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【股関節の運動療法】股関節の機能障害で特にアプローチが必要な骨頭&骨盤の動き!

今回は、股関節の機能障害について。

股関節の痛み。股関節のつまり。股関節を動かしたら音が鳴る。股関節がハマってない感じがする。という様な方を多く診ます。

股関節疾患を多く診る中で、機能改善においての運動療法で重要になってくる考え方やポイントを解説していきます。

実際に今回お伝えする内容で、股関節の痛みやつまり感が改善されるケースも多いので参考にして頂ければと思います。

股関節の機能障害で多い特徴

股関節の機能障害で多い特徴

股関節の機能障害がある方でほぼ確実に起こっていることは、「骨盤と骨頭の位置関係が悪い」ということです。

これは立位など静止アライメントの状態よりも、動的なアライメントの方が断然大切です。


大腿骨が動いた際に骨盤の動きはどんな反応が起こるか?
骨盤が動いた際に大腿骨の動きはどんな反応が起こるか?

このどちらともの関係性を評価することが大切になってきます。


特に臨床で多い機能障害のパターンとして…

臨床で多い股関節のパターン

股関節の骨頭の前方シフト

臨床ではやっぱり多いパターンです。


スウェイバック姿勢などに多いですが、骨盤が前方シフトしている時点で、股関節の骨頭の向きが臼蓋の方ではなく前方に向いた状態が定着しやすい特徴があります。

このコラムも人気なので是非ご覧ください。


スウェイバック姿勢を例に挙げるとすると…

骨盤が前方シフトする状態になることで、股関節は伸展&外旋ポジションになりやすくなります。その結果として臼蓋と骨頭の向いている方向に相違が生まれて股関節に違和感がある。つまり感がある。という様な状況になっている方が多いということです。


股関節の噛み合わせが悪い結果

股関節の噛み合わせが悪い結果

股関節の噛み合わせが悪いことで、二次的な変形性股関節症に繋がるリスクもありますし臨床で関わる身近な症状としては…

太ももの前側が張る。大腿筋膜張筋がパンパン。とかになっているケースが多いです。股関節や大腿周囲の緊張が高いから徒手療法やマッサージをしてアプローチをすることもあるかと思いますが、、

そもそもを考えると、、

股関節の噛み合わせが適正ではないことが、骨支持ができない状況に繋がり、股関節周囲筋や大腿筋群を過剰に収縮させて姿勢保持をするしかない状況になっていることも多いです。


そんな方に関しては…

股関節の噛み合わせを変える

徒手療法で股関節の緊張を落とすことも時には必要ですが、そもそもを考えると股関節の骨盤と骨頭の噛み合わせを改善する必要性があります。

ここからが本題みたいなものですが…

股関節の噛み合わせを改善するためにどの様な運動療法を取り入れていくべきかを考えていこうと思います。

股関節機能改善の運動療法

股関節機能改善の運動療法


まず特に促していきたい動きとして…

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