見出し画像

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!

「頭のゴミ」を根本から掃除して、「クリアな頭で生きていく」ための方法が書かれている本。

「頭のゴミ」
集中力、思考力、生産性、生きる充実感を低下させているもの。

<はじめに>

🐾頭のゴミ掃除を始めよう

「頭の中のゴミ」を掃除したい。
➔くもりのない澄み渡った頭で生きていきたい。

頭がクリアじゃない状態が当たり前。
➔特に危機感を持つ必要がある。

集中する時。
➔緊張して特別なモードに自分を追い込まないといけない人。
=頭のゴミがかなり溜まっている人。

本当の集中リラックスした集中。
・頑張らない。
・緊張しない。
・気合を入れない。
など、しなくても集中状態に入っていける。
➔仕事や勉強がサクサク進む。
=本当の集中。

頭のゴミを捨てる。
➔仕事や勉強や趣味に思いっきり集中できる。
=これまで思いつかなかったアイデアが湧き出る。

<Step1 「感情のゴミ」を捨てる>

生産性を下げるイライラ、怒り、嫉妬・・・・・・。

🐾”やる気スイッチ”は必要ない

気分がダレる。
➔やる気スイッチになることをする。
➔頭がゴチャゴチャする。
➔やる気スイッチを入れる。
=無限ループ。

やる気スイッチ対処療法にすぎない。

本当に必要なのは根本治療。
=頭のゴミを、根本から捨てる方法。
➔強制的な”やる気スイッチ”は必要なくなる。

●感情的な人は脳がサル・ゴリラレベル
人は感情から強い支配を受けている。

不都合なことがある。
➔怒りにとらわれる。
理不尽なことがある。
➔ショックを受ける。
=思考と行動が感情に左右される。

※人は感情の波立ちによる思考と行動の乱れを完全にコントロールすることができない。

感情を司る脳部位。
➔大脳辺縁系の扁桃体。
=古い脳

論理的な思考や理性を司る脳部位。
➔前頭前野
=新しい脳

感情に支配されて生きている人。
➔古い脳(扁桃体)に支配されている人。
=より原始的な人。
➔進化の度合いで言うとサルやゴリラに近い人。

●感情にひたるな
感情の支配を受けている状態。
=「感情にひたる」

※「感情にひたる」ことほどムダなことはない。

感情とは、環境の変化によって生じる生体反応。
「暑いから汗をかく」
「寒いから歯の根が合わずカチカチ鳴る」
=抽象度が低い活動。

日々の出来事で振り回される感情。
=すべて単なる生理反応。
➔悩む、ひたるは必要のないこと。

感情に振り回されている人。
=「抽象度が低い」

🐾抽象度が低い人は感情に支配されている

万物は情報量の多寡で階層化できる。
➔情報量の多いものから少ないものへと積み上げていける。

例)
特定の個人(Aさん)➔人類➔ほ乳類➔動物➔生物・・・・・・

情報量の多い状態
=「抽象度が低い」
情報量が少ない状態
=「抽象度が高い」

情報量が少ない(抽象度が高い)
➔ある事物をより少ない情報量で表しているということ。

「抽象度が低いと感情に支配される」
抽象度の低い人。
=視点が低い人。
➔今この瞬間のことしか見えていない。
=視界が狭い。

イライラやモヤモヤから脱する。
➔感情というゴミに埋もれない。
=抽象度をあげる。

※視点を上げて自分を客観視し、視界を広げていくことが重要。

🐾ゴールと関係ないものはゴミ

抽象度を上げて感情というゴミを捨てる。
➔ゴールを持つ。
=常にゴールのために行動する。

「ゴール」
自分が重要だと考えている目的や目標のこと。

目的や目標がある。
➔合わせて視点が上がる。
=抽象度が上がる。

ゴールを持っている。
➔目の前の出来事に感情を乱されない。

嫌なことがあるとその気分を引きずってしまう。
気分をうまく切り替えられるようになりたい。
➔ゴールを意識して生きているか?
=ゴールのために行動しているか?

