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明日、通勤通学がツラい人に贈りたい曲。小室哲哉作曲・森正和作詞・荻野目洋子で『ジャングル・ダンス』

ある職場を退職する前日、猛烈に鬱に襲われていました。

その職場のその部署ではイジメが常態化していて、その原因は、仕事量の多さと仕事の難易度が高すぎて、ストレスとプレッシャーに押し潰された人たちが、弱そうに見える人を標的にしている感じでした。自分も半年以上標的でつらかったですし、自分以外がイジメられているのを見るのも不快でした。

だから、その職場を自己都合で辞めると決断し、その日にちが迫ってくると、嬉しくて嬉しくて、ニヤけ顔を隠すのが大変で、コロナの数年前ですが、毎日マスクをしていたくらいです。

それが、明日が最後の出勤日だというのに、嬉しくないどころか、つらくて苦しいのです。あんなにひどくイジメられたときでも、サボらずに毎日出勤していたのに、出勤最終日に無断欠勤を本気で考え始めました。

理由は、やっぱり、この職場が大好きだったから!

と、そんなオチはなくて、最後の挨拶があるからだったんです。

退職するときのあの最後の挨拶が苦手なんです。そもそもたくさんの人の前で話すのが苦手なのに、辞めたくて辞めたくて仕方なかった職場を、ようやく辞められて嬉しいのに、表向きはまったく反対のことを言わなければならないですし、みんなわたしの本音を知ってるのに、温かく拍手して、上司が贈る言葉をかけて、花束贈呈まであります。

そのとき、いちばんイヤなのが、わたしが辞める数か月前に辞めていった女性たちが、みな最後の挨拶のとき、号泣したからなのです。中には、勤続半年の人も泣いていました。

泣かないとダメなのかしら?

黒くドヨドヨとした無言のプレッシャーが、上から覆い尽くしてきます。

やっぱり、明日は無断欠勤だ!

そんなとき、聴いた曲が『ジャングル・ダンス』です。

作曲は、あの小室哲哉氏です。この曲は1988年の作品なので、小室ファミリーが音楽業界を席巻する1990年代の前なのですが、イントロがゴリゴリの小室哲哉ソング、小室哲哉旋風の幕開けを予感させます。

メロディは終始アップテンポで、少しだけ歌詞が暗くなりかけても、そんなの知ったこっちゃない! と言わんばかりに明るくあり続けます。

歌詞も、動物園を舞台にして、アフリカから来た動物についての内容で、途中暗くなりかけても、小室哲哉サウンドに引っ張られるようにして、アフリカから動物たちが落ち込むなんてことはありません。

だからと言って、明るさや前向きさを押し付けるわけでもなく、ある意味、深く考えるなんて無意味なんじゃないかと思わせるくらいの陽気な歌に仕上がっています。

けなしていませんよ。感心しているんです。こんなに説教くさくならずに、人の気分を上げられる曲って、制作できるのだという。まったく理屈なんて分からなくてもいいんです。とにかく気分が上がるんです。それが歌の力です。小室マジックです。

このようにして『ジャングル・ダンス』を聴き始めると、黒く濃い霧が徐々に晴れてきて、鬱がみるみる解消されました。

出勤前日の深夜も、出勤当日の朝も『ジャングル・ダンス』を聴き続けたので、無事出勤できました。

職場にいるときも、脳内で『ジャングル・ダンス』が鳴り響き、最後の挨拶も、大人の対応として無事感謝やお礼を述べられました。

ただ一点、今まで退職した女性たちと違っていたのは、最後の挨拶で終始ニコニコしていたことです。

* * *

明日、約8ヶ月ちょっとぶりに働き始めます。不安もありますが『ジャングル・ダンス』と共に乗り越えていきます。

皆さんも、明日がなんだかイヤだな~と思ったときは『ジャングル・ダンス』を聴いてみてください。

◆自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口

 ▼いのちの電話 0570・783・556(午前10時~午後10時)、0120・783・556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)

 ▼こころの健康相談統一ダイヤル 0570・064・556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

 ▼よりそいホットライン 0120・279・338(24時間対応) 岩手、宮城、福島各県からは0120・279・226(24時間対応)

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