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身体管理学でお悩み解決!Vol.16〜なぜインソールは柔らかいとダメなの?〜

こんにちは。

日本身体管理学協会事務局の新美です。

土曜日は簡易的ながら、

いただいたお悩みにお答えしていきたいと思います。

もし宜しければ、ご参考にしていただければと思います。

それでは、本日の質問に参ります。

以前の記事でインソールについて触れていましたが、その中で硬い素材の方が良いと書かれていますが、それはなぜでしょうか?
一般的にインソールはクッション素材を使われることが多いと思いますので理由が知りたいです。(60代・女性/主婦)

ご質問ありがとうございます。

それでは早速お答えさせていただきます。

ご質問の中で言われている記事はこちらになります。

そして、該当する内容は↓になります。

一般的なインソールの多くは柔らかいクッション性のある素材を利用しておりますが、推薦するインソールはカーボンなどを利用した硬質なスタビライザーがついております。
全く逆の素材と言っていいでしょう。これらにもちゃんとした理由があります、もちろん世界的に認められている医科学的な原理原則に基づいた理由です。

これについては様々な理由があって、

もちろん医科学的、解剖学的な観点からこのような構造になっているわけですが、

もっと一般的な考えから硬い方が良い理由についてお伝えしていきます。

(医科学的に知りたい方は、ぜひ身体管理学をご受講くださいませ)

例えば、あなたはこれから2つの道を歩くとします。

片方の道は『アスファルトの道』

もう片方は『砂浜の道』

さて、あなたが両方の道を歩いた時、

どちらの道の方が疲れると思いますか?

おそらく90%以上の方は砂浜を選ぶでしょう。

なぜなら、人間は歩くときに、自然と地面を蹴って歩きます。

作用ー反作用という言葉がありますが、

硬い地面では、地面を押すとその力が自分に跳ね返ってくるため

反発力が生まれます。

だから、アスファルトの道の方が力を無駄なく利用できるため

疲労が少なく済みます。

対して、砂浜の場合は、地面を蹴っても力は吸収されて逃げてしまい、

反発力が下がります。

そのため無駄に力を使うことになり、疲労が大きくなるのです。

ボールで考えればさらにわかりやすいと思います。

道路にボールを落とせば弾みますが、

砂浜にボールを落としても弾みません。

これが、歩行の際のエネルギーロスにつながります。

つまり、インソールにクッション素材の力の吸収素材が入っていれば

それだけ無駄な力が必要になるということになります。

そのため、ある程度硬さのあるインソールを入れることは

足に負担をかけるどころか、効率よくエネルギーを使うことができ、

疲労を軽減することにつながります。

(もちろん、硬ければ良いというものでもありません)

いかがだったでしょうか?

まだまだ、その他にも理由はございますが、

この点だけを取ってもご理解いただけるかと思います。

皆さまも日頃のご不明点ございましたら、ぜひご質問を受け付けております。


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