見出し画像

家計簿をやめてわかったこと

マネーフォワードを使うようになって、同時になるべく現金を使わないようにしたので、マネーフォワードに手入力するのはたまに現金支払いをした時だけになりました。
そうしてから、自分はお金のことで何を本当に苦にしていたかの一端がわかりました。

ちなみに、以前の私は毎月以下のような流れでお金を使っていました。

  1. 予算を作る

  2. 銀行に行く準備をする

  3. 銀行と郵便局に行く

  4. 日々の買い物などをし、家計簿をつける

  5. 不足分があればまた銀行に行く

1円単位まで細かく予算を作ってその通りに銀行から出していました。
このやり方で、何がしんどかったかというと、

  • 予算を作らないと銀行にいけないプレッシャー

  • 1円単位まで正確にどの口座から出金してどの口座に入金するかを把握すること

  • 銀行に行くことのめんどくささ

  • 作った予算はいつもその通りにならない徒労感、空しさ、自己嫌悪

  • 足りなくなってまた銀行に行く敗北感と自己嫌悪

  • 手持ちの現金が少ない状態で買い物をする時の不安感、買えない時の困り感

こうやって並べると、とにかくお金を使うことは辛さしかない気がしますよね。
この他にも、お金が沢山ある訳ではないので家計が苦しいことが常態化していて、ひどい時にはもう間もなく生活保護になるのではとの不安を持っていました。

マネーフォワード&キャッシュレスにしてからは、これが随分変わりました。
予算は、ざっくりとしたものをマネーフォワードに最初の1回だけ登録して、後はほったらかしです。なので、実質予算作りをやめました。
銀行では相次いでATMでの硬貨の取扱いが有料化されたり、口座から出金しても財布の中にあれば、マネーフォワードの画面上所持金が減ったことにならない為に、なるべく千円札でざっくりとこれくらいの現金があればいいかなと思う程度を行ける時に銀行ATMで下すことにしました。
今のところ現金が必要なのは病院、薬局、美容院、リサイクルショップくらいです。日々の食材を買うスーパーやたまに寄るコンビニではすべてカードで支払うようにしています。カードがダメならPayPay。

日々の買い物のために銀行に行く必要がなくなり、買い物をしてて手持ちのお金が足りなくなる恐れから解放され、レジで「これとこれは返します」ということをしないでもよくなって、とてもとても楽になりました。
限度なくカード払いをすると使い過ぎになるのではと思われるかもしれませんが、買い物自体はあらかじめ決まった分だけが原則で、その場で適当に考えて買い過ぎることはほとんどないのです。
一週間分の夕食のメニューをあらかじめ決めて、それに必要なものをメモして買い物に出るので、お金が足りず必要なものが全部買えないと、メニューをこなせなくなって困ってしまうのです。
朝ごはんで必要なものはたかが知れているし、お昼用にはお弁当用の冷凍食品を買うくらいですので、買い過ぎの余地があまりない仕組みになっています。
在宅のお昼用の変なインスタント食品とか、夕方のお茶のお茶請け用お菓子とか、それくらいのゆるみはあってもいいかなと思っています。
また、必ず業務スーパーに先に行き、そこで買えるものは買ってしまってから普通のスーパーに行くようにしていて、なるべくお得に買い物をするように心がけています。

家計簿を細かくつけていた時、お金を使うことには常にネガティブな感情がつきまとっていました。
だからお金を使うこと、お金とつきあうことが辛くて仕方がなかったのでした。
思い切って細かい家計簿をつけるのをやめて、ネガティブな感情の多くから解放されました。
気分がよくなったからといってざくざくとお金が貯まることはないし、むしろどんぶりになって家計がもっと苦しくなる可能性はあったし、今もあります。
でも、それにしても、あれほどネガティブな感情にまみれる必要はなかったなと思います。
それから逃れてやっと、どうお金とつきあうかを正面から考える準備ができたような気がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?