まきはら

大阪在住。体力少なめなので、ぼちぼち生きてます。

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最近の記事

ものぐさな職業選択

お金のことに繋がる職業選択についてのお話です。 中学で出会った英語中学生の頃から英語が好きで、学校の授業以外に自分で本を探してずっと勉強をしていました。 最初から自然に英語が好きになった訳ではなく、中学に入って始まった英語の授業がわからなさ過ぎて困っていた時に、友達が通っていた英語塾に誘われたのがそのきっかけでした。 その英語塾は小学生向けの大手スクールで、学年ごとにクラスが編成されていました。中学1年生のグループは、私と友達とその他に1~2名くらいだったと思います。 中学

    • お金を善く使うこと

      ここ何年も後悔するようないい加減なお金の使い方をしない訓練を自分に課してきました。 その成果がやっと出始めたと感じたのは昨年の暮れ近くでした。 一時の娯楽的な衝動買いや、前にもしくはいつも買ってるものだからという理由の買い物、他の人も買ってるとか、他の人に言われたからとか、そんないい加減な買い物をしないようにと自分に言い聞かせても、自分へのご褒美とか誕生日プレゼントとかクリスマスプレゼントとか、ちょっと気分を上げたいからとか、何かにつけて特に必要ない買い物をすることが本当に

      • お金の教育 -進路についてのこと-

        進路を考える以前高校の理科の選択授業で、化学を選んで勉強している時期がありました。 教師との仲はよかったのですが、成績は全然ダメでした。 学生時代は嫌いな教科がなく勉強したい気持ちが常に溢れていましたが、勉強の仕方を知らず、煩悩と雑念にまみれていたので、結局そんなに成績がよくなることはありませんでした。 それでも文系の科目は多少マシでしたが、理系の科目は点が取れず、落第しなかったのが不思議なくらいでした。 自分から選んだ化学の授業では、興味はあってもちゃんと勉強できないので

        • お金の教育 -結婚についてのこと-

          新卒採用で同期になって、今でもつきあいのある女性がいます。 新人研修で一緒に二か月同じ部屋で寝泊まりした彼女は、珍しくいろんな話ができる貴重な親友になりました。 彼女の家はうちの家と全然違うところだらけでした。 彼女は美人なのですが、服装については日によって不思議な恰好をしていることがありました。制服のない会社で毎日華麗にコーディネートできるほどの服も持っている訳ではなかったからです。 しかし、会社の飲み会などがある時、彼女はかなりいいスーツを着てくるので目立って注目される

        ものぐさな職業選択

          自分のお金と家のお金

          私は世帯主として自分の持っているお金と稼ぐお金で家のこと全般と自分のことに使うのですが、家計と自分の小遣いの切り分けはしていません。 家の食費も自分のお茶代も分けてはいませんし、家の電話やネットの料金も自分の携帯代も一緒くたです。 自分だけの趣味の本代も服代も子供の服代と分けて管理していません。 自分の小遣いを決めていて、「小遣い」として支出したら家計でその詳細を見ない方法もあると思います。ご夫婦で夫に小遣いを渡したら、夫がそれをどう使おうかは関知しない方式ですね。 でも、う

          自分のお金と家のお金

          お金の使い方

           長いことお金の使い方が下手過ぎて、それをどうこうと正面から考えたことがあまりありませんでした。  本などで有り金をはたいて何かを買ったとか賭けたとかってことを見ると、潔くお金を使う人だなと思う反面、その後の生活とかどうなるんだろう、この人そんなこと考えないのかなと思ったりしていました。  自分はと言うと、とにかくお金を使うこと=ストレス。  お金の話=借金の話。  そんな固定された感覚に縛り付けられているような状態でした。  生活のためにとにかく仕事をやめないでいましたが

          お金の使い方

          家計簿をやめてわかったこと

          マネーフォワードを使うようになって、同時になるべく現金を使わないようにしたので、マネーフォワードに手入力するのはたまに現金支払いをした時だけになりました。 そうしてから、自分はお金のことで何を本当に苦にしていたかの一端がわかりました。 ちなみに、以前の私は毎月以下のような流れでお金を使っていました。 予算を作る 銀行に行く準備をする 銀行と郵便局に行く 日々の買い物などをし、家計簿をつける 不足分があればまた銀行に行く 1円単位まで細かく予算を作ってその通りに銀

          家計簿をやめてわかったこと

          お金の管理の上手い下手

          母のこと私は長い間母親がお金の管理をしっかりできる人だと信じていました。 何を根拠にそう思っていたかというと、母が貧乏をしながら家計をやりくりしていたからです。 しかし、実際どんな風なやりくりをしていたのかはわからないので、それがちゃんとしたお金の管理になっていたかどうかはわからないことでした。 子どもの私は母を慕ってなんとなくそう思っていただけのことに過ぎません。 母は生涯家計簿をつけることがありませんでした。 今はそれでよくやっていたと思いますが、記憶に残っている限りで