※ゴールに関係のない感情はすべてゴミである。

🐾幸福を目的にするな

ある条件に合致してしまうとプラスの感情もゴミ。

条件)
「楽しい」「嬉しい」「幸せ」
➔感情そのものを目的にすること。
=一見ポジティブな感情もゴミになる。

ポジティブな気分
=好ましい出来事の結果として生まれる気分。

好ましくない出来事が起こる。
➔いい気分は吹き飛んでしまう。

簡単になくなってしまうものを目的に生きてしまう。
➔手に入れたと思ったら消えてなくなる。

目指すべきはゴール。
➔途中経過の感情は味わうだけでいい。

いい気分を目的に行動する。
➔いい気分が消えるたびに、嫌な気分になる。
=ゴミが貯まるばかり。

「嬉しさ」「楽しさ」「幸せ」
=ゴールに近づく副産物。
➔前進のためのモチベーションにする。

抽象度の高いゴールに向かって生きている人。
➔苦楽関係なく、ただひたむきに生きている人。

🐾すべての感情を娯楽にせよ

感情のゴミとつき合う根本原則。

現代は生命の危機を感じることが滅多にない。
「危険だ!」
「怖い!」
➔生命維持のために重要な感情。
「怒り」
➔種の保存のために役立つかもしれない感情。

※現代は感情の動きと生命の維持とはなんの関係もない。

必要ではないが、あってもいいもの。
=「娯楽」
➔感情娯楽

例)
面白い小説を読む。
➔「楽しい」「嬉しい」
悲しい映画を観る
➔「泣く」
=娯楽

実生活でのマイナス感情。
「腹が立った」
「嫉妬する」
「後悔する」
➔生きる上でマイナスにこそなれ、プラスになることはない。
=振り回されても意味のない感情に振り回されない。

感情を娯楽として味わえる。
➔抽象度は上がっている。

●ゴールに意味のある感情のみ許せ
ゴールに無意味な感情は自分に許可しない。
➔ルールを自分に課す。

ゴールに向かって挑戦した。
➔満足できる結果が得られなかった。
=悔しさ、イライラ。
➔ゴール実現に意味のある感情。

意味のある感情。
➔存分に味わえばいい。

ゴールまでの途中で味わう感情。
➔達成感、嬉しさ。
=味わってモチベーションとして使う。

●感情の波のもとを止めて観る
感情の波のもとを内省的に吟味する。
➔「止観」

「摩訶止観(まかしかん)」
仏教書に書かれている、煩悩を止めて観る方法。

感情が暴走する。
➔暴走の始まりを意識できていないから。

始まりを意識する。
➔コントロールできる。
=暴走を防ぐことができる。

※意識するには、自分の感情の動きを客観的に眺めてみればよい。

🐾自己チューな人ほど深く傷つく

人は生きている限り心に傷を負う。
➔年を重ねるほど心の傷は増えていく。

心の傷がトラウマ(心的外傷)になる人ならない人の違い。
➔出来事そのものの大きさとは関係ない。
=本人にとっての「理不尽度」の違い。

※人によって出来事の理不尽度は異なる。

理不尽度の差
=自己責任の大小

ショックな出来事に対して。
「自分にも責任がある」
➔理不尽度は小さい。
=心の傷が深くならない。
「自分には責任がない」
➔理不尽度は大きくなる。
=心の傷が深くなる。

理不尽な出来事に遭遇する。
「なんの責任もないのに自分だけひどい目に遭った」
➔相手を責めるだけの人。
「自分中心な人」
=自己チューな人。

「自分にも責任がある」
生きていく以上、さまざまな理不尽を受けていかねばならないということ。

理不尽を引き受ける。
➔世界の理(ことわり)を踏まえて生きる。
=心構えとしての「責任」

🐾抽象度を上げれば心の傷は早く癒える

すべての病気は自己表現である。
例)
風邪の場合。
頭痛や発熱。
「体を休めろ」
➔自分自身への表現。
「もっと大事にしてほしい」
「もう少し休ませてほしい」
➔他人に対しての表現。
=自己表現

心の傷の場合。
トラウマとなって病気の症状を引き起こす。
➔心の傷を他人に表現したい。
=無意識の自己表現

心に傷を負う。
「自分にも非がある」
「お互い様」
➔受け止める。
=傷は癒えていく。

「全部相手が悪い」
➔他人を責めるだけの人。
=抽象度が低い人。

「自分にも責任がある」
=ある程度、抽象度が高い人。
➔抽象度が上がるほど、視界の中にたくさんの他人が入る。

抽象度を上げる。
➔心の傷を負っているのは自分だけはない。
=誰もが心の傷を抱えて生きていることがわかる。

※抽象度を上げることで、自分中心であることから解放される。
➔感情の乱れに振り回されることがなくなる。

🐾やりたいことをやればこそ脳が目覚める

本当のゴールとは、自分が心から実現したいゴール。

心からやりたいことに向かっている。
➔常に密度高く集中できる。

やりたくないことを嫌々やる。
「集中力を持続させたい」
「生産性を上げたい」
「能力を高めたい」
➔無理なこと。

やりたいことをやる。
「集中力が上がる」
「生産性も上がる」
「能力も上がる」
➔マイナスの感情にも振り回されなくなる。
=結果としてプラス感情が湧く。

感情の乱れに支配されている。
➔自分が心から望むゴールを持つことが、まずは必要。

<Step2 「他人のモノサシ」というゴミを捨てる>

満たされなさと焦燥感・・・・・・。

🐾「自分」って何?

