縁故採用は、余程の理由がない限りは避けるべきです 〜「仕事」をする気がない従業員〜
今回は、カイツマ視点から、
診療所(クリニック)経営における、問題のある従業員に対し、どのように対処すべきか、反省、傾向と対策など、経験談をもとに書いていこうと思います。
前回の記事に、ビルオーナーの条件を飲んで賃料を安くしてもらったと書きましたが、そのお話です。
※当時、カイツマは裏方オンリーだったので、本人と会ったことはありません。
その記事が、こちら ↓
ビルオーナーの条件とは、何だったのか…
それは、
ビルオーナーの知人の娘を、受付として雇用すること
オーナーの話だと、
クリニック受付に興味があるという20代後半の女性がいる。
知人の娘なのだが、現在、無職だという。
良かったら、働かせてやってほしい。
とのことでした。
開院したては患者も少ないだろうし、
受付業務は少しずつ覚えていけば良いと判断したらしく、
それでずっと賃料が下がるなら、むしろラッキー!
と思って、条件を飲んだらしい。
(カイツマ不在時)
というわけで、面接なしで採用したわけなのですが、
この女性(受付A)、
ただ受付嬢になりたい、
いや、受付に座っていたいだけの人だったのです…。
履歴書を見ると、職歴が短く、無職歴が長め…。
仕事が続かないタイプの人だぁ〜…と、落胆しましたね。
華やかな、デパートの受付嬢をイメージしていたのかな?
ただ、そこに座っていれば良いとでも思ったのかな?
医療事務の資格もなければ、レセプトなどの医療事務の仕事を覚えようともしなかった。
来院した患者に「こんにちは〜」と挨拶をして、電子カルテへの保険証入力以外は、何もやらない。
わからないことがあれば、院長に丸投げ。
患者が院内にいない時は、自分の時間と言わんばかりに、受付に座ったままマンガを読んだり、お菓子やパンを食べていたらしい。
院長が「仕事中なので、自由時間はやめてほしい」とやんわり注意したら、表面上は理解した様子なのだが、患者が来ないことをいいことに、自由時間をやめるつもりはないようだった。
縁故採用だから、院長も強く言えないのをわかっていたのでしょうか。
それとも、なぜダメなのか、理解していなかったのでしょうか。
開院当初は患者も少なく、受付に複数は不要と思ったので、この受付Aがいる限りは、他に雇えない状況だった。
次の記事に出てくる看護師Aと、この受付Aしか、従業員がいない状態なので、看護師Aが受付Aの文句を院長に言い、院長は板挟みになっていました。
患者がいない時期は、好き勝手やっていてもあまり困らなかったのですが、患者さんが少しずつでも増えてくると、受付Aの仕事ぶりでは立ち行かなくなることが出てきました。
この受付Aを雇い続けるのは、賃料を下げるメリットを超えるデメリットになってしまっているので、なんとか本人から辞めてほしいと考えるようになりました。
受付Aの、退職までの流れを詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
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