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主体性を求めるなら、先輩からの種まきを!
新年度がスタートし、2ヶ月が経ちました。
新入社員の方にとっても、受け入れる上司・先輩にとっても互いに気を遣う日々だったのではないでしょうか。
1か月・3か月・1年、と研修期間や配属のお試し期間など企業によって、様々ですが、そろそろ本配属の方も多いことと思います。
どの職種にも共通しているのは、今後は自主的に動けるようになって欲しい。主体性を持った人材に育ってほしい。と言われます。
仕事を覚え、慣れてきたら期待されることには同意します。1人前ってそういうことですものね。
これまで15年ほど、様々な企業の方と仕事に関する対話をする中で、【自ら考え行動することは求められていない】と断言された方に1名お会いしたことがあります。
力強く断言されていたことが忘れられません。
多くは、【主体的に】【能動的に】といったことが従業員に求めていることを前提にいらっしゃると思いますが、いろいろですよね。
ある企業で、接客サービスのお手本になるような映像をご覧いただきました。メンバーのキャリアは様々で、接客へのモチベーションもいろいろのです。ご視聴いただいたのは、
日本ショッピングセンター協会主催 第29回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会 の映像です。
皆さま素晴らしい接客サービスをされている映像がギュギュと10分未満のロールプレイングに詰め込まれています。
2023年度食物販部門で優勝されたMさんより、私に連絡がありました。Mさんは、実際の店舗で接客もされながら、研修や講演会にも登壇されています。
B企業のN店舗に努めているSさんという方が、実際に店舗に来てくださったのですよ。往復2時間の距離にも関わらず、ご家族と一緒に買い物にきてくださって、この日一番うれしい出来事でした!
とのこと。何とも行動力あるし、なかなか思ってもできないことですよね。
”店舗に行ってみてください”とは誰も言っていないのに、自ら行動したというのは、まさに主体的であり、本人の動機が仕事への興味関心として表層化した出来事です。
社会人が一人前になるためには3つの要素
1. OJT On the Job training
2. Off-JT Off the Job training
3. SD Self development
とお伝えしていますが、中でもSDは自ら動くことである=主体的・能動的に動くことであるから、働きかけはできても本人に委ねられます。
でも、「種まき」はいくらでもできるのですよね。
興味関心は、人それぞれですが、感動レベルのものに出会う機会を創出することは上司や先輩たちが後輩や部下にしてあげられるギフトではないでしょうか。
押しつけがましいのは気を付けたいところですが、先輩・上司自身が感動したりココロに残った事象や情報は、共有することも部下や後輩の育成に繋がりますよね。
どう教えようか。という指導方法だけではなく、面白きことの種まきは時期を見計らうことなく、あちこちに蒔いてみることもお勧めです。
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