心から望むゴールを設定する。
➔現在の「自分」とは何か?から始める。

「自分」を定義しようとする。
➔使える情報はすべて「他者」の情報。
例)
名前、出身地、会社、好きなもの、性格など。
=「自分という存在そのもの」の情報ではない。

※「自分」とは「他者の情報」でできている。
=「他者との関係にまつわる情報」が寄り集まったもの。

本書より

●部屋を見れば頭の中が分かる
人は自分にとって重要なものだけに意識を向けている。

自分に関係がないと思う情報。
➔無意識にシャットアウトしている。

※同じものを見ても他人と自分とでは別のものを見ている。

無意識に情報に優先順位をつけている。
➔優先順位の結果が頭の中。

自分の部屋の中が自分の頭の中。
➔部屋は自分にとって大事なもので埋め尽くされた空間。

自分が見ている世界。
=自分が重要だと思っているものだけが見えている世界。
➔頭の中がそのまま反映されている。

🐾あなたは「他人」を生きている

「重要だ」の判断基準
=外部の他者からインプットされているもの。

自分とは無数の他者の網の目によって構成されている点のこと。

心理学
成人が無意識に下す判断のうち8~9割が親のモノマネ。
➔親からの刷り込みが判断基準になっている。

例)
「公務員は安定していていいわよ」
「お父さんも公務員だったらよかったのに」
「就職するなら大企業」
「結婚するならこういう相手がいい」
「あれを食べたら体に毒」
など。
➔親や身近な人々からさまざまな価値観を刷り込まれている。
=他者のモノサシを刷り込まれている。

自分自身の価値観だと思いこんでいるもの。
➔他者から刷り込まれた価値観。
自分のモノサシで生きている。
➔他人から与えられたモノサシで生きている。
=自分の真の姿。

なんとなく満たされない。
なんとなく不安。
大事な何かが欠けている。
生きている充実感がない。
➔原因は他人のモノサシで生きていること。

頭がいつも曇っている。
➔「自分」の中身を他人のモノサシでいっぱいにしている。

頭をクリアにする。
➔他人のモノサシというゴミを捨てる。

他人と同じものを求める。
➔他人と同じ人生を生きようとする。
=多くの人が気づいていないこと。

欲しい物を手に入れても満たされない。
➔本当に求めていたものではないから。
=他人に刷り込まれたものを受け入れただけ。

メディアや他人を見る。
「欲しいなあ」
「あんな風になりたいなあ」
➔求めてしまう。
=他人の思い通りに生きるということ。

🐾本音にフタをするな

本音の「欲しいもの」「理想像」を頭の中でふくらませる。
➔想像で思いっきり遊ぶ。

本音の願望を思いっきり自由に鮮烈にイメージしている時。
=頭の中のモヤモヤは晴れているはず。

「現実的には無理だろう」
「レベルの低い願望だなあ」
➔考える必要はない。
=非現実的で低レベルでもかまわない。

※大事なのは自分に嘘をつかないこと。
➔世間の通念や他人の眼を気にしないこと。

本音とは究極のwant to(やりたいこと)
=心から望んでいるもの。
➔フタをしてはいけない。

他人のモノサシを捨てる。
➔自分の本音にフタをしない。
=心から望むものを求めて生きる。

🐾自分のモノサシで生きよ

頭に詰め込まれた「他人」が、本来のエネルギーと能力をブロックしている。

頭の中が他人でいっぱい。
➔頭はいつもモヤモヤしたまま。

頭のゴミの正体
=他者からの刷り込み。

●比較するからモヤモヤする
仕事の成績がよい人優れている人。
➔会社のモノサシというゴミで頭が占領されている。

※自分なりのモノサシで自分の価値を計ればよい。

自分のモノサシで自分の仕事ぶりを評価する。
自分のモノサシでワークライフバランスを計る。
自分のモノサシで自分の働き方・生き方を決める。

世間は何事も数値化して比較するのが大好き。
➔社会のゴミのようなモノサシ。
=ゴミのモノサシを気にする必要はない。

●競争するからモヤモヤする
競争社会のモノサシに寄りかかる。
「常に勝ち続けないといけない」
➔脅迫にみずからをさらしているようなもの。

競争に負ける。
➔頭の中はショックやパニック、モヤモヤでいっぱいになる。

競争に勝って得られる陶酔。
➔自分以外のできあいのモノサシに依存して得たもの。
=自分が望んで得たものではない。

競争原理というモノサシ。
➔勝っても負けても頭の中は永遠にモヤモヤだらけ

<Step3 「これまでの自分」というゴミを捨てる>

変わりたいけど変われない・・・・・・

🐾「仮想の自分」と「過去の自分」を捨てる

過去に戻って選択をやり直したり、失敗を取り消したりすることは不可能。

「あのとき、ああしておけばよかった」
➔考えることは、なんの意味もないこと。

「こうしておけば、こうなっているはずの自分」
➔「仮想の自分」
=頭のゴミの発生源

※過去を悔やむ人は過去の延長線上で未来を考える。

願望はある。
➔過去をベースに自分を抑え込む。
=葛藤が起きてモヤモヤする。

●世界は過去の記憶で成り立っている
過去の記憶をもとにする。
「自分はこんな性格だ」
「自分の能力はこの程度だ」
➔自分の未来を過去の延長線上で考える。

過去ベースで物事を見てしまう。
➔脳の機能に要因がある。

脳は、ものすごい働きをしているように見せかけるのが非常に上手。

毎日たくさんの同じものを見ている。
➔実際には見ていない。
「昨日見たものを今日も見た」
➔脳が毎日よそおっているだけ。
「今日も、アレもコレもちゃんと見ているよ」
=気にさせているだけ。

