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「骨盤前方シフト」を結局どう改善する?

永遠のテーマになりそうな「骨盤前方シフト」

ぶっちゃけ、この問題が解決できるだけで姿勢改善や股関節・骨盤周囲に対するアプローチも自信を持って出来る様になります。


毎日、姿勢改善を目的とした方を診ていますが…

いかにして骨盤前方シフトを改善するかをいつも考えています。


痛み改善に対してもアプローチを行うことが多く、骨盤前方シフトなど姿勢改善をすれば痛みが改善するわけではないこともありますが、少ならからずメカニカルストレスは骨盤前方シフトによって掛かり続けているのは事実なので、力学的な問題も改善することを考える必要はあります。


これまで臨床で、この骨盤の前方シフトに対してアプローチをしてきた中で、特に重要になってくる筋肉をピックアップして、その理由とともに解説をしていきます。


①腸腰筋の機能不全

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まずは、1つ目としては腸腰筋。

骨盤前方シフトしている方は腸腰筋が機能してないです。


参考書によっては…

股関節が過伸展の状態になっており、股関節屈曲モーメントが生じているため、腸腰筋が過緊張になっていると記載されているものもありますが、実際には使い過ぎて機能不全になっているというより、シンプルに腸腰筋を求心性収縮できないことが問題になっていることが多いです。


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スウェイバック姿勢の典型例ですが…

骨盤が前方にシフトするのに対して、上半身が後ろに倒れた様な状態になっているケースが非常に多いです。


下半身に対して、上半身が後方に位置している時点で、腸腰筋が機能してないと判断できるため、腸腰筋に対する機能改善が必要になってきます。


腸腰筋について書いたコラムは沢山あるので見直して欲しいですが…


この腸腰筋は…

起始と停止の関係性が特に重要な筋肉であり、最大に伸張することも、最大に縮むことも大切になってくる筋肉です。


1つ目として…

この腸腰筋が機能しないと、骨盤が前方シフトすることを理解しておくことは重要になります。


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