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ドラマsilent:涙で次の話に進めません。

新ドラマは始まる前に予約録画するけど、どんどん観ることが億劫になっちゃって普段全く影響なく無関係に生きて来ました。そんな私ですが、先週から撮り溜めていたものを観ています。今日は、「silent」をまだ3話目しか観られていないのに、どうしてか号泣して一気に次の話へ進めない私の気持ちと向き合いたいと思います。

内容はもう、言わずもがなですね。こんなに注目を集めているドラマなので。先ほど3話を終えました。最終場面は湊斗君と想君が、紬ちゃんの家でぶつかる、と言っても湊斗君の思いが一方的に溢れてしまうところです。聞こえないと分かっているのに名前を呼んでしまうシーンが切なかったです。まだこのペースで見ていて、本編9話まで進んでいるので今と状況がきっと大きく変わっていると思いますが。あくまで3話までの私の意見になります。


きっとこの先、紬ちゃんは湊斗君とお別れして、想君と生きていくことを選択していくんだろうな、と考えています。だってドラマだから。思い合っている二人がこれからを生きていくことが美しいから。身を引いた方も「これで良かったんだ」ときっと晴々しい気持ちになるんだろうな、と。でも現実世界でこの選択ができる人ってきっと少ないだろうな、と思うんです。特に20代後半以降の現実的な大人であればあるほど。好きな人と付き合う選択も、身を引く選択も、今となっては難しいです。

ちょっと前までは「好き同士」が手を握り合うことに間違いはないと信じて疑いませんでした。好きだけど付き合わない、好きだけど違う人を選ぶ、1番目より2番目の考えに反対をしていましたが、今はそうではないのです。その気持ちがようやく理解できるようになってしまいました。大人になったのかな。


「世の中は自分が主人公だ」という人がいます。本にもその言葉が登場する頻度が高いです。「自分が主人公だから自分が満足いく人生を」と。でも私は自分が主人公だったとしても、他者が痛みを我慢して生きることは違うと考えたいです。生きていればとてつもなく苦しいことにぶつかります。全くの予告なしに。その時、自分のそばに居てくれる人こそが、本当に一生モノの宝ではないでしょうか。その人が悲しむ理由を作ってしまうのは、、、もう経験したくありません。

例えば、連絡が取れない状況にしている相手。非表示にしていたり通知をオフにしていたり。本当に助けて欲しい時に連絡が取れない人。逆も然り。助けを求められても気づけない相手は、きっと今後、長い付き合いにはならない相手です。本当に大切なら、そんなことまずしていない。相手を気遣うことは大事だけど助けて欲しい時に声をかけないことの方が、信頼を無下にしています。

色々な理由があって、それありきのドラマだけど、27の女からしたら、やっぱりずっと隣にい続けてくれた湊斗君と紬ちゃんの安心した空気感が崩れてしまうことって、観ていてとても辛い。ドラマでは放送されていない、現実世界のカップルみたいな平和な日常や少しの険悪、色々詰まった3年間。きっと湊斗君が自ら身を引くんだろうな、って予想してるけど、想像するだけで辛い。

だから何となくだけど、現実世界では「好き」が全てじゃないんだって今は思う。好きよりも「大事」が大切にされる世の中であってほしい。安心安定ってことじゃなくて、辛い時に手を握っていてくれる大事を、手放しあって欲しくない

とか言って、ドラマってわかっているから、紬ちゃんも湊斗君も想君も、想君が手話でお話しする女の子も、みんなが幸せになってくれ、と願いながら見ちゃうんだけど。どうしても今は湊斗君に肩入れしちゃって、全く4話へと進めないでいます。4話、5話に進んじゃえば、関係性がガラッと変わってしまいそうな気がして、寂しくて怖いです。

そう、ロケ地のカフェがめちゃ人気らしいですね!私もあの大きい窓に座って色々思いを馳せたいです。2年後くらいに、ちょっと空いた頃に行きたいな。


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