※脳は、見てもいないのに、見た気にさせている。

記憶になんとなく入っているから、見ない。
➔今見ている世界は、過去の記憶によって成り立っている。
=脳の巧妙な手抜き。

🐾脳は巧妙に情報を選別する

自分が見ている世界。
=自分の脳が重要だと判断したものだけで成り立っている。

脳の判断基準
=「これまでの自分」
➔これまでの人生でつくられてきた自分の関心、生活、現実など。

※脳は、昨日までの自分が重要だと判断していたものを今日も重要だと判断する。

今の目の前の世界。
=昨日までの自分が重要だと判断した情報だけで成り立っている。

安定した状態を保つ。
➔現状を維持しようとするのは理にかなっている。

「恒常性維持機能」
生体を安定した恒常的状態に保とうとする機能のこと。
=ホメオスタシス

ホメオスタシスの強い力が働く。
➔現状から抜け出せなくなる。
例)
ビジネス環境が変化した。
➔これまでどおりの判断基準でやり方を変えずに自滅する。

昨日までの自分が重要だと判断していたもの。
➔大部分が他者からの刷り込み。
=他者のモノサシ

ホメオスタシスが働く。
➔今後も他者の借り物のモノサシで自分を計り続けるということ。

※「これまでの自分」をリセットしないかぎり、頭のモヤモヤはずっと続く。

🐾「これまでの自分」を丸ごと捨てる

「まったく生まれ変わる」「人生が大転換する」くらいの劇的な変化。

人生を変えたい。
心から望むものを手に入れたい。
➔「これまでの自分」を丸ごと捨てる覚悟が必要。

ゴミでいっぱいの「これまでの自分」を一度ゼロにする。
➔自分が本当に望むものを自分のモノサシで選び直す。
=「自分を変える」ということ。

変わりたいのに変われない。
=自分を手放そうとしていない。

借り物のモノサシに頼って生きることは楽。
➔現状維持のホメオスタシスが働いている。

●未来が過去をつくる
アビダルマ仏教哲学
「時間は未来から現在、過去へと向かって流れている」
例)
川の真ん中に、上流を向いてたている場合。
上流から赤いボールが流れてきた。
ボールを取るか否かは自分次第。
➔ボールを取らなかった。
次に青いボールが流れてきた。
➔青いボールが流れてきたのは、赤いボールを取らなかったとことは関係ない。
=ただ青いボールが流れてきたというだけ。

「赤いボールを取らなかった」過去
「青いボールが流れてきた」未来
➔なんの関係もない。
=過去は未来に何の影響も与えない。

時間の流れとは)
川の上流未来
➔自分が立ってる場所現在
➔自分より後方過去

※過去が未来をつくるのではなく「未来が過去をつくる」

🐾未来が最高なら、過去も現在も最高

例)
やる気も責任かもない部下の場合。
一人前になるとは思えない。
「過去の延長線上に未来がある」
➔前提で部下を見ているから。

人は自分が見たいものしか見ていない。
部下のことを「デキない」と思って見る。
➔デキないところしか見えてこない。
「こいつはこういうヤツだ」
過去の信念にもとづく記憶でとらえている。
➔優れたところがあっても見逃してしまう。

部下を伸ばしたい。
部下に対してい「過去ベースで接している」
➔気づかなければならない。

「未来が過去をつくる」という見方で部下を見る。
➔立派に成長したという未来から見る。
「デキない時期があったからこそ、大きな学びと成長があった」
=過去に変わる。

「よい未来」から逆算して見る。
➔どんな現在も過去も「よい未来」をつくるために必要な出来事。

「未来は最高だと確信すれば、過去も現在も最高である」
➔万人に共通する時間の原則。
=過去にも現在にもとらわれず、望む未来をつくれる。

<Step4 「マイナスの自己イメージ」というゴミを捨てる>

自分に自信が持てない・・・・・・

🐾世界は言語でできている

「なりたい自分」になっていく上で重要なこと。
=言語のコントロール

自分たちが生活している空間。
➔ほとんどが言語で成り立っている。

●言語による負の悪循環
自分たちを取り囲む言語。
➔絶えず刷り込みを行っている。
=頭のモヤモヤは言語でできている。

自分自身も自分に対して刷り込みを行っている。
➔モヤモヤを量産している。

頭の中の自己対話。
「会社行きたくねー」
「そんなことできるわけねーだろ」
「帰って寝たい」
など。
➔ネガティブなもの。
「よっしゃ!」
「よかった、ほっとした」
「ありがとう!」
「きれいな夕焼けだなあ」
など。
➔ポジティブなもの。

