であった。特にパニック障害の山添が髪を切るのを藤沢が手伝うシーン。ここで山添は爆笑するのだがこの爆笑が見ている

          『夜明けのすべて』を見て

          イルミネーションで

          眩い光の中へ消えていく2人 この写真が好きだ。誰がなんと言おうと好きだ。 寒い日だった。思い立ったように夕方電車に乗り1時間半、駅前のイルミネーションへ 夜が始まったばかりの駅前は仕事帰りと遊び始めとでとても混雑していて、少なからず「来なければよかった」と思ってしまう自分もいた。 雑踏の中に揉まれながらたどり着いたイルミネーションはそれももう綺麗だった。と言いたいのだが何故だろうか、イルミネーションというものはこちらの予想を超えてこないことが多い。「あ、こんなものなの?」

          イルミネーションで

          ほらまただ

          職場の窓からみる空は青空だ。非常に清々しい。今週は2月なのに3月下旬の陽気になるらしい。このまま春になってくれてもいいのだけど、2月はまだ寒い。寒い時期には寒いという事を体験する。逆に暑い日には暑いことを体験しておく。それが人間が生物として生きている証だとは思う。間違いなく 職場の窓からみる空は青空だ。次の休みまで指折り数える。「次の休みの天気はどうかな?」とスマートフォンを手にもち天気予報のアプリを起動する。 『晴/雲り』 なんだかパッとしない天気だ。いつもそう、この間の

          また明日

          納得しようとしても納得しきれない。悲しいこと。心に落ちてこない。 上手く表現のしようのないことがあった。 「仕方ないじゃないか」と自分に納得させることは出来る。だがしたくない、詳しいことはまだ書きたくない。 書いてしまうと自分の中でそれを納得させてしまうことになるから。 今の気持ちだけを書かせてください、、、書くのだけれども。 ずっと『そのこと』が頭をよぎる、ずっと『そのこと』が進んでいった結果を想像してしまう。 「嫌だな」と思って『そのこと』を考えないように何か別の

          冬の日は

           冬の寒い日の朝は好きだ。好きなのだが車のフロントガラスの氷、これだけは許せない。こいつのせいで何度遅刻しそうになったことか。  氷解スプレーというものを購入し吹き付けてみる。みるみる氷が水に変わっていきワイパーで拭き取ると一気に視界が開ける、これには感動を覚えるのだがいざ出発しようとすると今度は車の中側が曇る。結局エアコンをフロントガラスに当てるように設定し待たなければならない。なんなのだこれは???    と冬の朝の嫌な事を書いてはみたのだが、そんなことが言いたいのではな