          お金の管理の上手い下手

          家計簿やめた

          子どもの頃、学校でお小遣い帳というものを教えてもらったのですが、家庭でお金の管理技術を教わることなく、その後学校でも特に何も習わず、自分でその方面で何かできるとも思わず大人になりました。 母は家計簿をつけない人で、やはりお金のことについては無学。 自分でなんとかしないとヤバいと気づき、シェアウェアの家計簿ソフトとExcelでなんとかお金の管理をしようとがんばっていました。 しかし、家計簿ってつけるだけでは特にお金が貯まることはなく…使途不明金がなくなるという面ではよかったの

          家計簿やめた

          心理的安全性

          あの時、この言葉があったらなぁと思うことがあります。 心理的安全性 この言葉がそのひとつです。 職場における話題の中で登場することが多い気がしますが、生活全般に関わるものですよね。 長い間自分の家族は仲が良く、自分は家族に可愛がられているという幻想の中で育った私ですが、一方で家族とは一番気を遣わなければならない人達という認識を持っていました。 家の中では、誰かに嗤われたりバカにされたりしないかいつも緊張していましたし、何かをするにつけ文句をつけられないかびくびくしていて、そ

          心理的安全性

          簡単な決めごと

          前記事で「自死を考えない」という私の簡単な決めごとについて書きましたが、他にもいくつかあるので紹介します。 中には恥ずかしくて人に言えないようなことや、青臭いこと、マンガの台詞かというようなものがありますので、普段は決して人に言ったりするようなものではありません。 でも、どの言葉も私にとっては大事なお守りのようなものです。 徳を積みたい 小学生ぐらいだったと思います。 ある日突然「徳を積みたい」と思ったのです。 明らかにおかしい、宗教者やアーティストが時折言及する天啓に似

          簡単な決めごと

          死なないこと

          祖母、父、母と家族のことを書いてきました。 細かいことはもっとあるけれど、ひと通りのことを書き終えました。 母をなくした後、次にいなくなるのは兄かと思っていましたが、その気配なく数年が過ぎたことから、きっと私の家族はひどい時代を潜り抜けて生き残ることに成功したのでしょう。 次に書くなら兄か自分のことになりますが、まだ生きている人のことを書くのは憚られるので、この後は私が昔を思い出したり最近気づいたりしたことをぽつぽつと書いていこうかと思います。 私は10年結婚生活をして、1

          死なないこと

          母のこと #25 見送り

          母の見送りのために、家族である私と兄の家族、母のきょうだいとその家族が集まりました。 それは、母に繋がる人が一同に会した稀な機会となり、同じような時はあれからは二度とありません。 通夜と葬儀 母がなくなったとの連絡は、施設の職員の方からもたらされました。 施設から連絡を受けた兄嫁が、職員の方に私への連絡を言づけたためです。 当時私は携帯電話を変え、兄や兄嫁に新しい電話番号を伝えていませんでした。兄嫁は職員から私の電話番号を聞かず、職員の方に連絡を頼んだのです。 連絡を受けた

          母のこと #25 見送り

          母のこと #24 施設入居

          母が大阪を離れて以来、母に関することは兄に任せていました。 必要と感じた時は兄嫁が連絡をしてきました。 ですのでこの時期のことは兄と兄嫁からの伝聞で知るのみです。 帰阪し施設に入る 退院した後、叔父(母の弟)の家に移った母は、そこでまた自殺を図ります。 叔母がすぐに兄に連絡をしてきて、このような状態の母の世話はし切れないから引き取ってくれと言ってきたそうです。 兄はこの状況に対処することを兄嫁に求め、兄嫁は住んでいる市の軽費老人ホームに母を入居させることにしました。後から知

          母のこと #24 施設入居

          母のこと #23 入院

          母は体が丈夫な人でしたから、出産以外で入院したことはなかったと思います。盲腸の手術もしていません。 そんな母ですが、ついに心身の調子を崩して入院することになります。 入院生活は長きにわたりました。 当時の状況母は財産や所持品の管理が出来なくなりつつありました。 何かの時に母の実印が必要になったのですが、母はどこに実印があるかわからなくなっていて見つかりませんでした。 仕方なく急いで実印を作り直し、届けをし直すといったことがありました。 (結局もとの実印は後から見つかり、立派

          母のこと #23 入院

          母のこと #22 変化の流れ

          あまり楽しい内容ではないけれど、覚書として母が変わっていく様子を書き留めておきます。 母の変わりゆく姿は、私が初めて間近で見た「老い」でした。 (前の記事とかぶる内容もあります) 最初の気配母の老いを最初に感じたのは、まだ4人暮らしをしていた時でした。 母は仕事を引退し暇になり、手慰みにまた洋裁をやりかけていた頃です。 私がまだフルタイムの仕事ではなかったので、朝一緒に近所の喫茶店にモーニングセットを食べに行ったり、時々日中も遊びに行ったりしていました。 この時期に、母は

          母のこと #22 変化の流れ