※実際には、ネガティブな自己対話の方が圧倒的に多い。
➔人の自己イメージはマイナスにかたよっている。

自己評価が低い人。
「こんなの無理」
「やりたくない」
「やめたい」
➔マイナスの自己対話が増える。

例)
「自分は人見知りで話が下手だ」という自己イメージの場合。
会合に出る前。
➔「行きたくない」
人前で話すとき。
➔「また恥を晒すのか・・・・・・」
=マイナスの自己対話をする。

自己イメージがマイナス。
➔自己対話もネガティブになっていく。
=自己評価を下げる悪循環。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾人は自己イメージのとおりに行動する

自己評価はどのようにしてつくられたか?
➔こどもの頃から聞かされてきた他人の言葉でつくられている。
例)
親の言葉
「お前は気が小さい」
「体が弱い」
「我慢が足りない」
など。
➔言われながら育つ
「自分はそうなんだ」
=自己イメージを固め、そのような大人に育つ。

親の言葉➔学校の先生の言葉➔先輩、友達の言葉・・・・・・
➔さまざまな人の言葉から大きな影響を受けている。

周囲の人から聞かされる言葉。
➔本人の自己評価を下げる方向に働くことが多い。
例)
・褒められたことより、叱られたことのほうが多い。
・「まだ足りない。もっと頑張れ」
➔ハッパを欠けられたことのほうが多い。

「自分はこういう至らない人間だ」
➔マイナスの自己イメージが固定されてしまう。

人は自己イメージに沿うように思考し、行動する。
➔自己イメージに対してホメオスタシスが働く。
=マイナスの思考と行動をしてしまう。

自己イメージから根本的に変える。
➔人は変わることができない。

マイナスの自己イメージを捨てる。
➔言葉のコントロールが重要。

🐾失敗体験は二度と思い出すな

人はおよそ1日に100回、自分を定義する言葉を発している。
「オレは人見知りだからなあ」
「オレは口下手だからなあ」
など。

「ブリーフ・システム」
自己イメージから生まれた信念(ブリーフ)にもとづいて思考や行動が決定されていくこと。

自己イメージに沿って自己対話が行われる。
➔自己イメージとブリーフ・システムが固定化する。
=言語で強固な縛りを受ける。

「自分は〇〇な人間だ」
・言語
・イメージ
・情動(感情)記憶
➔3つの要素でできている。

失敗体験を何度も思い出す。
➔百害あって一利なし。
=失敗体験の反芻は頭のゴミ。

1度しか起こっていないマイナスの出来事。
➔マイナスの自己対話を繰り返す。
=何度も出来事を体験することになる。
「自分はダメな人間だ」
➔ブリーフが強固になる。

●ポジティブな自己対話こそ重要
これまでの自分。
=言語で縛られている。
➔リセットするのも言語を糸口にして行う。

言語とイメージを活用する。
➔ブリーフ・システムを変えることは可能。
=意識的にポジティブな自己対話をしていくのが有効。

誰でも失敗はする。
➔失敗の事実は認識する。
=失敗によって自己評価を下げないことが大事。

「自分らしくないな」
➔失敗したときに思えばいい。
「こんなのは自分らくしない。もうしないぞ」
=自己評価は高く保ったまま考える。

他人に対しても同じ。
「君らしくないよ。ほんとはもっとできるんだから」
➔相手の自己評価を落とすことなく失敗から学べる。

🐾エフィカシーの高い人の頭にゴミはない。
「エフィカシー(efficacy)」
自分の能力に対する自己評価のこと。

エフィカシーによってホメオスタシスの働き方が変わる。
「オレには行動力と発想力がある!」
➔高いエフィカシー
=ずば抜けた行動力と発想力が発揮される。

エフィカシーが低い人
➔「できる道筋」が見えない。
=頭の中のゴミが多くなる。
エフィカシーが高い人
➔「できない理由」が見えない。
=頭の中にゴミが生まれる余地がない。

※エフィカシーが高い場合、頭のゴミも、不可能もなくなる。

高いエフィカシーを維持する。
➔ネガティブな自己対話をなくす。
=ポジティブな自己対話をルールにする。

うまくいかなかったとき。
「自分らしくないな」
うまくいったとき。
「自分らしい」
「当然!」

●他人は自分の過去しか見ていない
他者からの言葉の刷り込みは続く。

他人の意見を受け入れる。
➔自己対話と同じ効果がある。
「確かに、そうかもしれない」
=自己イメージに上書きされる。

※何かを言う相手は、昨日までの自分の過去にもとづいて話をしている。

昨日までの自分を構成しているもの。
=他人からの刷り込み。
「本当はこうしたい」
「本当はこうなりたい」
➔自分の本心の願望とは無関係の言葉。
=「ゴミ」

ゴミにもとづいて他人は自分に意見を言う。

モヤモヤをリセットしたい。
➔他人の意見もモヤモヤのもと。
=ゴミ

他人が見ているもの。
=自分がリセットしたい過去。
➔過去だけを見て未来を決めようとしている。

●自らを拠り所にせよ
自分の自己評価を下げる相手。
=「ドリーム・キラー」(夢を潰す人)

ドリーム・キラーの撃退法。
=夢を他人に話さないこと。

釈迦の言葉
「自帰依自灯明(じきえじとうみょう)」
➔自らを拠り所にするということ。

「今ここにいる自分」を拠り所とする。
➔自己評価とエフィカシーを自分で決めていく。

<Step5 「我慢」というゴミを捨てる>

「なりたい自分」になるために。

🐾我慢は”危険”

「やりたくないけど、やらないといけない」
「我慢しないと、食っていけない」
➔セルフ・エスティームを深く傷つける。

「セルフ・エスティーム」(self esteem)
直訳すると「自己尊重」
➔自分の存在そのものに対する自己評価という意味。

セルフ・エスティームが傷つく。
➔潜在能力を大きく低下させてしまう。

「やらされ感」
➔「自分には他に選択の余地がない。なぜなら自分は大した人間じゃないから」
=無意識のメッセージが刷り込まれる。

●「やらされ感」がパフォーマンスを下げる
やらされ感で行動しているとき。
「~しなければ」
「仕方がない」
➔自己対話が行われている。
「やらないと食っていけないから仕方がない」
=外部からの恐怖がモチベーションとなっている。

外部からのモチベーション
=強制的動機
自発的なモチベーション
=建設的動機

「強制的動機」で行動している。
➔絶対に高いパフォーマンスを上げることはできない。
「仕方がないから~しなくちゃ」
➔自己対話が生まれる。
=無意識が状況に抵抗する。

強制動機で仕事をする。
➔どんどん仕事ができない状況になっていく。
=頭の中のモヤモヤとストレスが増えていく。

「ねばならない」(have to)
セルフ・エスティーム
モチベーション
➔2つの観点でも、何一ついい影響を与えない。

※我慢は頭のモヤモヤと生産性ダウンの大きな要因のひとつ。

🐾「have to」で組織力もダウンする

「やりたくないことをやって成長できる」は大ウソ。
➔強制的動機でパフォーマンスは上がらない。

「人間は我慢で成長する」
➔やりたくないことをやってきた人。
➔人生の大半を浪費してきた人。
=我慢だらけだった人生のモノサシを強制しているだけ。

社員の大半がやりたくないことを嫌々やっている。
➔組織のパフォーマンスは良好か?

日本の組織
=「責任の所在が不明確」
➔「我慢してやる代わりに責任は取らない」
=常識

合わせて読むのにオススメの本。

<Step6 「自分中心」というゴミを捨てる>

やりたいことが分からない・・・・・・

🐾「have to」が「want to」に変わる秘訣

やりたくないことをやめる。
➔どこへ行き、何をすればよいか?

捨てるべきものを捨てる。
➔自分に本当に必要な物を、自分のモノサシで選び直す。

頭の中のゴミを「捨てねばならない」
=意識して努力している。
➔本当に捨てることはできない。

捨て”ねばならない”(have to)のレベル。

「なりたい自分に」になれる。
=have toがwant toに変わったとき。

ゴールを設定しない。
「ポジティブな自己対話をせねばならない」
「自己評価を上げなければならない」
➔ありのままとは異なる自分を演じている。
=ストレスに感じる。

「将来こうありたい」ゴールを設定する。
ゴールに向かって自己イメージを変えている。
➔シンプルに「したい」からしているだけ。
=すべてがwant toになっている。

※ゴールを設定すれば、ゴールに必要でないものはすべて捨てるべきゴミとなる。

🐾自分中心な本音はゴールにならない

本音にフタをしてはいけない。
➔本音は、間違いなく自分のwant to。
=人はwant toでこそ高いパフォーマンスが発揮される。

本音にフタをする。
=他人の目を気にしている証拠。

※本音にフタをしているうちは、他人のモノサシから抜け出せていない。

本音にフタをしない。
➔自分の心の中だけでいい。

本音の中身をそのままゴールに設定する。
➔人の本音は抽象度が低い自分中心のもの。
=本音そのままではゴールにならない。

ゴールを考える。
=「幸せ」について考える。

●自分だけの幸せはありえない
優越感と幸福感は違う。
例)
食べ歩きが好き。
➔美味しいものを食べて幸せ。
=原始的な動物の幸せ。
(優越感)

他の人にも美味しいものを食べてもらいたい。
➔ブログで紹介し「美味しかったと」コメントをもらえたことを喜ぶ。
=人間の幸せ。
(幸福感)

他人が入る。
➔これまでに味わったことのない幸せを感じられる。

優越感
➔快楽を得るのは自分だけ。
=自分以外の人は入っていない。

人間の幸せ。
=必ず自分以外の人が含まれているもの。

「自分だけの幸せ」ありえないもの。

※人間の幸せとは「みんなが幸せだから、自分も幸せ」と感じるもの。

🐾「人間の幸せ」を感じているか?

他人を幸せにすることは、ときに献身をともなう。
➔他人のために何らかの役割を引き受ける。
=何らかの働きをしなくてはならない。

※自分が何もせずに勝手に他人が幸せになるということはありえない。

例)
自分がつくった料理を他人がおいしそうに食べているのを見るのが好き。
➔自分の時間と労力を割いて他人のために料理をつくっている。

自分を犠牲にしても幸せを感じられる。
=人間だけ。

●「やりたいこと」を見つける近道
「やりたいこと」が見つからない理由。
➔自分中心に考えているから。
・自分は何をやりたいんだろう?
・自分は何を本気で好きなんだろう?
=「自分探し」

「自分探し」の人たち。
➔自問の世界に自分しかいない。
=他人がいない。

やりたいことを探す。
=幸福感を求めている。

人間の幸福とは自分だけのものではない。
➔他人が幸福になってこそ、自分の幸福。

「やりたいことが分からない」場合のオススメ対処。
➔「自分が何をすれば他人が喜ぶだろう?」という視点で考えること。
=「やりたいこと」を見つける近道。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾ゴール設定の基本条件

「自分中心」というゴミが頭を曇らせている。

「自分中心」であることを捨てる。
➔やりたいことが見えてくる。
=抽象度の高い幸せ(人間の幸せ)を感じることができる。

「自分中心」を捨てる。
=ゴールを設定する前提条件。

ゴール設定の基本)
・自分の本音にフタをしないこと。
・それと同時に、自分中心であることを捨てること。

自分中心の本音にフタをする必要はない。
➔究極のwant to。
=スタートするためのエンジン・ブースター。
(ゴールにはなり得ない)

自分中心の本音からスタート。
「今の自分の抽象度は低すぎるけど、そこから出発するしかないな」
➔厳しめの目で自分を見る。

本音でスタート。
➔抽象度を上げていく。
=より多くの人たちの役に立てるゴールを考える。

「ゴールが壮大過ぎる!自分には実現不可能だ!」
➔ゴールは必ず現状の外に設定する。
=ゴール設定の重要な条件。

●自己啓発の通説に騙されるな
「ゴールは実現可能な目標でなくてなならない」という主張。

現状内にゴールを設定する。
➔現状肯定
=現状は何も変わらない。

頭のゴミを捨てて新しい自分で生きていく。
➔ゴールは現状の外に設定しなくてはならない。

理想のイメージの臨場感を強くする。
➔我慢している現状とギャップが生まれる。
=「認知的不協和」

「認知的不協和」
現代認知科学
現実とイメージとのギャップのこと。
➔脳はギャップを解消しようと働き始める。

脳は臨場感が高い方を「現実の自分」として選ぶ。
➔「現実の自分」に合った行動をとらせる。
=外側に設定したゴールに向かう。

現状の外にゴールを設定する。
➔認知的不協和(ギャップ)を埋めようと脳が働く。
=ゴールまでの道筋と方法が浮かび上がってくる。

脳の判断基準は臨場感
➔「リアル」とは「今、自分が臨場感を感じている世界」

ゴールを達成する。
➔臨場感を持ってイメージすることが必要。
=脳はイメージを現実だと判断する。

<Step7 「恐怖」というゴミを捨てる>

失敗するのが怖い・・・・・・

🐾恐怖というドリーム・キラー

恐怖の感情を克服できるかどうかでゴールを実現できるか否かが変わってくる。

不安と恐怖
=人を現状に縛り付けるもの。
➔可能性を殺す目に見えないドリーム・キラー。

●なんのために働くのか?
「働かないといけないから働いている」
「家族を養わないといけないから」
「働かないと食べていけないから」
=食うため

「食うために働く」ことをやめる。
➔モヤモヤは晴れる。

「食えなくなる」という不安。
➔人にとって非常に強い恐怖

「食えなくなる」ことへの恐怖。
➔人類の歴史を通して刷り込まれてきたこと。
=人類は歴史のほとんどを飢餓への恐怖と共に生きてきた。

飢餓への恐怖。
➔大脳辺縁系の扁桃体(古い脳)に刻まれている。

「仕事がなくなる」と想像する。
➔飢餓への恐怖が引っ張り出されてしまう。

現代の日本。
➔仕事がなくなったからといって、すぐに餓死する可能性はない。

●「食えなくなる」という恐怖を捨てる
会社をやめる。
➔起業する。
➔失敗して会社をたたむ。
➔餓死する?
➔アルバイトすればよいだけ。

アルバイトでも生活していくことはできる。
・本気で頭を使う。
・本気で行動する。
➔ゴールに向かって再出発。

病気などで働けない。
➔生活保護制度もある。

生活保護を却下する”水際作戦”
➔申請を支援してくれるNPOに相談する。

実際に起きている孤独死や餓死。
➔情報にアクセスする術を知らなかったというケース。

情報を入手できる。
➔現代の日本において「食えなくなる」「餓死」の危険性はない。

「会社をやめたら食えなくなる」
=ウソ
「食うために働く」
=必要ないこと。

🐾「失敗」はありえない

人の未来は最高であると確信して生きる。
・どんな過去の自分
・どんな困難な現在の自分
➔最高の自分になる。

失敗してもくじけずにゴールに向かう。
「あのときの失敗があったから、今の成功がある」
➔ゴール達成後に振り返られる。
=成功する人の人生とはそういうもの。

最高の未来から振り返る。
=「失敗」というものはありえない。
➔最高の未来のために必要だったというだけ。
=失敗を恐れる必要はない。

●「食えなくなる」と言うな
「食えなくなる」「餓死する」➔ありえないこと。

現実の場合。
「一時的に収入が減る可能性がある」だけ。

会社をやめて独立してゴールを目指す。
➔途中で収入が増減するのは当たり前。

「食えなくなるんじゃなくて、一時的に収入が減る可能性があるだけだよ」
➔言えばいいだけ。

●辞めた後のことは辞めてから本気で考えよ
会社をやめる。
➔雇用保険が適用される。
=雇用保険を受けながら、ゴールに向かって本気で走り始める。

✘「辞めた後の道筋を詳細に考えてから辞めろ」
➔現状の中にいる人には、現状の外は見えない。

会社にいながら考えた退社後の道筋。
➔会社勤めの現状の延長線上に過ぎないこと。

会社を辞める。
➔見える景色が変わる。
=道筋が見えてくる。

🐾恐怖の感情を消すルール

現代の日本では偶発的な危険を除いて、日常的な身の危険はない。

実際には人は日常的に何かを恐れている。
➔頭の中をモヤモヤさせている。
「顧客からのクレーム処理で心が折れそう」
「すぐキレる上司が怖い」
「取引先のわがままが怖い」
➔多くの人の頭のゴミの一定の割合を占めている。

「何があってもビビらない」
➔自己イメージを高める。
「すべての感情を娯楽にする」
「ゴール達成に意味のある感情だけを自分に許可する」
➔ルールを自分に課す。
=恐怖の感情は消える。

※恐怖は現代に生きる人たちに必要のないもの。

必要のないもの。
=自分で消すと決意したら消えるもの。

●怖がっている暇があれば行動せよ
2つの恐怖
①感じて当然の恐怖
例)
夜道で通り魔に襲われる。
=身の危険がある場合に感じる恐怖。

②感じても意味のない恐怖
例)
「クレーム客からの電話が怖い」
など。
➔できることは、可能なかぎり適切に対応することだけ。
=恐れても意味がない。

いたずらにビクビクするのをやめる。
➔クレーム自体の件数を減らすための手を打つ。

現代の人が頭を曇らせる恐怖。
「うまくいかなかったらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
=感じても意味のない恐怖。
➔原因を消すために行動すればいい。

✘ 恐怖の感情に振り回される。
○ 原因を消すために頭と体を使う。
➔「感じても意味のない恐怖」を消す方法。

<Step8 「論理へのとらわれ」というゴミを捨てる>

「ひらめき脳」を手に入れる

🐾天才はAからDへ行く

答えがある問題。
➔分かるときには一瞬で分かるもの。

本当に頭のいい人は1秒で答えを出す。
➔そうでない人は何百時間も考える。

●言語の限界
論理的にA➔B➔C➔Dと順を追って思考する。
➔BとCで行き詰まる。
=Dに進むことができなくなる。

言語で思考する。
「言語」
➔文字・単語を順番に重ねて情報を伝達するもの。
=言語で思考する場合も順番に直線的に展開していく。

現実の事象
➔順番に直線的になど展開しない。

いくつもの要素が絡み合う。
・一挙に展開する。
・刻一刻と変化する。
・他の事象とも絡み合う。
➔相互に作用しながら進む。

現実の事象
=順次直線的に記述、思考することには限界がある。

「考えていると頭がゴチャゴチャしてきて、考えるのが嫌になる・・・・・・」
➔順を追って直線的に考えているから。
=順を追って整理するのは無理なこと。

●全体が分かることで部分が分かる
順を追って考えることの弊害。
➔常に部分にフォーカスしているということ。
=全体を把握することができなくなる。

現実の事象
=全体と部分が双方向に関係している。
➔部分を順に負うだけでは全体は分からない。

全体が部分から成り立っている。
+全体と部分が双方向に関係している。
➔全体が分かることで部分がわかる。

「ゲシュタルト」
全体と部分との双方向の関係のこと。
「ゲシュタルト能力」
ゲシュタルトによって事象を認識する能力のこと。

合わせて読むのにオススメの本。

🐾頭のゴミが多い人は部分の迷路に迷い込む

論理的な思考力はもちろん必要。
➔思考力の基礎

本当に頭のいい人。
必要に応じて論理的な構築力を使う。
+必要に応じて論理を超えることができる。

「考えているうちに頭がゴチャゴチャしてくる」
➔順を追っているうちに、順を追うことに精一杯になっている。
「自分は何を求めていたんだろう?」
➔自分が何を考えていたのか、わからなくなってしまう。

論理(部分)を追っている。
➔論理(部分)の迷路に迷い込む。
=頭のゴミの正体
➔ゲシュタルトができていないため。

知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。

ゲーテの言葉

合わせて読むのにオススメの本。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?